2月も立春を過ぎ、昼間は暖かい日が多くなってきた気がします。
さて、土曜日は県内で行われた受審者講習会を受講してきました。立ち合いは2人と、時間は本番と同じ2分間。1人目は試合等で何回も対戦しているお相手で手の内はお互い分かっています。自分ではしっかり溜められたと思う反面、お相手の動きに捌くとか応じるとかの反応ができずに自分から打ち出せば有効打突にならない残念なパターン。結局2人目も会心の打ちが出せずに終わりました。
講評では作り過ぎであるとか、腰から体が出ていないとか、貴重なご意見を賜りました。最近は打ち出しから打突までの体の移動を気にして稽古をしているものの理想形まではなお時間がかかりそうです。
受講後の元立ち稽古では普段お手合わせできない先生方に久しぶりに掛かれたのは収穫でした。
1日経って振り返ると、まずは基本打ちをしっかり打てるようにしなければと反省しています。
新型ウイルスだったり、英国のEU離脱だったり、世界的な動きがある今日この頃、これからどうなっていくかちょっと不安を感じます。
さて、2月1日は県外から2名の範士の先生を迎えて予備審査がありました。同世代の先生方との立合いなのでお互い手の内は知っている間柄です。とは言え、やはり緊張します。
立合いが終わった後、○原範士から1人1人丁寧なご指導があり、私は「気合の出し方」と「溜めと爆発」の2点についてご指摘賜りました。
世界的な動きは自分の力ではどうしようもありませんが、自分の剣道は少しでも変えていくことは可能と信じて、ご指摘された点に気をつけていきたいと思います。
13日はT支部の役員総会があり、役員改選で新支部長にF木先生が就任されたことを筆頭に何名かの異動がありました。去る人を思う春愁と新しい体制への期待が入り混じった、この改選期ならではの気分になります。
次の14日は県内から多くの受講生が集まり、盛況な審判講習会が行われました。私のコートはI井教士八段が担当され、丁寧な解説に得心したり、考えさせられたりして、指導者としての素晴らしさに感服しました。
講習会後には稽古会が行われ、若手実力者達といい稽古ができました。残念ながらI井先生にお願いできませんでしたが、いつかどこかで稽古をお願いしたいものです。
さて、16日(火)は黙行会となっております。新年度が始まり何かとお忙しいところではありますが、皆様のご参加よろしくお願い致します。
土曜日は昇段審査の予備審査が行われ、10年ぶりに私も参加しました。本番と同様にABCDの4人1組で1人2分間の立ち合い。立ち合った2人とはしょっちゅう稽古をしているのでお互い手の内は熟知しています。
このところの稽古不足で自信はなく、一方的に打たれることを覚悟して臨みました。結果的には思ったよりは一方的に打たれずにすみましたが、機会でないところで出ることも多々あり、講評を頂いたI立範士からは「以前よりはマシになったが、物足りない。」とのこと。要するにまだ実力不足と言われた訳ですが、思ったより動けたことと、I立範士に顔を覚えてもらっていたことに嬉しさを感じて道場を後にしました。
その足でT範士、U兄弟先生の4人でJ大の寒稽古に向かい、途中でN岸先生とJ大のN村先生と合流し、いつもの居酒屋で夕飯を共にし、寒稽古に備えました。
翌日、寒稽古にしては暖かく感じられる早朝5:30からスタート。30~40分間の切り返しから始まり、掛稽古30~40分間、地稽古30~40分間。昨年の掛稽古で規格外の大型選手に身体ごともっていかれたことが思い出されます。今年もその彼と掛稽古でこちらが飛ばされました。しかし、今年はT範士やU兄弟先生にさんざん「ご指導」を受けた後だったようで体力が弱っていたのが不幸中の幸い。なんとか凌げました。その代わり、私に掛稽古だけで6回!もかかってきた学生がいて(物好きなのか?)、実力の高い選手なのでこちらが全精力をつぎ込んで体当たりをしても、腰砕けることなく、逆に有り余る体力で押し込んでくることが何回?か何十回?かあって、彼と鍔迫り合いでおしくらまんじゅうをしながら太鼓の音(終了の合図)を聞きました。
寒稽古で出し尽くして弱っているところ(私事で恐縮です)で5日(火)は黙行会です。皆様のご参加をよろしくお願いいたします。
日曜日は県剣連主催の講習会があり、県内各地から多くの受講生が集まりました。講師のN田範士は剣道形について特に丁寧な説明をされ、なるほど!と合点することも多く、理合いについて知識が深まったように感じました。
剣道形はおんたけでも講習を受けたはずなのに日が経つと忘れている所もあり、「木刀による…」はそれ以上かも知れません。やらないと何事もレベルが落ちていってしまいますね。
さて、22日(火)6:50分~は新年初の黙行会です。心機一転、今年から黙行会に参加してみようと思っておられる方など、遠慮せず是非足をお運びください。皆様のご参加、よろしくお願いいたします。
黙行会HP来場者延30万人を突破しました(平成30年1月18日頃)。皆様のご愛顧に感謝申し上げます。
1月にも関わらず温かい陽気に包まれた日曜日、広瀬川で有名な杜の都からE藤範士をお迎えして県剣連主催の講習会が行われました。
剣道形に入る前の所作に重点を置かれたり、少年指導の視点だったりと一味ちがった厚みのある講習会となりました。印象深かったのはE藤範士の安定感。ぶれない心身の安定は「調身・調息・調心」とおっしゃっていたお言葉にヒントが隠されているのか?メモを取りながらそんなことを考えていました。
