「稽古」カテゴリーアーカイブ

3月の黙行会は12日(火)

2月の黙行会は告知から稽古日までの期間が短く、調整がつかなかった先生方が多かったせいか、いつもより少な目の人数で行われました。それでもやることはいつも通りの回り稽古なので物足りないということは全くありませんでした。

この日の第2道場は先週の土曜日に行われた予備審査があったからか、剣道技術に関する話題が多く上りました。2会場に分かれて行われた予備審査ではちょうどN田八段が私の会場の立会人だったことから私の立ち合いの印象を聞くことができました。

「よかったです」と素っ気ない言葉に「どうでもよかった?」と聞き返すとようやく本音で話してもらえ、色々とご指導を受けました。印象深かったのは「打つ現象面はもちろん大事なことだが、そこに至るまでの過程が大事」ということでした。

「そこに至るまで」の意味合いは立ち合いの際の攻めや組み立てのみならず、そもそもの基本打ちの正確さまで遡るように思われ、私自身について逆算してみるとある程度の形になるまではしばらくかかかる計算になります。

今さら実力不足を嘆いてもしょうがないので、今自分の出来ることを精一杯取り組むだけです。立春を過ぎて年も改まったことだし、くよくよしないで一歩でも半歩でも前に進んでいきたいものです。

来月の黙行会は3月12日(火)です。皆様のご参加よろしくお願いいたします。

予備審査と寒稽古と黙行会

土曜日は昇段審査の予備審査が行われ、10年ぶりに私も参加しました。本番と同様にABCDの4人1組で1人2分間の立ち合い。立ち合った2人とはしょっちゅう稽古をしているのでお互い手の内は熟知しています。

このところの稽古不足で自信はなく、一方的に打たれることを覚悟して臨みました。結果的には思ったよりは一方的に打たれずにすみましたが、機会でないところで出ることも多々あり、講評を頂いたI立範士からは「以前よりはマシになったが、物足りない。」とのこと。要するにまだ実力不足と言われた訳ですが、思ったより動けたことと、I立範士に顔を覚えてもらっていたことに嬉しさを感じて道場を後にしました。

その足でT範士、U兄弟先生の4人でJ大の寒稽古に向かい、途中でN岸先生とJ大のN村先生と合流し、いつもの居酒屋で夕飯を共にし、寒稽古に備えました。

翌日、寒稽古にしては暖かく感じられる早朝5:30からスタート。30~40分間の切り返しから始まり、掛稽古30~40分間、地稽古30~40分間。昨年の掛稽古で規格外の大型選手に身体ごともっていかれたことが思い出されます。今年もその彼と掛稽古でこちらが飛ばされました。しかし、今年はT範士やU兄弟先生にさんざん「ご指導」を受けた後だったようで体力が弱っていたのが不幸中の幸い。なんとか凌げました。その代わり、私に掛稽古だけで6回!もかかってきた学生がいて(物好きなのか?)、実力の高い選手なのでこちらが全精力をつぎ込んで体当たりをしても、腰砕けることなく、逆に有り余る体力で押し込んでくることが何回?か何十回?かあって、彼と鍔迫り合いでおしくらまんじゅうをしながら太鼓の音(終了の合図)を聞きました。

寒稽古で出し尽くして弱っているところ(私事で恐縮です)で5日(火)は黙行会です。皆様のご参加をよろしくお願いいたします。

2月の黙行会は日程調整中

先日行われた今年最初の黙行会は八段の先生2人をはじめ、遠路からも多くの先生方が参加され、盛況な稽古会となりました。道場内がちょっと窮屈めなのが最近の黙行会になりつつあります。

初参加者の先生は2人。その内のお1人の先生はこの日のために休暇を調整して来られた様子でした。感想を伺うと、普段では味わえない貴重な体験ができたと満足そうに話されていました。私自身も出稽古に行くことがあるのでその気持ちはとても分かります。

稽古後に図らずもT範士から「その道に入らんと思う心こそ 我身ながらの師匠なりけれ」と千利休の言葉を引用し、講話されました。まさに「稽古に行こう」と思い、行動することが大事だと感じました。

