火曜日はM署稽古会。道場は6階にあり、いつもエレベーターに乗って向かいます。1人でエレベーターに乗り込み、ドアが閉まるのを待っていたところ、慌てて駆け込んできた方がいらしたのですぐに「開」のボタンを押しました。
どうやら子供のお迎えにきたお母さんらしく、「どうもすみません。」の後に「そういう防具袋の形があるのですね。」とか「防具袋にいっぱい入りそうですね。」とか気さくに話しかけてこられます。
「これから大人の稽古ですか?」と尋ねられたので「ええ、皆さんに鍛えてもらいます。」と返したところ、「○‘‘Mですね!」と一言。予想外の言葉に思わず吹き出してしまい、しばらく笑いが止まりませんでした。
稽古はM市内の中学生が多く参加していて、大人の稽古会というより中学生の稽古会に大人が混じっている感覚です。当初の目論見通り、大いに皆さんに鍛えられたため帰宅後にはぐったりです。いつも夏場を迎えるに当たり、この時期自称「プチ熱中症」になるのは毎年のこと。何回か繰り返すことで猛暑に対する免疫がつくと自己暗示をかけています。
と思えば、雨降りで一気に気温が下がることもあり、体調管理が難しくなります。皆様も寒暖の差にご注意ください。

先週末の土・日に東北地方で実務修習時代の同期会があり、当時の同期生が今は転身して被災地周辺の市議を務めていることもあって、専門のガイドさんに同行してもらい立入制限区域近くまで視察してきました。
震災から5年経ってもまだ爪痕は深く、筆舌に尽くし難いほどの現実です。「こんな高いところまで津波が来たのか?」と信じがたい現場を見たり、避難を余儀なくされている地元の方のお話を伺うことでマスコミ情報だけでは伝わらないリアルな実態を垣間見ることが出来ました。まずは現実を知るという小さな一歩になったように思います。
さて、21日火曜日は黙行会でした。インターハイ予選が終わり、黙行会でお世話になっている会場校では今までと雰囲気が違って、終わりと始まりが交差した空気感が漂っていました。
今回の黙行会は関西地区から私の大学時代の先輩が参加したり、「剣道○○」がT八段の取材に来たりと黙行会も何となくいつもと違う空気感で始まりました。しかし、そんなことは最初だけで稽古が始まってしまえばいつも通り。
第2道場では盛り上がり、ついつい飲み過ぎてしまいました。今も飲み過ぎで頭が痛い…。場所を言い間違えてpapasさんにご迷惑を掛け、胸も痛い…。色々と失敗が多いのですが、温かい目で見てやってください。
黙行会リンク集に高校・OB会のHPをリンクしましたのでそちらも是非ご覧ください。

平野部にはそこそこの雨が降るというのにダムの貯水率は未だ回復せず。まぁ、こればかりはどうこうできる類のものではないので神頼みをするしかありません。
痛めた右手首はいつの間にか癒え、日曜日から火曜日まで何事もなく稽古をすることができ、火曜日のM署では久々にI田八段に稽古をつけて頂きました。稽古後に「たまに攻めが効いていることもあるが、それが打ちに繋がっていない」旨のご指導を頂きました。そう言えば月曜日のI島道場でもA井先生から同じようなご指摘があったような…。
本当はどこの攻めが効いているか自分でも分からない状況です。分からないから出られないし、溜めに溜めても結局は機会でないところで出てしまっている感じです。打つべき機会が分からなければラットレースのように同じところでグルグル回っているだけになるし、逆に自分のモノにすればグッと上達する予感がするだけに何とかモノにしたいところ。ここは神頼みではなく、自力本願しかないかな。
先日、見られなかった番組について当剣道談義場に書いたところ、関西の先輩から番組をダビングしたDVDを送って頂き、早速拝見しました。予想していた内容よりかなり充実しており、剣道家の皆様がご覧になっても十分見応えのある番組に仕上がっているように感じました。
もっとも、毎年お世話になっている先生が出演されている番組だから余計にそう思うのかもしれませんが…。やっぱり、全国ネットで放送してもらいたいですね(これも神頼みか?)。