しかし、そこは範士。諭すような優しい言葉とは裏腹に「剣道は一生の修行」や「当地が生んだ剣聖持田盛二先生が基本を習得するのに50歳までかかったのだから凡人は一生の行としなければならない」などサラッと厳しさも示唆しておられました。何はともあれいい勉強になった一日でした。
さて、23日(火)は新年初黙行会となっております。18:50分稽古開始、19:50分稽古終了です。月曜日の午後から雪の予報になっておりますので、無理せず慎重にご判断いただき、お越しの際にはお気をつけてご参加ください。
先週末から台風の大雨の中、2泊3日でおんたけ講習会に参加してきました。日曜日には業界団体の会合があったため早朝稽古が終わると大雨の中、隣県会場に移動して仕事をしてきました。帰りは晴れたものの高速道路の通行止めがあり、迂回することになりました。この寄り道でちょっとした出来事があったのでいつか暇なときに顛末を書いてみます。
講習会ではS道範士をはじめとする豪華な講師陣に加え、地元の子供から県外の高齢の先生まで多くの方がお集まりになりました。ただ、悪天候や各種行事とバッティングしたこともあってか、例年に比べると少な目だったような気がします。
S道範士との稽古では「いいのだけれど、もう一つ」とお言葉を頂戴しました。この「もう一つ」という表現はここ何年か続いており、「もう一つ」の後ろには「迫力がない」と続くのではないかと想像しています。何度言っても理解できないからか、今回は具体的なヒントとして気の収まり(体幹への溜めと爆発)と下半身への落とし込みという表現でご教示頂きました。
私が強いと感じる先生は皆、構えに迫力が備わっており、自分にはその迫力が欠如していると自覚しています。構えに迫力が出るための要素は何となく理解できたのですが、何をどうすればよいのか理解するレベルにはまだ至っていません。
今回ご指摘頂いたことを意識しながら、また一から見直してみます。きっとどこかに何かがあるはずですからね。
先週末はおんたけ講習会、日曜日には小学生大会の審判とハードスケジュールの剣道行事を体験することになりました。おんたけ講習会の講師はS道範士をはじめとする教士・範士の先生方が80名近くの受講生に対し熱心な講義を繰り広げられました。
金曜日の夜、S道範士に稽古をつけて頂き、頂戴した言葉は「ドタバタしている。スー!パパパッパ!とすること。」言葉の意味は痛い程よく分かります。私に足りないものの一つは素早く反応して、スムーズな足捌きをするということでしょう。技の連続性も重要なのかも知れませんね。
日曜日の小学生大会では審判をさせて頂き、有効打突に素早く反応するという面ではとても勉強になりました。いかに素早く、しかも正確に反応(判断)するか…。
今大会で剣道形の演武を披露したT兄先生の師匠である故岡範士が好んで詠われた句「おくれては 梅も桜に劣るらん 魁(さきがけ)てこそ 色も香もあれ」を思い出しました。有効打突が決まったら自分から率先して反応しなければ意味がない…くらいな気持ちで審判を務めなければダメなんでしょうね~。
日曜日は記録的な寒さだそうで、本県でも身に沁みる寒さとなっています。
土曜日は初二段講習会のお手伝い。午後から雪の予報だったので「ひょっとして中止?」という淡い期待を抱きつつも予定通りに行われました。
暖房が入った道場内は日差しもあって、今までにない快適さ。午前中の講習は剣道形で論点整理の指示があった後に班に分かれて各講師による班別指導となりました。
私は初段女子班を受け持つこととなり、人数が少なかったこともあり受講生と一緒に形を打つことにしました。何回も回数を重ねていくと、脳裏にあの時あの先生にこういう風に指摘されなぁと記憶がよみがえってくることがあります。それをそのまま受講生にフィードバックできるという点では一緒に形を打つという方法も悪くないかも知れません。
午後からの実技も「ワンポイントアドバイスしてください」という指示に出来るだけ沿うようなアドバイスを心掛けました。それが受講生にとってプラスになったのかどうかは後日行われる審査会で明らかになることでしょう。
一部にインフルエンザが流行っているところもあるとか。喉をしめらすだけで予防になるという話もありますので、うがいなどして予防に努めたいものです。
日曜日、県連主催の剣道講習会が行われ、E範士とK田教士が講師として来県されました。講話はそれなりに面白く、剣道形も勉強になりましたが、やはり真骨頂は稽古です。私は両講師に稽古をお願いでき、それぞれに剣風は異なるものの、やはり強い!身をもって剣風を味わうことこそが最高の経験のように思います。
受講生の中で「八段の先生同士で模範立合いが見たい。」という声がささやかれ、心の中では私も諸手を挙げて賛成。実は過去の八段戦で今回の講師K田先生とT八段が対戦した試合を拝見したことがあり、とても印象深い試合でした。しかし、「本県であの戦いをもう一度見たい。」とは小心者の私の口からは言えるはずもなく、妄想だけにとどめておきました。
月曜日の朝は久しぶりの大雪で雪かきに追われました。前日の講習会で素振りをした筋肉痛に加わり、水分の含んだ雪をかくたびに身体がギシギシ言います。火曜日の黙行会は大丈夫かなぁ?
という訳で道路等に雪が残っていますので交通安全にお気をつけて新年初の黙行会、是非ご参加ください。
群馬県内で行われる剣道稽古会の黙行会(もくぎょうかい)