2日目の午後稽古は人数が多かったことから違う場所に移動し、新しく綺麗な体育館で稽古が始まりました。私は早速、K国の監督の先生に稽古をお願することに。日本とは違う部分もありつつもポイントを外さないのはさすが大学の先生だなぁという印象です。
その後K国の大学生数人とお手合わせさせて頂いて、何となくK国の特徴を理解しつつも対応が上手くいかず、かなり打たれました。でも、これも勉強です。
2日目の午後練が終わると懇親会が行われる温泉へGO!OB会主催懇親会は十何年もお世話になっているので知っている人ばかり。またまた懇親が深まりました。途中、M岡先生からの「明日、元立ちのやり方を教えましょか?」というお言葉に甘え、3日目の朝稽古は付きっ切りで切り返しや掛稽古の受け方についてご指導を頂きました。
地稽古では恒例になった一年に一度の本県出身のM原先生ともお手合わせでき、怪我もなく何とか無事終了となりました。
「U兄弟がいないのは片手落ちだな!」という浅見先生の先制口撃から始まった今回の寒稽古、自分の実力の無さを再認識した部分や剣道の本質の部分、指導的立場としてのあり方、掛り手を引き出す捌き方等々多くの先生方から非常に高度な勉強をさせて頂きました。すぐに実践するのは難しいとしてもそれらを心に留めてまた精進したいと思います。関係者の皆様には大変お世話になりました。改めてお礼申し上げます。
さてさて、16日の火曜日は黙行会です。寒暖の差が激しい数日になりそうですが、体調にご留意の上、皆様のご参加のほどよろしくお願いいたします。
2日目の朝稽古はランニング「わっしょい」から始まり、準備運動、素振り、座礼から切り返し、掛稽古へと流れます。参加者はいつものようにおちびちゃんからベテランの先生まで幅広い年齢層が集まります。
私は切り返しから元立ちに立ち、掛稽古の中盤まで小学生から大学生まで多くの方を受けさせてもらいました。しかし、今回は前日のS道範士の「いくらでも打たせてやる!」という言葉に従い、掛稽古の途中でお願いすべくS道範士の列に並ぶことにしました。
S道範士の列はこの日も長蛇の列で幸か不幸か掛稽古の時間には回ってこず、私の2人前で地稽古に切り替わりました。しっかり立合うと腹に決め、持てる力を出そうと心掛けました。終盤、ここぞっ!っと出した技が面に当たりました。
剣道には「元立ち力」という言葉があるそうです。如何にして相手の力を引き出せるか?ただ待っていたのでは引き出せない。元立ちが先を掛けるから相手を引き出せる。今回、絶妙なタイミングで引き出して頂いたことで元立ちとして「こうあるべき」というお手本を身をもってご指導頂きました。
このお蔭で若干の自信回復につながったものの、後日、浅見先生のブログに載っていた、何のオーラも発していない自分の立ち姿を見て愕然となったことは言うまでもありません。何でこんなん?これが現実やねん!自問自答を繰り返すばかり…。若干の関西訛りはご愛嬌ということで…。
続く
金曜日の稽古が終わり、夜の懇親会にはS道範士も参加され、隣国大学の師範と監督の先生も同席されました。
この日のスペシャルは浅見先生が持ってこられた最高級ワイン。何本も飲み比べることができ、今まで味わったことのない素晴らしいワインに稽古でのショックは癒されつつありました。
そんな矢先、T八段がS道範士に「かんりにんはK﨑先生や浅見先生に打たれてショックが大きいようですよ!」と癒されつつあった心の傷口に触れてこられます。「じゃぁ、明日の朝、掛ってこい!いくらでも打たせてやる。」というS道範士の一言で一同大爆笑。瞬間的な切り返しもお見事です。
宴席の中盤、K﨑先生とK国の先生方が話されている席にお邪魔しました。師範の先生は範士八段。2013年に行われたコンバットゲームでT八段が準優勝された際、準決勝の主審を務められたご縁があったとか。監督で教授職にある先生は日本語がペラペラで通訳の役割もされています。私が以前K国に行った時のことなどを話しながら楽しい時間を過ごすことができました。
剣道界はこれからますます国際交流の輪が広がるような気がします。
続く
先日のO体大寒稽古はS道範士が退官された後の初寒稽古となりました。我々G玉軍勢は金曜日の午後の稽古から参加。ストレッチや準備運動、素振り、座禅を約1時間した後に地稽古が始まりました。