ようやく梅雨らしい雨が降る季節となりました。関東の水瓶である本県ダムの貯水率がかなり低下していることから、これを機会にまとまった雨を期待したいしたいところです。
関西在住の先輩の話によれば関西地区限定でNHK「かんさい熱視線」「極めてなお磨く~剣道八段・最高峰の戦い~」http://www4.nhk.or.jp/P2852/x/2016-06-03/21/55547/8207777/という番組が放送されたということ。A馬範士とK﨑先生を中心に演武大会を追ったそうです。実は5月にK﨑先生とお会いした際、「密着取材を受けている」とお話しを伺っていましたが、それがいつ放送されるかまでは分かりませんでした。いつか全国ネットで再放送されるといいですね。
木曜日支部稽古会はひねった右手首が気になりましたが、いつもどおり参加してきました。稽古に熱中すると痛みは消え、何とか出来るものです。明日以降痛みが出るかも…なんてネガティブなことは思わないようにします。

先月末、友人が学生時代にアルバイトをしていた「ふぐ料理店」が閉店となると聞き、その友人と後輩とで最後の晩餐を味わってきました。ふぐの刺身に白子、鰹のたたき等々など定番ものから旬のものまで大将が気合を込めて出してくれた一品一品はどれも美味しかったです。
アルコールが回ってきたところで閉店の理由を大将に聞くと、「体力が持たなくてさぁ、営業時間内に倒れても迷惑がかかるだろ~」とのことでした。もちろん大病して入院していたことまでは知りませんでした。今まで閉店するイメージがなかったので未だに実感が沸きません。
さて、木曜日は支部稽古会。この日は小学生から70代のベテランの先生まで元立ちも掛り手も非常に大勢の方がお集まりになりました。しかも、高校生に至っては常連校以外の高校からも参加があり、とても賑やかな雰囲気になりました。T支部は現在、小中学生の剣道人口が激減しており、いつまでこの光景が見られるのか分かりません。
自分の稽古では春の六段審査で昇段したばかりの若手実力者の先生にお願いしました。稽古終了の間際、その先生と私だけになり、何十人からの視線が注がれている中で強烈な諸手突きを食らい「参りました」で終了。本当は自分が打って終わりにしたかったのですが、公衆の面前で自分の弱さを晒してしまったという意味ではちょっと恥ずかしかったかも…。まぁ、そういう部分もありながら目の前のお相手に精一杯向かっていくことが大事でしょうか。
『「裏を見せ 表を見せて 散る紅葉」「散る桜 残る桜も 散る桜」(良寛句・諸説あり)』私自身はしばらく散る予定はないのであと数十年は頑張りたいものです。

火曜日は予定通り黙行会が行われ、今回もお忙しい中、また遠方から大勢の先生方がお集まりになりました。
めでたく七段に昇段されたN西先生もご参加頂きました。恩師であるN岸先生は「私と(N西先生は)一緒の段になっちゃった!というか、女性七段は男性八段と同じくらいの価値があるからね~。越されちゃったかなぁ~?」と茶目っ気たっぷりにおっしゃるその表情には嬉しさがにじみ出ていました。
稽古では相変わらず気の抜けない厳しい回り稽古が展開され、汗がしたたり落ちます。益々暑くなるこれからの季節が怖いところです。自分の稽古ではM田八段よりご指導を賜り、至らぬ点がまた一つ判明しました。常に心掛けたいと思います。
第2道場ではT八段が演武大会の際に購入した「ある物」を中心に話が盛り上がりました。いつものことですが、飲んで食べて剣道談義をする楽しい時間はあっと言う間に過ぎてしまいます。
次回の黙行会は6月21日(火)と決定しました。皆様方のご参加、よろしくお願い致します。

