土日の剣道行事

日曜日は支部主催の一級審査会があり、そのお手伝いに行ってきました。小学6年生から大人まで幅広い年齢層が受審され、実技審査では大きな発声が出来ている人が多く、木刀による剣道基本技稽古法も皆さん練習されてきた成果が発揮され、私が受け持ちの会場の方は間違いなく出来ていました。全体的に出来が良かったのではないでしょうか。

審査会前後には数名の先生から「八段戦はどうだった?」と聞かれ、先生方は八段戦への関心が高いようにお見受けしました。

その八段戦、S玉県N岸先生、O江先生と共に観戦してきました。本大会は女王殿下もご臨席になられる八段選抜大会です。 T八段は2試合目に登場しました。お相手は大学同期のN尾先生。旧知の仲なのでお互いの手の内は承知しているご様子で勝負のみにとらわれず八段としての品格を重視した試合内容に映りました。そういうこともあってT八段としても中心を割って思い切って技を出されているように思いました。結果、一本目はひと溜めした飛び込み面、二本目もそれに近い面でT八段が勝利しました。

2回戦のお相手は昨年対戦したO塚先生。前年は面で先取した後、二本小手を取られて惜敗したお相手です。昨年同様、O塚先生の粘り強い剣道は健在で、N岸先生は「危険察知能力が高い」と評されていました。T八段は終始攻勢をかけておられましたが、お相手の守りが堅く最後は胴を抜かれて惜敗しました。

T八段曰く「相手が一枚うわてだった」と反省の弁を述べられていらっしゃいました。しかし、見ている私からは試合で捨て切る技を出せること自体、素晴らしいことのように思えました。他の試合もレベルが高く良い勉強になりました。

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「土日の剣道行事」への2件のフィードバック

  1. かんりにんサン・T京八段選抜大会観戦、お疲れ様でした。と言うより、羨ましい限りです!私も、身近でT八段の試合を観たかったと言うのが実感です。私は、本日本校にて練習試合の為、結果を観るしかありせんでした。

    しかし、今月号の剣道○代にも記載してありましたが、捨てた技が出せること事態凄い事ですよね!しかも、八段戦でですからね。一か八かではなく、ここだ!といった場面で[捨てた技]が出せるT八段は、やはり凄い剣道家であり、憧れの剣士です。

    ただ単にそう思うだけでなく、半歩でも・チョッとでも近付ける様に努力したいと思います。でも、難しいんだよなぁーこれが・・・。

    1. papasさん、おはようございます。

      土曜日の八段戦は錚々たる選手が集まった上、審判は白道着・白袴着用の厳かな雰囲気で、しかも観戦しているのは玄人が多く、静謐の中にも良い技の時は一斉にどよめきが起こります。

      パンフレットによれば今年の出場者最高齢は60歳でした。都合が合う限りは是非とも観戦したい試合の一つです。

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