年の瀬、31日TK高校でU兄弟先生らを中心に8名で打ち込み稽古を含む激しい稽古が行われ、私の稽古納めとなりました。かなりの大汗を掻き、風呂に入ってスッキリしたところでこれから紅白を観ながら大晦日を堪能するつもりです。
さて、この一年は嬉しいこともあり、残念だったこともありました。私自身の嬉しい出来事と言えば7年ぶりの都道府県対抗出場。チームは初戦敗退ながらも自身は本戦での初勝利という出来過ぎの結果が得られ、一生の記念となりました。これでしばらくはメシが食える(少々の辛さにも耐えられる)ように思います。
残念だったことは、段別選手権大会の当日の朝に「ギックリ腰」になって試合に出られなかったこと。まさかまさか、一寸先は闇、まさかの坂があるとは思いもよりませんでした。
その他の反省点としては毎回の稽古が効果的だったか、稽古でかかって来てくれる小中高生らに適切なアドバイスができたか、審判としてどうだったか、などを振り返ると慙愧に堪えません。
しかし、そんなつまらない私の振り返りをはるかに上回る衝撃が走ったのは、年末にきて過去、黙行会も取り上げてもらった「剣道日本」休刊の知らせが飛び込んできたこと。まさに青天の霹靂です。長きに渡る愛読書だったので残念でなりません。
何はともあれ、こうして黙行会をはじめ沢山の先生方や稽古仲間と共に無事一年稽古が続けられたことに深く感謝いたします。一年大変お世話になりました。来年も皆様方にとりまして素晴らしい年になりますよう、心よりご祈念申し上げます。
今年の全日本選手権大会は会場に行くことなく、PC観戦となりました。本県代表F選手の試合はリアルタイムでは見逃してしまいましたが、動画としてアップされていたのでやや遅れて見ることができました。
F選手が早々に小手を決め、おおっ!と歓声を上げた次の瞬間、相手選手の面が決まり、またもやおおっ!よしこれからだ、と思ったのもつかの間、お相手の大技が決まりました。
選手権大会において1分30秒足らずで3本決まるのはとても珍しいことではないでしょうか?小細工をせず、お互いの良いところが全て出たように思います。と言うか、F選手の思い切りに相手選手が感化されたようにも映りました。
勝ちに拘ればもっと違う選択肢もあったはずなのにあえてその選択肢をとらなかったのかも知れません。いずれにしても記憶に残る試合になりました。
なお、虎の穴稽古会は10日(金)があり、13日(月)は中止ということです。
仕事で郊外に行く途中、田んぼでは稲刈りが始まっており、稲掛されている地区も見られました。もう少しで美味しい新米が食べられると思うと今から待ち遠しいです。
さて、先日の日曜日は台風の影響で延期された中体連の新人戦が朝から夕方近くまで繰り広げられました。全く面識のない選手でも気合がある選手は目に留まります。今の時代、気合が出せるというだけでも一つの技術と言えるかも知れませんね。
話は変わり、本日発売の「○○時代」、社会人大会やK里剣道場の記事等が載っていました。顔見知りの方々も多く親近感がわきます。整列写真を虫眼鏡で1人1人確認したいくらいです。
土曜日の夜、久しぶりにS道場にお邪魔して小学生達と稽古をさせて頂きました。低学年の子も上級生に負けず劣らず気合が入っており、一瞬たりとも気が抜けません。そんな小学生達を見ていると遠い昔の記憶が思い出されます。
私の実家は私鉄の小さな駅から歩いて15分程度にある郊外の住宅地にありました。
真夏の昼下がり、当時小学校低学年だった私は母と3歳上の姉と一緒にお出かけし、その帰りに母が駅のお店でアイスクリームを買ってくれました。普段、滅多に買い食いをさせなかった母が珍しくアイスクリームを買ってくれたことに大喜びして、さあ食べようとしたときに姉が「家に帰って食べる」と言いだしたのです。
私はすぐにでも食べたかったのですが、母も姉の意見に同調したので、渋々従わざるを得ません。家に着くまでとても長く感じられ、暑さにバテている私に母は「我慢は大事」と言い聞かせながら3人で歩き続けました。
やっとの思いで家に辿り着き、大急ぎでバー状アイスクリームの銀紙を剥がすとそこに現れたのは直方体のバニラではなく、液状化してドロドロに溶けだした無残な姿。それを見た瞬間、あまりのショックに泣きながら姉と母に「なんで家に帰って食べるって言ったの!」「我慢したのに何でこんな目にあうの!」などと大声でわめき散らしたことを覚えています。
「天国(買ってくれた喜び)」から「地獄(言いつけに従って我慢した結果)」に突き落とされた絶望感が心に刻まれたのでしょう。何十年も前のことなのに、だらしなく溶けたアイスの記憶は今も鮮明によみがえってきます。
待てど暮らせど灼熱の炎天下のない今夏はあっという間に8月下旬に差し掛かってしまいました。できれば日本の夏は夏らしい季節感を保ってもらいたいものですね~。
さて、今週末から六・七段の全国審査会が行われます。この土日の審査会会場は隣県であることから、本県から受審される先生方はいつもより多いようです。受審される先生方のご健闘を心よりお祈りいたします。
土曜日は一級講習会の裏方のお手伝い。しかし、始まる前には、講師の人数も裏方のお手伝いも足りることが分かったので、社会人大会の帳簿合わせのため自分の仕事場に戻りました。初めての作業で思いのほか長時間かかり、途中、花火大会を眺めても日付を跨がず無事終了。ちょっとホッとしました。
