国体強化合宿2018

23日、24日は本県で1都12県が集まり、国体強化合宿が行われました。毎年行われているこの合宿、本年は総勢200名近くになり、それはそれは盛大でした。中でも今年の国体開催県チームは素晴らしく、活躍の期待が高まる仕上がり具合でした。

私は審判として参加させて頂き、各都県代表選手のハイレベルな試合を間近で拝見しました。何がキツいって八段の先生や全国で名のある選手の審判をしなければならない苦痛度は半端ない!です。しかし、その場その一瞬で一本を判断しなければならないのは、有名であろうが無名であろうが関係ありません。如何に(自分に)厳しく公明正大に捌けるかが問題だと解釈しています。

反省点の一つは引き技の見極めが甘かったところ。つまり、上げるべきところを上げ切れなかったということです。県内の試合では引き技の評価が相対的に低く、なかなか1本になりにくい土壌があるように思います。一方、他県チームは要所で見事な引き技を決め試合展開を有利にもっていっているように見えました。

それは審判の問題でもあるような…。一本として認めないから技として出さない、出さないから技が錆びていってしまうという悪循環に陥っているようにも感じます。ほんの少しだけ覚悟が必要か?その点は大いに勉強になったと思っています。

試合後の懇親会の席で「剣道談義場、いいんじゃない」とおっしゃってくださる先生がいて、つまり「管理人としてもっと書けや!」という意味だと思いますが、更にその先生曰く「自分が思ったことをさらけ出すのがいいんじゃない」とまたまた半端ない!プレッシャー。というわけでその戦略にまんまと乗せられ、今日はいつもより強めに自我を出してみました。

遠路遥々来られた1都12県の選手役員審判の先生方、そして事務局はじめ会場校の先生生徒さん、その他関わった全ての皆様、大変お疲れ様でした。そうそう、国体開催県アドバイザーで来られていた○橋範士にもお話を伺うことができました。その件についてはまた後日。

7月の黙行会は10日です

19日の黙行会は2分刻みの回り稽古が淡々と続くいつも通りの稽古会でした。湿度が高かったせいか自分としては珍しく稽古時間がやけに長く感じられ、バテるのも早かったように思います。

稽古後に全国大会でご活躍された先生方のお祝いやT範士の講話がありました。講話では気持ちのやり取りの重要性が説かれ、その話にうなずくばかり。ただ、そのやり取りの中でどこで出たら良いか、出る前にどう攻めたら良いかなど謎は深まるばかり。ここを追及するのが正しい道なのかも知れませんね。

第2道場では美味しいお酒と料理で楽しい歓談。サッカーの様子がやや気になりながらもビールの後に2升の日本酒が空き、翌日は頭が回らず身体が怠い。これ二日酔いって言うんでしたっけ。大雨で外での仕事がなくなり助かりました。

さて、7月の黙行会は10日、始まりは18:50~19:40の50分間です。暑気払いを行いますので是非ご参加ください。場所等の詳細については後日、当談義場にてご案内いたします。

 

6月19日(火)は黙行会

6月に相応しく、紫陽花が見ごろです。じめっとして嫌な気持ちとは裏腹に、雨に打たれてより際立つ紫陽花の美しさにしばし心を奪われます。

さて、今月の黙行会では高齢剣での素晴らしいご活躍を報告させて頂くと共に6・7月で上期分道場使用料をお1人様(1000円)のお願いがございます。前回同様、集金箱と芳名帳を用意しておきますのでご協力を賜れば幸いです。

平成30年6月18日(月)18:40~「NHK ほっとぐんま640」(群馬県限定)もお忘れなく!

祝!団体優勝・個人準優勝

先日行われた第40回 全日本高齢者武道大会(剣道)で本県女子が団体優勝しました。団体3名のうち黙行会関係ではHAHAウッキーさんとK池M先生が出場されたそうです。しかも個人ではK池M先生が準優勝。

全くもって素晴らしい!の一言に尽きます。お祝い事は何度あっても嬉しいもの。次回の黙行会でもご披露したいと思います。

おめでとうございました。

 

梅雨間近

5月下旬になり、湿度が高く、雨が降ると何となく梅雨っぽく感じます。

火曜日はM署稽古会にお邪魔し、久しぶりにI田八段に掛かることができました。足の調子が良くなってきたのが嬉しく、すぐにでも打ちたい気持ちが出てしまい、機が熟さない場面で打ち出していたようです。

I田八段としては「どうしたのか?」という気持ちだったのかも知れません。具合が思わしくない時と比べるとちょっとテンションも高めだったか。

お休みされていたT原先生も復活され、嬉しそうに剣道をされていました。健康で剣道できることが一番ですね!