会場校の先生がお休みされましたので2月の黙行会の日程はまだ決まっておりません。決まり次第HPにアップしますのでもうしばらくお待ちください。

o体大寒稽古2019

木曜日の夕方に自宅を出発して、1人新幹線と在来線を乗り継ぎ、O体大近くのホテルに入りました。

翌朝、K﨑先生がわざわざお出迎えくださり、道場へ向かいました。入口の受付で記帳をしていると「おお久しぶり!」の声。顔を上げるとそこにはS道範士のお姿が…。事前にM岡先生からS道先生はいらっしゃらないと伺っていたので思わぬサプライズとなりました。

衝撃と言えば、今年から寒稽古の開始と終了時間が遅くなり、始業時間に間に合わない小学生や中学生は来られないはず、なのに〇風館の子供たちがそこにいました。聞けば毎朝、開始わずか15分間稽古して帰り、授業に間に合わせるとのこと…恐るべし〇風館。

寒稽古はぎゅっとした剣道場でいつも通りの切り返しと掛稽古を受けました。いや、大半が大学生だったので例年より体当たりは厳しく、後で腕を見るとアザだらけになっていました。もちろん全身汗びっしょりになり、あちこち筋肉痛です。

シャワーをお借りして汗を流し、先乗りしていたY師寺先生と稽古について短く語り、早々に帰宅しました。今回は仕事の関係でやむなく1回だけの参加となりましたが、〇風館などからも刺激を頂き、「いい空気を吸えた」と実感しています。今回も得難い貴重な経験となり、関係者の皆様方に感謝申し上げます。

寒くて温かい昇段祝賀会

16日はK曽戸先生の昇段祝賀会がT村で行われました。K曽戸先生は片道2時間かけて黙行会に参加されている常連。私はT範士とK原先生と共に朝7時頃出発してT村の体育館に向かいました。

現場についた9時過ぎの外気温は−5度。稽古が始まると5分程度で足のつま先が寒さで感覚がなくなってきます。ようやく身体が温まってきた40分を過ぎた頃に稽古終了となりました。これだけの寒さは今シーズン初。これで来たる各大学の寒稽古も何とかなるはずです。

稽古後にはK曽戸先生がオーナーのお宿でお風呂を頂きました。入った途端、足にジーンとする感触が走り、湯船のお湯が何とも言えない心地よさを与えてくれます。身体が冷えれば冷えるほど温かいお湯が身に沁みますね。

祝賀会の場所は少し離れたホテルで行われ、各先生方からの祝辞が印象的でした。大病を克服しながら片道何時間もかけて色々な稽古会に参加される向上心。その姿をスピーチされる先生方は口々に評価されていました。 

何年もの辛い思いを経ての今回のご昇段。ご家族の献身的な支えも感じることができましたし、支部主催の温かい祝賀会が何より全てを物語っていました。K曽戸先生、ご昇段、誠におめでとうございました。

年末の黙行会

珍しく月曜日の週初めに行われた12月の黙行会は先月より少ないという噂もありますがそれでも大勢の参加者で賑わいました。私にとっては2ヶ月ぶりで剣道するもの久しぶり。皆さんの動きが眩しく見え、かなり下の方から見上げる感じでした。

道場使用料は過去最高額を記録したかもしれないくらい集まり、中には稽古に間に合わないのにお金だけお持ちいただいた先生もいらっしゃいました。皆様からの浄財は第2道場で会場校の先生にお渡ししました。

その第2道場では満員御礼で和気あいあいと剣道談義に花が咲き、毎年恒例「今年の反省と来年の抱負」では最高位の範士、七・八段合格、全国優勝などのおめでたいことから不調や不運なことまで様々な出来事が披露されました。

T範士からは「この中から八段合格の香りがする」旨のお話しがありました。来年も今年に引き続き黙行会から昇段者がたくさん出るといいですね。来年の黙行会は1月22日(火)、皆さんのご参加をよろしくお願いいたします。

先日参加したおんたけ講習会では毎年有形無形のお土産を頂いてきます。その一つにS道範士が揮毫された手拭も入っており、今年の文字は「夢」の一字。S道範士がどういう気持ちで書かれたか、思いをはせています。