S道範士が所用でいらっしゃらず、最初にK﨑先生の列に並びました。先に並んでいたG玉軍勢の先鋒、W辺先生がK﨑先生に出足よくいい面技を随所に出していたので私もそれに続こうと息巻いていました。
私の順番になりK﨑先生にお願いすると剣先の圧力があるようなないような…微妙な感覚に陥ります。来るかなぁ~でも来ない、来た!と思っても来ない…その繰り返しの中でいつの間にか分からないうちに初太刀の面を打ち抜かれていました。
いやいや、何かの間違いでしょ?と気を直してもう1回。しかしまたもあっさりと初太刀と同じ攻められ方で2本目も見事に打ち抜かれました。さすがに2本とも同じ軌道で打たれるとショックがデカい。この後、一本もかすることなく戦意喪失感だけが残りました。
K﨑先生のお次は浅見先生。浅見先生にも中心を割られた面を頂き、ショックは傷口に塩を塗られた感じです。その後の稽古のことはあまり覚えておらず、お2人の先生の強烈なインパクトを受けて初日の稽古は終了しました。
続く
怪我もなく、O体大の寒稽古から日曜日に無事帰還しました。今回もG玉軍勢合計6名で訪れた寒稽古は想像以上の語るに尽くせないほど素晴らしいものでした。
その一つは最高のワインを頂いたことでしょうか。稽古とは全く関係ないですね…。稽古の感想文は時間のある時に書くことにします。
とりあえず得られた成果を稽古や試合に反映できるように頑張りたいと思います。
ところで八段選抜の組み合わせが発表になりました。是非ご覧ください。http://kendo.or.jp/competition/senbatsu-8dan/14th/tournamentlist/
2月3日は節分。朝の冷え込みと日中の暖かさの気温差が大きく感じられる今日この頃です。
火曜日になってようやくJ大寒稽古の筋肉痛が治まってきました。日曜日に行われた中学生の試合の審判をしている時は会場が寒かったこともあって筋肉が硬直しているのが分かります。しかし、それで旗を上げられないという事態にならないよう試合を受け持つ前にストレッチなどしてみました。
火曜日のM署ではかなり身体が動くようになって次の寒稽古(O体大)に向けて体調が整ってきています。しかし、毎回楽しみにしている支部稽古会を諸般の事情から今週は欠席予定です。でも、その代わりと言っては何ですが自分の剣道の質を高めることで少しでも還元できるように今週末からの寒稽古で再度厳しく鍛えられてきます。
そうそう、J大寒稽古のバーチャル体験をしてみたい方は浅見先生のブログ http://gkendo.exblog.jp/ に載っていますのでそちらをご覧ください。
予告通り、G玉一行は金曜日の夜からJ大入りし、土曜日の寒稽古をして帰ってきました。
到着してすぐに大学の先生方による酒宴のおもてなしを受けることになり、近くのお店に伺ったところ、そこには顔がほんのり桜色になっている浅見先生もいらっしゃいました。
浅見先生は当剣道談義場をよくご覧になっているそうで、「ここでの話をどう(当談義場で)表現するか真価が問われるぞ。」と飲食に夢中で酔いが回っている私に厳しい課題を課せられます。浅見先生と谷先生との会話のやり取りの中で多岐にわたるヒントが垣間見えましたが、一番印象深い言葉としては「どう感じるかだ」という一言。大病して人生観が変わったという浅見先生だからこそ発せられる重みのある一言です。
ご指導を受ける、良い剣道を見る・体験する等々についてどう受け取り、どう感じるかは千差万別。感じ方によって上達速度も違ってくることでしょう。浅見先生ご自身は既に「浅見流」を確立されておられる点においては自分のスタイルを早く確立することを見習う必要があるかも知れません。文書表現能力も剣道実力も不足で上手く表現できませんでしたが、浅見先生には近日中にご指導を受けるチャンスがあるのでそこでまた学ばせて頂きます。
早朝の寒稽古には「自己流」の言葉で有名になった大学生で日本一の選手も参加しており、注目を集めていました。寒稽古の内容はいつも通りで一生懸命な大学生に負けないように私も集中力を切らさないように努めました。案の定、終わった頃には声がかすれ、汗まみれで腕は上がらなくなり、足腰もガタつきました。特に切り返しや体当たりを受ける影響でふくらはぎの辺りがパンパンです。
