大雨の予想だった日曜日、新幹線が動いてくれることを祈りつつ始発列車に乗り込み、何事もなく無事会場に到着。八段選抜大会を観戦することができました。
巷のうわさでは今年から選考基準が変わり、新陳代謝を促したとか。昨年準優勝の実績を持つT八段も例外ではなく、残念ながら今回はその雄姿を見ることができませんでした。
残念な気持ちが残りつつも試合を観戦すると、時間と費用をかけて見に行った甲斐はありました。M崎先生、I田先生らの試合では強い踏み込み足の振動が床を伝わってパイプ椅子まで震えます。また、S谷選手の入り身の速さと深さは抜群で打ち抜いた後の姿勢も美しくただただ感動していました。
優勝されたO田先生の正統派剣道は圧巻で終始体移動が安定しており、それでいて捨て切るところでは捨て切った技を出していらっしゃいました。ちなみに私が勝手に選ぶ最優秀試合賞は準々決勝でのM崎先生との対戦でした。
各試合観戦して感じたことは一流選手は「多彩な技」と「捨て切る一本」が高度な次元で両立しているということ。出来る出来ないに関わらず、とても勉強になります。
話はガラッと変わり…、17日(火)は黙行会となっております。稽古後に3月で定年退職された先生のお祝いを兼ね記念撮影をしたいと思いますので奮ってご参加ください。