そのおんたけ講習会の最終日に試合があり、私も選手として出場しました。お相手は体育教師を勤めておられる高校の先生。お互い良い技が出せずに引き分けになりました。試合後に皆で試合内容を意見しあう試みがあり、そこで私が「お相手に小手を打たれるのではないかと疑心暗鬼になって打っていけませんでした。どうしたら良いですか?」と質問するとS道範士は笑いながら「自分が強いんだ!と自信を持つこと」とアドバイスを受けました。

そんな講習会を終えて自信が深まり、強くなった気持で火曜日の黙行会に参加しました。いつも通りの回り稽古では強くなったはずなのに皆さんから結構打たれてしまい、極めつけはT範士に2分足らずの間に百叩きに遭いました。

失意の中、第2道場で飲んでいるとT範士から「範士に打たれて7段が落ち込むな」とごもっともなアドバイス。しかし、自信満々なところを完膚なきまで打ちのめされたため「夢なら覚めてくれ!」と現実逃避に走りたくなります。S道範士が揮毫された「夢」とはこんな意味でないことは間違いなさそうですが…

さて、次回の黙行会は11月13日(火)です。皆様のご参加をよろしくお願いいたします。

10月16日(火)は黙行会

先週末はおんたけ剣道指導者講習会に参加してきました。今回は珍しく、S道範士に寒稽古さながらの体当たり稽古をつけて頂きました。息は上がり、足はガクガク、腰砕けになりながらもやり切る爽快感は極上です。

地稽古や剣道形だけでなく懇親会でも色々な方々とお話ができ、楽しい時間を過ごせました。

さて、10月16日(火)は黙行会となっております。いつも通り、18:50分~開始となりますので第2道場も含め多数の皆様のご参加をよろしくお願いいたします。

塞翁が馬

「木曜日の支部稽古会は…」との書き出しで始まることが多かった文面を最近はめっきり使わなくなりました。それもそのはず、なぜか決まって毎週木曜日に出張や会議、勉強会などが入り、8月頃から支部稽古会には一度も参加していないのです。

先日の中体連審判会議の時に同席したM先生から「最近支部稽古会で見かけないね。どうしたの?」とご心配頂きました。「仕事で行けないんですよ。」と言うと、「稽古しないとすぐに力が落ちるから稽古場所を見つけてやった方が良いよ。」とのアドバイスを頂戴しました。

これまでは比較的自由が利いたため、木曜日の支部稽古会や土日の剣道行事を最優先にしていましたが、仕事での役割や立場を優先せざるを得ない状況に追い込まれています。少なくとも5年の任期はある模様。来年から昇段審査を控えているのに何ということでしょう!

剣道に見放されたかと悲観していたところ、木曜日の夜遅くに始まるK池道場があると教えて頂き、昨日は仕事を終えた後、急いで9時頃にお邪魔してきました。I田八段をはじめ七段の先生方も多数参加されており、かなり充実した稽古会。しかも昇段審査を意識していらっしゃる先生が多いのも特徴です。私としては稽古できるだけでも有難いことです。

「人間万事塞翁が馬」のことわざのとおり、禍福転々とするのが人生!と心得てポジティブに精進していきたいと思います。

9月の黙行会と告知

今月の黙行会は審査が近づいてきたことや2ヶ月ぶり(臨時黙行会除く)ということもあり、予想以上に盛況な稽古会となりました。

若干の蒸し暑さがある中での回り稽古はバテるのが早かったものの、皆さん集中力を切らさず稽古されており、私もなんとか踏ん張ることができました。

第2道場では仁川の世界選手権大会やイタリアに行かれた先生の話題が中心。しかもイタリア土産のワインは絶品で「もう最高!」としか言いようがありません。生きてて良かったとさえ思えるほどの幸福感が得られました。

以下、告知です。

9月25日発売の「○○時代」にT範士が新進範士の1人として特集されています。是非ご覧ください。

全日本女子剣道選手権の公開演武は黙行会に参加されているT屋先生が素晴らしい剣道形を披露されました。動画配信されておりますので下記アドレスをご参照ください。https://www.youtube.com/watch?v=1lW9IBNa_t4&feature=youtu.be

次回の黙行会は10月16日(火)18:50からと決まりました。次回もよろしくお願いします。