先日行われた第40回 全日本高齢者武道大会(剣道)で本県女子が団体優勝しました。団体3名のうち黙行会関係ではHAHAウッキーさんとK池M先生が出場されたそうです。しかも個人ではK池M先生が準優勝。
全くもって素晴らしい!の一言に尽きます。お祝い事は何度あっても嬉しいもの。次回の黙行会でもご披露したいと思います。
おめでとうございました。
先日行われた第40回 全日本高齢者武道大会(剣道)で本県女子が団体優勝しました。団体3名のうち黙行会関係ではHAHAウッキーさんとK池M先生が出場されたそうです。しかも個人ではK池M先生が準優勝。
全くもって素晴らしい!の一言に尽きます。お祝い事は何度あっても嬉しいもの。次回の黙行会でもご披露したいと思います。
おめでとうございました。
5日は八段及び範士の立ち合いの場ということで私の中ではメインイベント。特に若手八段の動きはまぶしく見えます。中でも注目はE花弟八段。過去の実績もあるのでしょうが、彼の放つ独特なオーラは会場の視線を集めていました。
しかし、少し日が置いても記憶に残っているのは範士の先生方が多いような気がします。1番印象深かったのは島NT範士の技の冴え。打突した時の音が「切れる音」に聞こえ、打たれた方も切られた感覚を持つのではないかと思うような打突です。また、大トリを務められたT崎範士の衰えない剣道はちょっと次元が違います。大正から昭和・平成を駆け抜け、来年新元号になってもその勢いが留まることはなさそうです。
そうそう、楽しみにしていたS道範士とM砂範士の立ち合いはM砂範士が欠席されたためS野範士との立ち合いとなりました。その立ち合いの前にS野範士はT橋範士と立ち合われ、S野範士はT橋範士のパワフルな動きを封じるが如く積極的に技を仕掛けておられました。「動的」な剣道はT橋範士の真骨頂。S野範士はT橋範士の土俵で勝負をされたように感じました。対してS道範士とS野範士の立ち合いはお互いに激しいやりとりがありながら一本も繰り出すことなく終わり、外見的には「静的」な剣道。2範士相手にまるで別人のような立ち合いをされたS野範士に感銘を受けました。
3日まではやや天候に恵まれませんでしたが4、5日は爽やかな「風薫る京都」という表現がピタリとくる大会でした。来年は審査受審予定のため今までのような気楽さが無くなるかも知れませんが、それはそれでまた新たな経験ができるという意味では楽しみと言えます。色々な意味で来年に向けて「いい風」をもらいました。(終わり)
T八段が範士称号に合格された情報が駆け巡り、なぜか私の元にも複数の先生方から「おめでとうございます!」と電話やメールを頂きました。私が「ありがとうございます!」と返すのは変なので臨機応変に返しつつも、お祝いの気持ちが伝わってきてとても嬉しく感じます。
さて、演武大会4日の朝稽古は混雑が激しく、K井範士に辿りついたのは10人くらい並んだあと。前日にアドバイスを受けた「ほとばしる気合」を込めてK井範士に初太刀を打ち込もうとしたところ、その先を取られて面を打ち抜かれました。初太刀で参りましたと竹刀を納めてもよかったのですが、気を取り直してもう一度。しかし、一本も掠ることなく終わりました。昨年まではもう少し打たせてもらえたのに今年は全く相手にしてもらえませんでした。
その後、S野範士の列に並びましたが私の直前で時間切れ。今年はS野範士にもK井範士にも尋常でない位の行列が出来ていました。以前はこんな列ではなかったのに…ひょっとしてこのブログが影響を与えた?と勘繰るくらい。
そう言えば昨年か一昨年か、他県の先生から「かんりにんはいい先生に並ぶね~」とお褒め?の言葉を頂戴したことがあります。その先生が以前稽古をお願いして衝撃を受けた先生の列に私が並んでいたというのです。おっと!こういう情報漏洩が自分の首を絞めるのを忘れていました。
演武大会での自分の出番は正午頃。お相手は大柄で構えが安定しており、動じない先生でした。直前のU弟先生が見事な2本勝ちを収めたこともあり、思い切って捨て切ることだけを考えて初太刀の面を繰り出しました。しかし、体勢が崩れて相面が流れてしまい、一本にならず。その後数合ののち、小手面に乗ろうと小手の誘いの動作を起こした瞬間に小手をバックリ決められて一本あり。作意が見事に見破られました。
