土曜日はK察稽古会にお邪魔してきました。そこには結構な数の初任科生も参加しており、初々しさもあって、いつもよりフレッシュな感じがしました。
若手がてんこ盛りでの元立ち約1時間。立て続けに特練生7人との稽古はかなり厳しいものでした。先を取って打ち切った!と思ったその瞬間に面に乗られたり、本来であればこちらが遣うべき絶妙な技を繰り出されたりと、心の動きも読まれているようです。「もっと工夫すべき」と教えられているようで、今後は瞬間の技について研究すると良いのではないかと勝手に解釈しています。
稽古後、アキレス腱回りに痛みを感じたため、整骨院でM澤先生に診てもらうと「大丈夫、アキレス腱切れないから稽古していいよ!」とあっさり。自分の身体が強いんだか、弱いんだか…。
技術は「半分、青い。」お年頃。しかし、実年齢は青さの見られない域に達していることなのであまり過信しないことが大切ですね。
15日火曜日は黙行会。まるで黙行会にタイミングを合わせたように当日の地元紙スポーツ欄一面にT八段、N田新八段が大きく取り上げられました。その影響もあってか、TK太郎さんが久しぶりにひょっこり顔を出すなど掛手の列が一列に並び切れないほど盛況な稽古会になりました。
稽古が終わり、称号昇段のセレモニーが行われた際には参加者全員の思いが一つになり、想像を絶する空気感になりました。表現し切れませんが、あえて言葉にすれば、「祝福する気持ちが一体化し、魂の浮き上がりを感じた」とでも言えばいいのでしょうか。それを味わえたことに感動。まさにプライスレスな経験でした。
第2道場はこれまた普段にも増して人数が集まり、ご芳志も沢山頂きました。祝福ムードに包まれ、合格の秘訣など伺うこともできました。また、八段審査合格動画の上映では固唾を飲んで見入りながら、時には有効打突で「おおっ!」という感嘆が漏れるなどいいお手本を拝見できました。
なお、皆様からのご芳志やお祝金が予想をはるかに上回ったため、残金は次回の昇段お祝等に充てさせて頂きたいと思います。どうぞご了承ください。次回の黙行会は6月19日(火)です。次回もまたよろしくお願いいたします。
15日(火)の黙行会はご存知のとおり谷勝彦先生が範士に、中田勝已先生が八段に合格された最初の黙行会となります。また、名古屋審査でも嬉しい合格情報が入ってきています。
そこで、黙行会参加の皆様でお祝いをしたいと思います。いつも通り記帳台に集金箱と芳名帳を用意しておきますので1人1,000円のご協力を賜れば幸いです。また、今春季審査会で合格された先生は事務局までご連絡ください。
第2道場は稽古にいらっしゃらない方でもぜひご参加ください。なお、人数把握のため第2道場からご参加の際には予め事務局までご連絡願います。
日時:平成30年5月15日(火)20:50頃~
場所:羅珈亜樹 高崎市白銀町17
https://tabelog.com/gunma/A1001/A100102/10000169/
会費:4000円 2次会から参加はお祝金+1000円
5日は八段及び範士の立ち合いの場ということで私の中ではメインイベント。特に若手八段の動きはまぶしく見えます。中でも注目はE花弟八段。過去の実績もあるのでしょうが、彼の放つ独特なオーラは会場の視線を集めていました。
しかし、少し日が置いても記憶に残っているのは範士の先生方が多いような気がします。1番印象深かったのは島NT範士の技の冴え。打突した時の音が「切れる音」に聞こえ、打たれた方も切られた感覚を持つのではないかと思うような打突です。また、大トリを務められたT崎範士の衰えない剣道はちょっと次元が違います。大正から昭和・平成を駆け抜け、来年新元号になってもその勢いが留まることはなさそうです。
そうそう、楽しみにしていたS道範士とM砂範士の立ち合いはM砂範士が欠席されたためS野範士との立ち合いとなりました。その立ち合いの前にS野範士はT橋範士と立ち合われ、S野範士はT橋範士のパワフルな動きを封じるが如く積極的に技を仕掛けておられました。「動的」な剣道はT橋範士の真骨頂。S野範士はT橋範士の土俵で勝負をされたように感じました。対してS道範士とS野範士の立ち合いはお互いに激しいやりとりがありながら一本も繰り出すことなく終わり、外見的には「静的」な剣道。2範士相手にまるで別人のような立ち合いをされたS野範士に感銘を受けました。
3日まではやや天候に恵まれませんでしたが4、5日は爽やかな「風薫る京都」という表現がピタリとくる大会でした。来年は審査受審予定のため今までのような気楽さが無くなるかも知れませんが、それはそれでまた新たな経験ができるという意味では楽しみと言えます。色々な意味で来年に向けて「いい風」をもらいました。(終わり)
T八段が範士称号に合格された情報が駆け巡り、なぜか私の元にも複数の先生方から「おめでとうございます!」と電話やメールを頂きました。私が「ありがとうございます!」と返すのは変なので臨機応変に返しつつも、お祝いの気持ちが伝わってきてとても嬉しく感じます。