演武大会から一週間以上経つのについ昨日のことのように思い出されます。現実逃避でしょうか?
木曜日の支部稽古会は中高生をはじめ、他支部の先生方や黙行会に参加されている県外の先生方も複数参加され、盛況に行われました。わざわざ他支部や他県から時間をかけて稽古に来て頂けることは有難いことです。
気温が高くなり、息が上がるのが早くなります。5月からこの調子では梅雨場が心配です。
さて、週末は高校春季総体、六・七段審査会が予定されています。出場される選手、受審される先生方のご武運をお祈りいたします。

土曜日の夜はS道場の稽古に参加してきました。そこでの話題は八段1次審査を通過されたN曽根先生とU山先生のお話。端的に総括すると、1次審査ではお2人とも完璧な立合いだったようです。誰もが期待した2次審査では惜しくも通過なりませんでしたが、受審される全ての先生方を含め次回に期待です。
話は4日の朝稽古に戻ります。3日に直前で終わってしまったK井範士から「明日一番でやろう!」と声を掛けて頂いたこともあり、まずはK井範士にお願いしました。開始から身動きがとれないくらいの大混雑で構えている最中に隣と接触するなど前後に動くだけでも容易でない状況の中、K井範士にはことごとく先を取られて打ち込まれてしまいました。先月行われた八段戦の2回戦でK井範士とT八段が対戦されたのを思い出されたのか、稽古終わりの挨拶で「T八段によろしく!」と一言付け加えられました。多数の掛り手がいるなかでそういった言葉がスッと出ることはスマートで格好がいい。そういうところも勉強になります。
この日の朝稽古は、八段4名の先生にお願いし終了。剣風の違う先生に触れることができ、お願いした全ての先生に合気で稽古をつけて頂いたことは本当にありがたいことです。つづく

GW中の2~5日はいっとき雨に降られたものの概ね天候に恵まれ、剣道をするには絶好のコンディションでした。私は2日の午後、八段審査の見学から始まりました。
八段審査で印象深かったのは「ひげじい」さんのコメントに返信した通り、高齢の先生が素晴らしい立合いをされたことです。出す技全て決まるなど神がかり的な光景を目の当たりにした気がします。
翌日3日の朝稽古はS道範士、S野範士の両範士に掛り、午後からの中堅剣士合同稽古会では八段の先生4名にお願いするなど充実した一日となりました。
午後からの稽古会には全30名中八段戦優勝者2名を含む八段の先生が12名参加。稽古内容は非常に厳しく、そろそろ1時間経ったかなぁと時計を見るとまだ20分程度しか経っておらず、疲労度は通常の3倍増。お蔭で懇親会での最初のビールは最高に美味しい一杯でした。
懇親会では10期上の先生方とも剣道談義に花が咲き、剣道王国九州の熱さ(飲みっぷり・剣道に取り組む姿勢など)を感じる場面が幾度かありました。強い地域にはそれなりの理由があるものですね~。つづく

日曜日は所属団体のソフトボール大会。約20年ぶりにボールを握ることになりました。1回もバットに当たらないと恥ずかしいので、バッティングセンター通いをして何とか体裁を整えてその日を迎えました。
結果は3打数3安打。久しぶりにしては上出来です。しかし、我チームのピッチャーが崩れ、急遽私がピッチャーを務めることになったから、さあ大変。四球だけは避けようとストライクを取りに行ったところを各打者の餌食となってしまいました。
やはり、全く準備ないままでは上手くいきません。翌日は身体のあちこちが筋肉痛。特に投げ込んだ肩甲骨周辺がパンパンで、火曜日になってようやく癒えてきたところです。
火曜日のM署稽古会では多くの方と稽古をお願いし、いい汗を掻くことができました。同じ汗でもソフトボールと剣道では全く質が違いますね~。でも、たまにはソフトボールも気分転換にいいものです。

群馬県内で行われる剣道稽古会の黙行会(もくぎょうかい)