結果は負けましたが、自分なりの剣道は出せた部分もあり、晴れやかな気分で終えることができました。あとは修正すべき点をいかに早く修正するかです。でもこの作業が一番難しいんですよね~。(続く)
大雨の予想だった日曜日、新幹線が動いてくれることを祈りつつ始発列車に乗り込み、何事もなく無事会場に到着。八段選抜大会を観戦することができました。
巷のうわさでは今年から選考基準が変わり、新陳代謝を促したとか。昨年準優勝の実績を持つT八段も例外ではなく、残念ながら今回はその雄姿を見ることができませんでした。
残念な気持ちが残りつつも試合を観戦すると、時間と費用をかけて見に行った甲斐はありました。M崎先生、I田先生らの試合では強い踏み込み足の振動が床を伝わってパイプ椅子まで震えます。また、S谷選手の入り身の速さと深さは抜群で打ち抜いた後の姿勢も美しくただただ感動していました。
優勝されたO田先生の正統派剣道は圧巻で終始体移動が安定しており、それでいて捨て切るところでは捨て切った技を出していらっしゃいました。ちなみに私が勝手に選ぶ最優秀試合賞は準々決勝でのM崎先生との対戦でした。
各試合観戦して感じたことは一流選手は「多彩な技」と「捨て切る一本」が高度な次元で両立しているということ。出来る出来ないに関わらず、とても勉強になります。
話はガラッと変わり…、17日(火)は黙行会となっております。稽古後に3月で定年退職された先生のお祝いを兼ね記念撮影をしたいと思いますので奮ってご参加ください。
8日は国体予選会に出場しました。私の1回戦は昨年もお手合わせした黙行会の常連T原先生。一昨年とその前年には国体強化選手として活躍している先生です。どっしりとした構えは以前にも増して風格があり、迂闊には出られない雰囲気があります。終盤になり、打ち合いの中でT原先生がたまたま崩れたところに乗れて辛勝。
2回戦はI原先生。全国的に有名な先生で、このところ試合でお見かけしていませんでしたが、今回は珍しくお出になられていました。相変わらず崩れない構え。こちらが我慢しきれずに崩れるところを狙ってくるのが分かっていたので、なかなか攻め手がありません。延長戦になり、つい我慢しきれず私が出たところを下がりながら面で仕留められてしまいました。
1回戦と2回戦に共通するのは試合のテクニック不足。勝つための多彩な技を持たなければここ一番で勝ち切ることができないような気がします。
所々で捨て切ることができたこと(結果的に機会ではありませんが)は収穫ですが、テクニックを加味した上でいつどのようにして捨てるかが今後の課題になりそうです。と言って中高生の時に使った技を思い出して練習するのはいかがなものかと思う自分もいて、不惑をとうに過ぎても惑うばかりです。
25日は都道府県予選会。今回は寒稽古でご指導頂いたことを発揮しようと、出来るだけ力まずに臨みました。
ところが、初戦の初太刀をお相手に決められ、「今年は一回戦負けか?」と頭をよぎりました。こうなると力む力まないは頭から完全に離れ、「とにかく勝つモード」に入って足幅は広がり、がむしゃらに取りに行った甲斐あって何とか辛勝。2回戦、3回戦も薄氷を踏む思いで決勝までコマを進めました。
決勝戦に入ると「あと1勝で本戦出場!」という欲が出たからか、打ち急いだ結果、早々に逆胴を決められ、取り返すことができずに終わりました。「たら・れば」を言えばもう少し攻め勝って打てば良かったかも知れません。それが出来なかったのが今の実力ということです。
試合前は寝付きが悪くなるほど緊張し、試合中は必死になり、試合後は反省のお土産、と色々な局面を提供してくれます。「なぜあそこで!」とときおり自己嫌悪に陥りつつも、こうした体験は試合に出られるからこそ得られるもの。感謝しつつ、次の試合でリベンジを期していきたいと思います。
日曜日は広域地区の中学校剣道大会が行われ、男子女子それぞれの団体・個人戦で白熱した試合が展開されました。
個人的に最も印象深かったのは男子個人の準々決勝。お互い一歩も譲らず延長戦へ。それでもなかなか決着がつかず、要項に従い延長戦の所定時間を過ぎたので「水入り」の指示が出されました。しかし、その後も延々と試合は続き、2度目の「水入り」の指示。