さて、演武大会4日の朝稽古は混雑が激しく、K井範士に辿りついたのは10人くらい並んだあと。前日にアドバイスを受けた「ほとばしる気合」を込めてK井範士に初太刀を打ち込もうとしたところ、その先を取られて面を打ち抜かれました。初太刀で参りましたと竹刀を納めてもよかったのですが、気を取り直してもう一度。しかし、一本も掠ることなく終わりました。昨年まではもう少し打たせてもらえたのに今年は全く相手にしてもらえませんでした。
その後、S野範士の列に並びましたが私の直前で時間切れ。今年はS野範士にもK井範士にも尋常でない位の行列が出来ていました。以前はこんな列ではなかったのに…ひょっとしてこのブログが影響を与えた?と勘繰るくらい。
そう言えば昨年か一昨年か、他県の先生から「かんりにんはいい先生に並ぶね~」とお褒め?の言葉を頂戴したことがあります。その先生が以前稽古をお願いして衝撃を受けた先生の列に私が並んでいたというのです。おっと!こういう情報漏洩が自分の首を絞めるのを忘れていました。
演武大会での自分の出番は正午頃。お相手は大柄で構えが安定しており、動じない先生でした。直前のU弟先生が見事な2本勝ちを収めたこともあり、思い切って捨て切ることだけを考えて初太刀の面を繰り出しました。しかし、体勢が崩れて相面が流れてしまい、一本にならず。その後数合ののち、小手面に乗ろうと小手の誘いの動作を起こした瞬間に小手をバックリ決められて一本あり。作意が見事に見破られました。
結果は負けましたが、自分なりの剣道は出せた部分もあり、晴れやかな気分で終えることができました。あとは修正すべき点をいかに早く修正するかです。でもこの作業が一番難しいんですよね~。(続く)
このGW、演武大会に出場してきました。この期間の話題の中心は最年少八段合格が本県から出たこと。全国各地の先生から「N田先生凄いですね!」と挨拶代わりにその第一声を聞くことが多かったです。
私は審査2日目の午後から見学に入ったため、合格の立ち合いを拝見できませんでしたが、ある先生曰く、「1日目、2日目の両日を通して間違いなく1番の立ち合いでした。」ということでした。実力があっても本番で力を出せないのが審査の難しいところなのに一発で越えていくというのは本当の実力者の証と言えるかも知れませんね。
さて、3日の朝稽古は稽古時間が30分繰り下がった影響で範士のほとんどが途中で切り上げられたため、2人の先生しかお願いできませんでした。しかし、F川範士の圧力を味わったり、八段選抜3位になったこともある栗T教士に初めてお願いできたりといつも通り濃い朝稽古を堪能することができました。
3日の午後は毎年行われている中堅剣士同期と10期上の合同稽古会で、名だたる八段の先生方に稽古をつけて頂いた上に飲み会までご一緒させて頂きました。稽古では「甘い、もっとほとばしる気合を出せ!」と厳しいご指導を受けつつ、飲み会では冗談を交えて審査合格体験を熱く語られるなど、毎回本当にいい勉強をさせてもらっています。(続く)
平成30年5月6日剣道称号範士審査会におきまして谷勝彦先生が範士称号に合格されました。おめでとうございます。
平成30年5月1日に行われた京都八段審査会におきまして中田勝己先生が合格率0.5%の難関を突破し、見事合格されました。おめでとうございます。
4月の下旬にしては暖かすぎる?からか木々の緑は若葉色というより花萌葱色に近く、例年の今時期より濃い色になっているように思います。
春季審査会が始まり、本県からも受審される先生方がお出でになっているようです。これから審査に向かう先生方のご武運をお祈りいたします。私も演武大会に向けて気持ちを充実させようと心掛けており、立ち合いのイメージを膨らませています。
そういえば、都道府県対抗は強敵相手に2012年以来6年ぶりに1回戦を突破したとのこと。監督、選手の皆様お疲れ様でした。
全国の剣友と剣を交える機会は試合や審査、演武大会など限られた場面しかありません。立ち合うまでの時間が楽しみです。
水曜日の県武道館合同稽古会後に、来る今月29日に開催される都道府県対抗の壮行式がありました。県の代表7名に向けて会長からの激励があったのち、代表Aチームと代表でないBチームに分かれて壮行試合が執り行われました。
私はBチームの大将として参加。先鋒次鋒とは初対面でしたが、それ以外のBメンバーとは顔なじみで、代表でない気楽さからリラックスして試合に臨むことができました。
BチームはAチーム相手に善戦し、大将が2本勝ちをすれば引き分けの星数で私に回ってきました。試合前までのリラックス状態から「2本は無理でも何とか一矢報いたい」と勝ちたい欲が出、結果的にAチームの大将に上手く使われてしまい、1本も取れず引き分け。試合のテクニックはやはり一枚上手でした。
HAHAウッキーさんが私のスマホで撮影して下さった動画を帰宅して見ると、足幅が広がったり、上体から突っ込んだり、機会でないところで打ち急いだりしているなど相手の術中にまんまとハマっている映像が映っていました。いやいや、そうではなく、相手との関係の前に自分自身の問題だということがよく分かりました。
この反省は4月25日発売「〇〇時代・実践素振り主義」に取り上げられているT八段の記事をよく読んで地力を高めたいと思います。
もう間もなく本番。体調にはくれぐれもご留意され、都道府県代表選手のご活躍を祈念いたします。
群馬県内で行われる剣道稽古会の黙行会(もくぎょうかい)