同日の土曜日に全国教職員大会があり、開催県であるS玉県が団体優勝したことを月曜日になって知りました。M田八段が強化担当だったり、N山選手が先鋒として活躍したりするなど黙行会メンバーが優勝に貢献されたようです。更にN山選手は個人でも準優勝を飾るなどの大活躍。
土曜日の夜の花火大会は珍しく天候に恵まれ、綺麗に大輪の花を咲かせたのはそのお祝いだったからかなぁ?と多少無理にこじつけて納得しています。
それにしても見事な優勝、大変おめでとうございました。そう言えば、剣道の動画配信サイトでpapasさんらしき方が審判姿で映っていました。最近はどこで撮られているか分かりませんね~。
大暑が過ぎ、夏真っ盛りと言いたいところですが、梅雨に逆戻りしたような雨。高温多湿が身体に堪えます。
この暑さで体調を崩しておられる方も多いはず。私もそのうちの1人で先々週からの風邪気味が治らず、思い切って栄養をつけようとスタミナ食を食べたら、今度は痛風のような腫れが指にできてしまいました。
こりゃダメだと諦めて休養に努め、その甲斐あってかようやく今週に入り回復してきました。たるんだお腹をいかにして早く戻すか目下の課題です。
さて、社会人大会が30日(日)に新アリーナで行われます。支部では準備が着々と進んでおります。参加される方は体調管理に十分ご留意され、ベストな状態でお臨みください。
土曜日は梅雨らしく大雨となりました。空梅雨に頭を悩ませていた農家や渇水で困っている人はほっと一息ついていることでしょう。
その土曜日、T支部主催のT八段選抜八段準優勝祝賀会が行われました。前回の優勝祝賀会に比べるとやや質素な印象は否めませんが、それでも支部のお歴々の先生方が顔を揃えるなどフォーマルな祝宴となりました。
舞台には準優勝の賞状、副賞の金杯、雑誌の記事、試合に使用した竹刀等が展示され、多くの先生が見たり、感触を確かめたりしていました。事務局長の発案で全剣連から使用許可済みの有効打突集の映像が祝宴前から上映され、会場の雰囲気も高まりを見せました。祝辞やご挨拶のあとはお決まりのパターン、飲みながらの剣道談義に花が咲きます。
祝宴中盤を過ぎる頃、突然「ビデオに合わせてT八段の試合解説せよ」と私にご指名がありました。ほろ酔い気分が一気に覚め、何を解説すればよいか頭がグルグルと回ります。対戦相手の戦歴、職業、得意技、試合場の雰囲気に至るまであらゆる知識をフル動員して解説することも考えましたが、そもそも試合内容が素晴らしく、余計なことを言わない方が短時間で集中してご覧頂けると思い、言葉少なめの注釈程度に収めました。
何はともあれ、おめでたいことは何回あってもいいものです。次に何かのおめでたいことがあった時は突然のご指名にも「ご指名ありがとうございます。」と言えるよう心の準備をしておきます。
先週の土日、1泊2日で国体強化合宿が行われ、都を含む各県チームが気迫ある練習試合を展開されました。
なかでも都チームのメンバーは圧倒的な存在感で注目を集め、素振りだけを見ても「次元が違う」とか「やばい」とかの声も聞かれました。しかし、その一言で全てを片付けてしまうのはちょっと勿体ない気がします。そこに見習うところを見つけて少しでも近づけるように努力したいものです。
私は今回、女子の審判で参加させて頂きました。女子は3人制で1日目の試合数が1チーム9試合もあり、精神的にも肉体的にも過酷だったのではないでしょうか。審判も選手ほどではないにせよ、1コート5~6人で回していたので、若干のタイト感は否めませんでした。
翌日の日曜日は午前中の練習試合を終え、道場開きの式典会場に向かいました。国体強化に参加されていた先生方も多く参加されているなか、神職によるお祓い、剣道形など次々とセレモニーが執り行われ、その様子は月曜日の地元紙にも取り上げられていました。
2晩続けての美味しいお酒は翌日の身体に堪えます。身の程をわきまえて美味しいお酒は少しだけにする節操を覚えなければいけませんね。そう言えば国体強化合宿の早朝風呂で1人黙々と腕立て伏せをされている有名な先生を目撃しました。自分も真似したいと思いましたが、いきなり始めるとまたぎっくり腰でもやりそうなので身の程をわきまえたいと思います。
主催者、選手役員、関係者の皆様、大変お疲れ様でした。
6月最初の月曜日、梅雨前のカラッとしたすがすがしい陽気で一週間が始まりました。
28日(日)にぎっくり腰になり、週末には概ね普段どおりに戻ったので、自転車を漕いで新しくオープンしたラーメン屋に行ってみました。聞くところによれば、かつて人気店だったお店が昨年閉店したのを期に従業員だった方がそこの味を引き継いだということです。
確かに味は人気店のラーメンの味そのもの。餃子やチャーハンがないのはちょっと寂しい気もしますが、手打ち麺+醤油味は抜群の美味しさです。ふと、カウンターに貼ってあるチラシ書きに目をやると「冷やし中華はじめました」の文字が…。6月から冷やし中華か~、次は冷やし中華食べよう!と心に決め店を出ました。
という訳で、この月曜日から軽いトレーニングを始めました。近いうちに剣道も再開することになりますので稽古の際にはよろしくお願い致します。あっ!もちろん病み上がりなので優しくお願いしますね。
群馬県内で行われる剣道稽古会の黙行会(もくぎょうかい)