2月は1か月の日数が普段の月に比べて少ないせいか、月末が来るのがあっという間と感じるのは私だけでしょうか。
25日は都道府県予選があり、久しぶりに試合をしました。対戦相手は顔見知りの先生ばかりで、お互いの手の内は周知しています。とは言え、試合をしてみると口でいうほど簡単なものではありません。動じないように、崩さないようにと心がけ、捨て切ることのみを意識しても、無意識に無駄な動きや無駄打ちが多くなってしまったのは反省点です。
さて、27日は黙行会となっております。年度末にかけてお忙しいとは存じますが、是非稽古に足をお運びください。
なお、黙行会に参加されていて、先日の審査会にて昇段された先生は事務局までお知らせください。
11月に入り、暖かい日が続いていますが、気づけば今年もあと2か月となりました。年々季節感を感じなくなってきたのは歳のせいばかりとは言えないようです。
さて、先日行われた、ねんりんピックにおいて、本県は準優勝と大健闘されました。黙行会に参加されていらっしゃる先生も2名いらっしゃり、大いに貢献されたとうかがっています。
次回の黙行会でご披露ですね。
26日は県の都道府県予選が行われ、出場してきました。いつもながら反省の多い試合になったものの、具体的にどこが足りないか審判の旗でおおよそ見当がつきました。
まずは、打突力や切れに問題があるのが一つ。これは数少ないチャンスを一本に出来なかった反省点でもあります。次に攻め方。攻め方が単調であったり、相手の心理状態の把握が不足していたりでこの克服は稽古で色々と試してみる以外なさそうです。
まぁ、試合に出場して反省できるだけでもありがたいことです。これらの課題をいつまで意識し続けられるか…も重要ですね。
それより、明日明後日に出そうな疲れや筋肉痛が心配です。
先日の全日本選手権大会は現場に行くことができず、インターネット+TVでの観戦となりましたが、決勝戦はとても見応えのある良い試合でした。特に優勝した選手は決勝であれだけ捨て切れるのは凄いな~と思って見ていました。
近年は動画配信され、オンタイムでなくともインターネットでも見られるため、見逃した本県代表の初戦も遡って見ることができます。県内の試合で見るいつもの感じと若干の違いを感じつつも、大舞台の特別な緊張感ならいつもどおりでなくて当然か~なんて思いながら巻き戻して何回か見直していました。
違和感と言えば、剣道形の最初に正面に歩み寄ってお辞儀をする所作を拝見し、「おやっ!?何だろう、初めての光景」と思ったのは私だけではなかったはず。そのことを剣道形を打たれた当の範士に尋ねると「台覧試合だったから」ということでした。
なるほど。画面越しにでも伝わるいつもと違った緊張感はこれだったのか!謎が全て解消された瞬間でした。皇族のご臨席は70回の記念大会だからなのでしょうか。後から聞いた話によれば女王殿下の「お言葉」は人々の胸に刺さる内容だったそうです。
特別な緊張感が良い方向に働くこともあれば、そうでない方向に動くこともあるということですね。でも、この緊張感を味わえるのは選ばれた人のみ。羨ましいかぎりです。
2月26日に県内で都道府県予選会が行われました。直近で試合に出場した昨年の4月上旬から約11か月ぶりの試合になります。
トーナメント表を見たとき、初戦で八段の先生との対戦が分かったので、審査のイメージも念頭に置きながら、胸を借りる気持ちで臨むことができました。
しかし、いざ対戦してみると、応じ技の卓越した選手相手に捨て切る技を出せず、機会でないところで中途半端に打ち出すことが多くなってしまいました。結局は打ち気に逸ったところに出小手をもらい、一回戦敗退。
自分の姿をビデオで見返すと、どっしりとした構えが出来ておらず、歩幅が広くなり、胸の広がりが狭く、身体の重心が前がかりになっていて、イメージしていた姿とはかなりのギャップが映し出されていました。更に、自分で機会を作ることができていないことや打突の弱さも気になります。
5月審査に向けての課題の一つが明確になったという部分では試合に出て収穫があったと思えるところです。今は試行錯誤していることが結構な楽しみ。また頑張ります。
