火曜日はM署稽古会。先週は祝日、先々週は黙行会だったので3週間ぶりとなりました。元立ちの先生方が比較的多かったので私は掛り手に回り、最近お願いできていなかったI田八段の列に並びました。
懸案の左足の引きつけに注意し、機会だと思ったところで捨て切る稽古を心がけるも、5本中1本程度がまあまあのタイミングでその他の4本は完全にI田八段に読まれていました。後で伺うと「まだ早い」とのこと。
しかし、この微妙な間の中でもう一溜めを意識すると身体の反応が遅れ、結果として1.2溜めとか1.4溜めになってしまい、スピードの速いI田八段の餌食になってしまいます。気持ちとしては0.6~0.8溜めがあるといいのかなぁなどと思案しています。ここ辺りの溜め具合が分かってくるともっと面白くなるような予感がします。
打ち出す前と打ち出した後の左足の引きつけを意識したことで以前より安定した打ち抜けが出来る場面もありました。しかしまだまだ出来ないことが多いので無意識でも出来る段階まで引き上げていくことが必要でしょう。先は長いですね。

金木犀が咲き匂う今日この頃、日曜日は支部主催の初二段講習会に講師として参加しました。この講習会は剣道形と実技審査のポイントを押さえるため概ね審査の一週間前に行われます。
講師の先生方も10名程が参加され、午前9時半頃から午後4時過ぎまで初段が午前中、二段は午後に分かれての長丁場の講習会となりました。
私は先日、講習会に行ってきたばかりなので受け売りながらもある程度イメージを持って臨むことが出来ました。グループに分かれて行う時は講釈より何回も繰り返して身体で覚える方法が得策と思い、マンネリにならないように工夫しながらグルグル回して回数を重ねました。受審者の皆様には是非とも審査会で頑張って頂ければと思います。
御嶽山近くの剣道の先生とようやく連絡が取れ、先生の無事が確認されました。村の一大事だということで先生は昼夜フル回転されているそうです。1日も早い平穏をお祈りします。

土曜日は晴天に恵まれ、市内各小学校では正に運動会日和となりました。私はK庁稽古会に剣道形から参加し、先日の講習会で教わったことを心に留めながら精一杯打つことに努めました。稽古でも久しぶりにK原先生にお願いでき、充実した稽古会となりました。
夕方、家に帰り、仕事をするためインターネット接続をしたところ、「御嶽山噴火」のニュースが飛び込んできました。先週講習会でお邪魔したばかりの場所なので他人事とは思えず、直ぐにお世話になった先生に電話しましたが、繋がりません。ご無事であることを祈るばかりです。
現地のことを思うと居ても立っても居られないのですが、闇雲に行動を起こしてもはじまらないので自分がお役に立てることを考えたいと思います。
被災された皆様、御嶽山周辺地域の皆様、登山客の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

木曜日は雨が降ったり止んだりのぐずついた天候となり、支部稽古会が行われる夜になっても相変わらず湿度の高い状態でした。
支部稽古会には東西対抗に出場されたT八段をはじめ多くの方が参加されました。そのT八段からは東西対抗の試合内容や試合に臨むまでの体調管理についても伺うことができ、神話の国で行われた全国大会に思いをはせました。
稽古では中学生が多く参加し、先日の黙行会並の驚きがありました。盛況なのはとても結構なことですが、あまりの多さに参加される皆様が納得する稽古会だったか若干疑問に感じました。多過ぎたときの稽古の仕方は今後の課題かも知れませんね。
自分の稽古ではS道範士やK久保範士等の講師の先生からのアドバイスを頭に入れ、時には繰り返し唱えながらお相手に臨みました。打たれることもありましたが、今までより打てることもあり、方向性が正しいことを確認しました。身体に沁みつくまで忘れないようにしたいと思います。