半分、青い。かな

土曜日はK察稽古会にお邪魔してきました。そこには結構な数の初任科生も参加しており、初々しさもあって、いつもよりフレッシュな感じがしました。

若手がてんこ盛りでの元立ち約1時間。立て続けに特練生7人との稽古はかなり厳しいものでした。先を取って打ち切った!と思ったその瞬間に面に乗られたり、本来であればこちらが遣うべき絶妙な技を繰り出されたりと、心の動きも読まれているようです。「もっと工夫すべき」と教えられているようで、今後は瞬間の技について研究すると良いのではないかと勝手に解釈しています。

稽古後、アキレス腱回りに痛みを感じたため、整骨院でM澤先生に診てもらうと「大丈夫、アキレス腱切れないから稽古していいよ!」とあっさり。自分の身体が強いんだか、弱いんだか…。

技術は「半分、青い。」お年頃。しかし、実年齢は青さの見られない域に達していることなのであまり過信しないことが大切ですね。

 

 

魂の浮き上がりを感じた黙行会

15日火曜日は黙行会。まるで黙行会にタイミングを合わせたように当日の地元紙スポーツ欄一面にT八段、N田新八段が大きく取り上げられました。その影響もあってか、TK太郎さんが久しぶりにひょっこり顔を出すなど掛手の列が一列に並び切れないほど盛況な稽古会になりました。

稽古が終わり、称号昇段のセレモニーが行われた際には参加者全員の思いが一つになり、想像を絶する空気感になりました。表現し切れませんが、あえて言葉にすれば、「祝福する気持ちが一体化し、魂の浮き上がりを感じた」とでも言えばいいのでしょうか。それを味わえたことに感動。まさにプライスレスな経験でした。

第2道場はこれまた普段にも増して人数が集まり、ご芳志も沢山頂きました。祝福ムードに包まれ、合格の秘訣など伺うこともできました。また、八段審査合格動画の上映では固唾を飲んで見入りながら、時には有効打突で「おおっ!」という感嘆が漏れるなどいいお手本を拝見できました。

なお、皆様からのご芳志やお祝金が予想をはるかに上回ったため、残金は次回の昇段お祝等に充てさせて頂きたいと思います。どうぞご了承ください。次回の黙行会は6月19日(火)です。次回もまたよろしくお願いいたします。

称号・昇段のお祝い黙行会

15日(火)の黙行会はご存知のとおり谷勝彦先生が範士に、中田勝已先生が八段に合格された最初の黙行会となります。また、名古屋審査でも嬉しい合格情報が入ってきています。

そこで、黙行会参加の皆様でお祝いをしたいと思います。いつも通り記帳台に集金箱と芳名帳を用意しておきますので1人1,000円のご協力を賜れば幸いです。また、今春季審査会で合格された先生は事務局までご連絡ください。

第2道場は稽古にいらっしゃらない方でもぜひご参加ください。なお、人数把握のため第2道場からご参加の際には予め事務局までご連絡願います。

日時:平成30年5月15日(火)20:50頃~
場所:羅珈亜樹  高崎市白銀町17
https://tabelog.com/gunma/A1001/A100102/10000169/
会費:4000円 2次会から参加はお祝金+1000円

 

演武大会(後編)

5日は八段及び範士の立ち合いの場ということで私の中ではメインイベント。特に若手八段の動きはまぶしく見えます。中でも注目はE花弟八段。過去の実績もあるのでしょうが、彼の放つ独特なオーラは会場の視線を集めていました。

しかし、少し日が置いても記憶に残っているのは範士の先生方が多いような気がします。1番印象深かったのは島NT範士の技の冴え。打突した時の音が「切れる音」に聞こえ、打たれた方も切られた感覚を持つのではないかと思うような打突です。また、大トリを務められたT崎範士の衰えない剣道はちょっと次元が違います。大正から昭和・平成を駆け抜け、来年新元号になってもその勢いが留まることはなさそうです。

そうそう、楽しみにしていたS道範士とM砂範士の立ち合いはM砂範士が欠席されたためS野範士との立ち合いとなりました。その立ち合いの前にS野範士はT橋範士と立ち合われ、S野範士はT橋範士のパワフルな動きを封じるが如く積極的に技を仕掛けておられました。「動的」な剣道はT橋範士の真骨頂。S野範士はT橋範士の土俵で勝負をされたように感じました。対してS道範士とS野範士の立ち合いはお互いに激しいやりとりがありながら一本も繰り出すことなく終わり、外見的には「静的」な剣道。2範士相手にまるで別人のような立ち合いをされたS野範士に感銘を受けました。

3日まではやや天候に恵まれませんでしたが4、5日は爽やかな「風薫る京都」という表現がピタリとくる大会でした。来年は審査受審予定のため今までのような気楽さが無くなるかも知れませんが、それはそれでまた新たな経験ができるという意味では楽しみと言えます。色々な意味で来年に向けて「いい風」をもらいました。(終わり)

群馬県内で行われる剣道稽古会の黙行会(もくぎょうかい)