熊本県を震源とする地震はその後の余震も含め甚大な被害が出ていることが日を追う毎に明らかになってきています。亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
19日の黙行会は昇段審査も間近に迫ってきているからか、県内外及び外国から40名近くの先生方が参加され、盛況に行われました。外国から参加されたのは海外在住の本県出身の先生で40年前にはT八段とインターハイ出場の座を競い合った仲だとか。時を超えての交剣知愛となったようです。
稽古では下座が一列で座り切れなくなるか?という程の盛況ぶりを見せつけられましたが、八段の先生2人が参加されるなど質も高い内容だったと思います。
座礼後のT八段の講話の中では「試合で勝とう勝とうと思わない、審査で受かろう受かろうと思わない。」というフレーズが非常に印象に残りました。試合中はどうしても勝ちたいという意識が強くなり、審査を受ければ多分受かりたいという気持ちが高まってくるに違いありません。いつまで経ってもコントロールが難しいですね。
5月の黙行会は17日(火)と決まりました。次回もよろしくお願い致します。

新年度に入って支部稽古会には新入生と思われる生徒さんも加入し、大勢の参加者で賑わいました。
気温が上がってきたからか、稽古の後半になると息が上がってくるのが分かります。ここから如何に耐えられるか真価が問われるところです。まだ4月というのに今からこれでは先行きが思いやられます。
さて、17日は八段選抜大会が行われます。支部稽古会に参加されていた先生方も何名かT八段の応援に行かれるとのこと。私も毎年楽しみに観戦していますが、今年の大会は如何に?
本大会を皮切りに今年度の試合シーズン始まりです。

7日は市内の小中学校の入学式。せっかくの晴れ姿なのに一日中冷たい雨に降られて関係者にとっては生憎な天候となってしまいました。翌日の8日は県立高校の入学式・始業式があったようでいよいよ新年度の始まりです。
さて、木曜日支部稽古会は年度替わりで中高生の姿は少なく、大人中心の稽古会でした。私は掛り手に回り、一番にT八段にお願いすることができました。T八段は八段選抜が間近に迫っていることから技の確認や体の運びなど調整に余念がありません。どこに意識を置いているか拝見しているだけで勉強になるところもあり、貴重な稽古となりました。
先日の国体1次予選(自分の試合)を改めて振り返るとチャンスはありながら、体が流れて決めきれなかったとか、技が単調だったとか、起こりが分かり易かったとか負けるだけの原因は数多く頭に浮かびます。
新年度になって心機一転、新たな気持ちで一歩でも半歩でも前進できればいいですね~。

春爛漫。校庭の桜の下で遊ぶ子供達を見ながら麗らかな心持になる今日この頃です。
さて、月曜日はI島道場へお邪魔してきました。このところメキメキと力をつけてきた小中学生も交え、約1時間先生方にみっちり稽古をつけて頂きました。
稽古が終わってある先生に挨拶に行くと「面がへっぴり腰になっている」とのご指摘。「小手はいいんだけどなぁ~」と如何にも残念そうな表情を浮かべながらのダメ出し。自分では徐々に改善しつつあると自負していただけに久しぶりに現実を突きつけられました。
私もよく、中高生に腰について指摘することがあります。以前は自分が出来ないのに人に物申すのにためらいがありましたが、最近ではあまり気にならなくなりました。相手も成長して自分も成長すればいいだけのことですからね。
色々と環境が変わる新年度に向けて気持ちも新たにしたいものです。

26日の土曜日、北海道新幹線の開通や市内に遊戯施設が開園するなど明るいニュースがありました。特に市内の遊戯施設は昔、剣道大会を催していた場所であり、姿形を変えて遊び場が出来たことは嬉しいことです。
さて、日曜日はある高校で行われている中高生合同合宿に参加してきました。試合稽古を見ていると良い所を打つ生徒さんもいて、なかなかやるなぁ~という印象。
ところが、地稽古になりいざ中高生と立合うとしっかり基本ができている人もいれば、当てることが上手い人もいて四苦八苦。タイミングが合わず何本か打たれることもありました。ここをどう捌くか考えるのも修行の一つです。
稽古後の講和でT八段が「基本が大事」という内容を話されました。確かに基本が出来ていないと上に行けません。肝に銘じて基本を見直したいと思います。