おやまの講習会では早朝6時からの朝稽古2回を含む合計5回の稽古が行われます。S道範士はその稽古に元立ちに立たれ、皆さんに稽古をつけていらっしゃいます。毎回稽古に掛りたいのは山々ですが、大勢の方がいらっしゃることから5回あるうちの1度だけのお願いになります。
その1度の稽古に全てを集中する訳ですが、意識し過ぎか、未熟さゆえか、S道範士にお願いすると何となくいつもと違う構えになってしまいます。負けまいとする気持ちが逆に不自然さになっているのかも知れませんね。途中、見事に小手を切られた時に気持ちの糸が切れたため、打ち込みをさせて頂きました。
稽古後のご挨拶ではS道範士から「う~ん、もう一つ」と一言。具体的なアドバイスは頂けませんでしたが、先生の仕草や表情から構えの時の安定感や打ちのスムーズさなどを指しているのではないかと考えが巡りました。
1日の稽古が終わると一風呂浴びて宴会となります。これがまた楽しい時間です。全国各地から地酒、ワイン、焼酎などの銘酒が集まるのでついつい飲んでしまい、特に初日はかなり飲みすぎてしまいました。しかしこれも慣れてきて今では酔っ払うことも想定の範囲内になっています。
最終日の練習試合では2年前にM岡講師と素晴らしい立合いをされたYU先生と対戦し、結果は引き分け。講評してくださったK久保範士からは「左足の引きつけ」などの貴重なご指摘を賜りました。
全ての日程が終わり、帰りにお土産を買おうと思い、閉店間際のお菓子屋さんに飛び込んだら「今日最後のお客さんだから」ということで一つおまけをつけてくれました。こういう「もう一つ」は大歓迎です。
こうして、4回目の参加になったおやまの講習会も深い充実感に包まれて無事帰還することが出来ました。帰ってきてから数日経ってもまだその余韻が残っています。主催者の皆様、講師の先生方、参加者の皆様、地元関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

先週金曜日の夕方から2泊3日でおやまの里にて剣道指導者講習会に参加してきました。
この講習会は大きく分けて剣道形と実技があり、剣道形で私の班を担当してくださった先生は非常に理合いに精通しておられ、入り方、技の流れなどスムーズかつキレのあるお手本を披露されていました。これが理にかなう剣道形なのかと暫し見惚れるほどでした。
講習の中でお互いの「気の張り」、つまり打つか打たれるかギリギリの緊張感の中で瞬間に発せられる技が重要であることがとてもよく分かりました。S道流に言えば「グーウッと間合いに入ったところでお互いの気が充実して最高潮のところでパパパっ、ヤッ、トーとやる」文面だけではこの臨場感が伝わるとは思いませんが、実際、目の当りにすると相当な迫力があります。
上手く打つにはちょっとしたコツがあり、これを身体の中に刷り込んでいく必要を感じました。奥が深いうえにはじめて剣道形が面白いと感じた剣道形の講習でした。
つづく

木曜日は仕事でT岡市に行ってきました。世界遺産に指定された後は全国各地から大勢の人が訪れているようで、今までならガラガラの私鉄にも乗降客がいて、製糸場周辺は平日にもかかわらず、とても賑わっていました。
本県のネタと言えば現在、「ゆるキャラグランプリ」なるものが開催されているらしく、本県のマスコットキャラクターが暫定1位をキープしている模様です。聞けばいつもお世話になっているあるK庁職員の方は毎日インターネット投票をしているとのこと。涙ぐましい(ゆるくない)努力をされているのでご興味のある方は是非とも投票にご参加ください。http://www.yurugp.jp/
さて、週末は地元では中体連の新人戦、全国では東西対抗が開催されます。出場される選手の方のご武運をお祈りいたします。
ちなみに私は黙行会でご一緒させて頂いている先生方と共におやまに修行に行ってきます。力量のバージョンアップを図れるよう頑張ってきたいと思います。

9月の黙行会は2か月ぶりということもあり、八段の先生2名、七段の先生20名以上、合計40名を超える先生方がお集まりになり、近年では最も多い参加人数となりました。
遠方から、またお忙しい中、せっかくお越し頂いたにも関わらず、お目当ての先生に掛れなかったり、回り稽古の際に列が乱れたりして納得のいく稽古が出来なかったかも知れません。
しかし、人数が増えると色々な剣風の方と稽古が出来る利点もありますのでこれに懲りずにご参加のほどよろしくお願いします。
来月の黙行会は10月14日(火)です。

この連休は比較的天候に恵まれ、県内の観光地も多くの人々が訪れていたようで活況を呈していました。
さて、16日(火)は約2か月ぶりの黙行会となります。今夏、大会等で活躍した方もそうでない方も是非ご参加ください。

【秋季全国審査会六~八段審査、支部〆切日の変更について】
秋季全国審査会(六ないし八段審査会)の申し込みにつきまして、高崎支部の〆切を20日とご案内しましたが、県の〆切日が延期されたため、支部〆切日を24日(水)といたします。
群馬県内で行われる剣道稽古会の黙行会(もくぎょうかい)