でも終わると気持ちがいいものです。心境としては祐さんの剣道手帖の中にある「剣道に学ぶ・サトウハチロー」http://yusannokendo.blog.fc2.com/blog-entry-110.html
に通じるものがあります。*ジバンとは「ジュバン・襦袢」つまり剣道着のこと。
剣縁に恵まれ、こういう場所で寒稽古ができただけでもありがたいことです。関係者の皆様には大変お世話になりました。
月曜日のI島道場は先週行われるはずだった道場開きがの雪の影響で25日に延期されたことからタイミングよく私も神主さんにお祓いをして頂きました。この行事に参列するといつも気持ちがピリッと引き締まります。
火曜日のM署は大人の先生が極端に少ない反面、中学生が極端に多い珍しい光景となりました。中には初心者に近い人もいて、ぎこちない動きがあるものの、ほんの少しアドバイスするだけでそのぎこちなさが解消する人がいました。なかなか上手く出来ない人でも不器用な私に比べれば飲み込みが早いうちに入ります。
木曜日の支部稽古会も中高生と多く稽古し、反省点として中高生相手に捨て切れない自分がいるということです。しかも無駄打ちや正確さに欠ける打ちが何本もあり、そういう意味でもまだまだ修行不足です。
という訳で、自分の修行のために今週末は本県からT八段、U兄弟先生、S玉県からN岸先生と共にJ大寒稽古にお邪魔してきます。足腰が立たなくなるくらいこってり絞られるだろうなぁ~。
年初めの黙行会は平野部にしては大雪の影響からか、概ね普段の2~3割減の参加者となりました。が、しかしそこは黙行会。T八段、M田八段の両八段が顔を揃え、中身は決して薄くなることはありませんでした。個人的には道場が広く使えた分、打ち抜けを意識してみたり、多様な技を出そうと心掛けたりと若干の工夫をしてみました。
稽古終わりにT八段から「師匠に見てもらえる有難さ」という内容のお話がありました。自ら出身大学の寒稽古に赴き、稽古を師匠や先輩に見てもらい、指摘された点を心に留め、自分の剣道を見直そうと思ったとのこと。一流の先生が一流の先生に教えを受けるのはどんなものなのか興味深いものがあります。
第2道場では剣道談義の他、これから向かうであろう大学の寒稽古の日程調整も行われました。「寒稽古」という響きだけでも身震いがしてきます。いつものことながら「行くも地獄、行かぬも地獄」の心境です。
毎年、寒稽古に行って後悔したことはないので今年も実り多きものになりそうですが、いかんせん、この時期が精神的に一番不安定になります。「安心して下さい。」と誰かに言って欲しいものです。
次回の黙行会は2月16日(火)19:00~となります。
金曜日の朝、TVをつけると本県に近い国道でのバス事故の痛ましいニュースが大々的に報じられており、上空ではヘリコプターや小型飛行機が目的地目指して飛んでいき、家の中にいても時折プロペラ音が聞こえてきます。犠牲になったのは将来のある若い人たちが多いと聞き、本当にお気の毒な限りです。心よりご冥福をお祈りいたします。
木曜日の支部稽古会はようやく通常モードに戻った感じで中高生をはじめ多くの参加者で賑わいました。元立ちの先生方が少なく私は元立ちとして稽古をさせて頂きました。1番手から女子高生が若さ全開で掛ってきます。こういう時は受けに回りがちになりますが、そこはこちらから先を掛けるつもりで臨みます。
しかし、初っ端の女子高生からかなり打たれ、ガチンコで臨んでいるだけに「自分が弱くなった?」と心の動揺を隠し切れません。その後に続く別の女子高生にも良いポイントでしっかり打たれ、心が折れそうになりながらも徐々に調子が戻ってきたのがせめてもの救い。後から考えれば「若い人の成長を目の当たりにして嬉しい。」と捉えたほうが正しいのかも知れませんね。精神衛生上も落ち込まなくて済みますし。
稽古が終わって、ある先生から使わなくなった方が所持していたという「木鶏」と揮毫された竹刀袋を頂戴しました。「木鶏」は横綱双葉山が69連勝でストップした時に「未だ木鶏たりえず」と打電したことで有名になった言葉です。その双葉山の69連勝がストップした日がなんと!1月15日ということで何かの因縁を感じます。まるで剣道の神様から「もっと精進しなさい!」と叱咤されているかのようです。
群馬県内で行われる剣道稽古会の黙行会(もくぎょうかい)