22日の黙行会はK川県のK山八段をお迎えした上、3名の初参加の先生も含め盛大に行われました。
また、八段の先生3名をはじめ、県を代表する先生などが多く参加され、寒さが緩んできた影響もあるかも知れませんが、いつもより早く息が上がりました。強者ばかりの2分刻み回り稽古はちょっとした地獄?を味わっているかのようです。
第2道場ではK山八段を囲んで盛り上がり、いつものことながら飲み過ぎました。K山八段やM田八段からお話を伺うと、同感するところもあれば、自分とはレベルが違うと感じることもあり、大いに刺激になります。
色々な先生方が参加され、真剣な稽古と楽しい懇親会は何事にも代えがたい貴重な時間です。今回も行って良かった!と思える3月の黙行会でした。
次回の黙行会は4月19日(火)となります。皆様のご参加、よろしくお願いします。

この連休はあちこちで剣道行事が行われたようで、関係者の方はお忙しかったのではないでしょうか?
私も土曜日に久々の2部練を行い、ゲッソリして帰ってきました。しかし、剣縁を感じる出会いもあり、楽しく稽古をさせて頂きました。
さて、22日(火)は黙行会です。今回の黙行会は他県から八段の先生が初参加されるとのことです。皆さん、奮ってご参加ください。
ということで、稽古後には平成28年の集合写真を撮りたいと思いますのでご準備のほどよろしくお願いします。

「暑さ寒さも彼岸まで」との言葉の通り、寒さも和らぎ、日中はかなりポカポカ陽気になってきました。しかし、仕事で訪れた山間高地ではまだ40センチ近くの雪が残っていて、平地とのギャップを感じます。
人里離れた車通りのない林道で作業をしていると、珍しく対向車があり、見れば土木関係会社に勤める剣道関係者。よくこの場所で、このタイミングで会うものです。きっと何かのご縁があるのでしょう。お互い顔を見合わせて驚きつつも「(雪には)気をつけて!」と笑顔でお別れ。
さて、木曜日恒例支部稽古会は卒業式を終えた中高生も多く、いつもとはやや違う空気感が漂っていました。4月からそれぞれ違う環境で新たなスタートを切る方々にエールを贈りたいと思います。
稽古をしていると、これまでに比べて気温が高くなってきたせいか、汗を掻く量が多くなってきました。これから暑くなるまでのわずかな期間、剣道にとってベストシーズンになりますね。

先週は久しぶりに1週間で5回稽古が出来ました。一般人の量とすればまあまあ。
でも、週最後の5日(土)にライバル視している同世代の先生に百叩きになったとあっては次回リベンジしないわけにはいきません。量より質が大事なんじゃない?って言われたような気がしました。
話は変わって、5日は二十四節気のひとつ啓蟄。虫が穴から出てくる頃と言われています。今月の黙行会写真は虫が穴から出てくる古墳をイメージしました。
本当は上野三碑を今月の写真にしたかったのですが、現地に行ってみたら世界記憶遺産と言うにはあまりにも地味。なのでその隣にある特別史跡の古墳を取り上げたという訳です。発想を変えればがっかりするほどの地味さはどこにもない個性(質)と言えるかもしれません。
その地味さ加減は剣道と相通づるところもありそうです。来年には世界記憶遺産になる可能性がある上野三碑、既知の方もそうでない方もどうぞ、「命のビザ」で有名な杉原千畝ともどもご記憶に留めおきください。https://www.city.takasaki.gunma.jp/info/sanpi/index.html
http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2016012000011/

日曜日の朝、久しぶりの鑽士会にお邪魔しました。その日は大人6名の回り稽古。回り稽古と言っても切り返しから基本打ち、その後に地稽古となります。
休みなしということもあり、結構息が上がります。それでも稽古が終わると「今度は打ち込みとか掛稽古を取り入れようか?」と前向きな発言をする人がいます。色々な都合で休日の朝しか稽古できないという人もいて、限られた時間で最大の効果を上げるにはどうしたらいいか、会長を中心に案を練っているようです。
稽古後には休日ということもあり、本屋に行って剣道雑誌(JandN)を購入したところ、雑誌Nには見慣れた人が集合写真に写っていました。よく見ると見覚えのある中学生の姿も…。真冬の道場は如何にも寒そうな気配ながら空調バッチリとか。
記事を読むと、強くなるために独自の工夫をされているとのこと。不規則な勤務時間の仕事についているChiさんがわざわざ遠方まで足を延ばすのも分かる気がします。各団体、各道場がそれぞれの想いを持って取り組まれているのですね。
ところで、今回の八段審査、合格人数だけ見ると過去最低かも知れません。徐々に意識が遠のいていくのは私だけでしょうか?

群馬県内で行われる剣道稽古会の黙行会(もくぎょうかい)