まさに死闘の様相を呈し、会場がシンと静まり返って2人の試合に釘付けになっていました。まさにどちらが勝ってもおかしくない一進一退の状況。ところが残念なことに、2度目の「水入り」の際、一方の選手の足に疲労が原因と思われる不具合が生じました。棄権することも選択肢の一つと考えられましたが、「やります」とのこと。
しかし、試合が続行してしばらく経った頃、足に不具合の出た選手がとうとう力尽き、その場に崩れ落ちてしまいました。
2度目の「水入り」の時点で棄権した方が良かったのか、どうなのか色々な意見はあるでしょうが、私は最後まで戦った選手の勇気を称えたいと思います。まぁ、実力のある選手なのでしばらくしたら鍛え直して再起することでしょう。
「ファイト!冷たい水の中をふるえながらのぼってゆけ~♪(引用:ファイト・作詞作曲:中島みゆき)」
お互いが力を出し切ったナイスな試合でした。
土曜日は全国的に有名な実業団チームのMS保険の方が何名か来県されました。午前中はK稽古会、午後は本県の社会人を中心とするチームと白熱した練習試合が展開されました。MSチームはインハイ優勝経験のある選手3名を擁する強豪ということもあり、内容が素晴らしかった!見習うべきことが多かったです。その後の稽古や飲み会等も含めて交剣知愛を深めることができました。
翌日の日曜日は地区大会。U兄弟先生が打った剣道形は稽古時より数段見応えがありました。長時間に渡り選手、審判、役員、付き添いの皆様、お疲れ様でした。
また、この土日の昇段審査で昇段された先生方、大変おめでとうございます!遠方の大学の先輩からも昇段のご報告を頂き、何百キロ離れた先輩が住んでいる方向に向かって祝杯を挙げました。
さて、21日(火)は黙行会です。黙行会参加者で合格された方は稽古後にご披露したいと思いますので事前に事務局までご報告をお願いします。
毎年恒例のお願いとして11・12月で下期分の道場使用料をお1人様1000円にてお願いしています。前回同様、集金箱と芳名帳を用意しておきますので皆様のご協力を賜りますようよろしくお願いします。
土曜日は親王杯八段戦があり、本県代表であるT八段の応援に行ってきました。出場年齢に制限があるらしく、今年が最後の出場になるかも知れないということ。T八段と一緒に試合場の地下駐車場に着くとたまたまM弟先生の車と隣り合わせになり、T八段と共にご挨拶しました。M弟先生とは先日のK大合宿でもご一緒させて頂いたため、ここ最近ご縁があります。
T八段は3試合目に登場され、当然のことながら会場の注目を集めていました。動画サイトでネット配信されていた通り、お相手の捨て身の面が決まり、応援の立場としては残念というほかありません。あと何試合か拝見したかったというのが本音です。
そもそも出場者は1都8県から選抜された優秀な選手ばかり。1回戦のI田選手とS藤選手の試合は決勝戦か?と思うくらい迫力に感動し、S谷選手の技に唸り、Y野選手の思い切りの良さに感嘆しました。序盤から体の勢いが際立っていたI佐選手が結果的に優勝。
そのI佐選手と準決勝で対戦したのがM弟先生。私の角度からはM弟先生の小手の方が優位に見えましたが、旗は3本ともI佐選手に上がりました。試合後、M弟先生に伺うと「旗が上がった方が勝ち」とあっさり。質問した私の方が恥ずかしくなりました。
帰ってからの反省会では飲み過ぎ食べ過ぎてしまい、翌日に反省会の反省をしています。見たり聞いたり話したり、反省しながらいろいろなことが勉強になりますね。
20日の日曜日は全日本選手権予選があり、審判を務めてきました。若い人の動きは俊敏で適正な有効打突を見極めるのが非常に難しく感じます。そのような中でも実力者は確実に上位に駒を進め、決勝戦は前年と同じ顔合わせになりました。
このとき、私は審判席から試合を見ていましたが、コートの外からでも優勝した選手の勝利に対する執念を感じました。自分の意思が運命までも左右するのかも知れませんね。
さて、週末は夏季全国審査会が行われます。県内からは少数ながらも受審される先生方のご武運をお祈りします。
なお、S玉県Y崎先生が六段にご昇段されましたことを報告いたします。黙行会関係者でご昇段された方のご報告をお待ちしております。