2日目の朝稽古はランニング「わっしょい」から始まり、準備運動、素振り、座礼から切り返し、掛稽古へと流れます。参加者はいつものようにおちびちゃんからベテランの先生まで幅広い年齢層が集まります。
私は切り返しから元立ちに立ち、掛稽古の中盤まで小学生から大学生まで多くの方を受けさせてもらいました。しかし、今回は前日のS道範士の「いくらでも打たせてやる!」という言葉に従い、掛稽古の途中でお願いすべくS道範士の列に並ぶことにしました。
S道範士の列はこの日も長蛇の列で幸か不幸か掛稽古の時間には回ってこず、私の2人前で地稽古に切り替わりました。しっかり立合うと腹に決め、持てる力を出そうと心掛けました。終盤、ここぞっ!っと出した技が面に当たりました。
剣道には「元立ち力」という言葉があるそうです。如何にして相手の力を引き出せるか?ただ待っていたのでは引き出せない。元立ちが先を掛けるから相手を引き出せる。今回、絶妙なタイミングで引き出して頂いたことで元立ちとして「こうあるべき」というお手本を身をもってご指導頂きました。
このお蔭で若干の自信回復につながったものの、後日、浅見先生のブログに載っていた、何のオーラも発していない自分の立ち姿を見て愕然となったことは言うまでもありません。何でこんなん?これが現実やねん!自問自答を繰り返すばかり…。若干の関西訛りはご愛嬌ということで…。
続く