先日お邪魔した道場には神前の側面に大きな扁額が飾られており、T範士がF岡S範士から頂いたというその書には「不動心」と揮毫されていました。
流麗さの中に力強さがあり、書き出しから最後まで切れない気の繋がりは見るものを惹きつけます。T範士に稽古後頂いたお言葉は、当然のことながら「心が動いている」でした。
さて、4日は国体予選。私の試合は延長に入って面に出たところ小手を打たれ、一回戦負け。詰まる所は実力不足です。主たる要因は覚悟の足りなさ、打突力や迫力不足等が敗因だろうと分析しています。ただ、全てがダメダメでもなく、今までは恐くて面に行けなかった場面で何本か捨てた技が出せたことは、試合に出て良かったと思える瞬間でした。
仮に捨てるステップはクリアしたとしても、相対(あいたい)の中で溜めるとか、覚悟を決めるとか、腰から打突力のある打ちを決めるとか本番で発揮することの難しさをしみじみと感じています。陽の目を見るまで、まだ地中生活が続きそうです。
13日と14日の土日は別々の大会で七段戦が行われ、出場したどちらの試合とも2本負けに終わりました。
負けようと思って試合するわけではないのですが、さりとて相手を煽ったり、何としても打たせないような剣道をいつまでも続けることに価値を見出しにくくなってきたところで、今回は、「しっかり立つ」ことと「相手の中に入る」ことを目標にしました。
「しっかり立つ」は無意味な足の出し入れを減らそうとする意図、「相手の中に入る」は勇気を持ってもう一つ攻めを効かせることを意図しました。
たった2つですが、まぁ~難しかったです。「しっかり立つ」課題では1人目の試合では蹲踞から立ち上がってすぐに足が動いてしまい、長年の悪癖は直らず。「相手の中に入る」もチャンスは何度かあったものの相手に打たれる恐怖心に負け、腰から十分に入ることはできませんでした。
もっと鮮やかに負けていいんだ、もっと打たれてもいいんだという覚悟が足りなかったのかも知れません。どういう剣道を目指して表現していくのか、試合は一番の勉強の場所です。
6日、7日の土日は国体強化合宿が行われ、1都10県が本県に集まりました。今回、私は事務方のお手伝いということで、主に記録係を担当。仕事の合間に本部席から試合を間近で見ることができました。
当然のことながら、代表選手の試合ぶりは素晴らしい内容で、特に国体の主催が近い県は既に強化されており、とても見応えがありました。
展開される試合内容をどう自分の中に取り入れられるか、あれこれ考えて拝見していましたが、目に見えない気攻めなどもあり、結局、いい試合の印象だけ残った感じです。
考えてみれば、試合を見て自分の剣道に活かせる…なんていう能力があれば、とっくに強くなっているはず。そこまでいかなくともモチベーションの維持には大いに役立ちました。選手役員審判の先生方、大変お疲れ様でした。
21日の八段選抜大会を動画でご覧になった方もいらっしゃると思います。本県や近隣県からも多くの先生方が会場にお出でになりました。
最高峰の試合ということで見応え十分。その試合のどこを見て何を感じるかが重要なところ…、その辺りをT範士、ウッキーご夫妻と一緒に話しながら帰路につきました。
自分の進む方向性は決して間違っていないと確信が持てましたが、自分で体現出来るかは全くの別物です。
一生を終えるうちに果たしてどれだけ近づけられるのか?方向を見失わずに一歩一歩改善していくことが大事と教えられた大会でした。
7日の日曜日は県内で国体一次予選会が行われました。前回の都道府県予選の反省を活かし、打たれまいとする意識よりどこで捨てるかを意識して臨みました。
至らない部分(大半)と少しましになった部分が見え、結果的に負けたのには違いないのですが、守りを固めるより攻めを意識した点だけは良かったように思います。
しかし、道のりが遠いことが再認識したのも事実。まぁ妄想の中にいるより試合の中で自分をさらして欠点を見つける方が近道と信じてまた試合に出たいですね。
加えて、質の高い試合を拝見できる機会でもあり、とても有意義な試合でした。
群馬県内で行われる剣道稽古会の黙行会(もくぎょうかい)