先日の世界大会の選手を取り上げた番組を見ていて、良い意味で「ゆとり世代」の一面を見たような気がしました。物怖じしないことは剣道にとって必要な要素であるし、本番に強いのもまた素晴らしいこと。TVに映らないだけで本人の努力も相当あったでしょうね~。
さて、火曜日はM署稽古会に参加してきました。最近になって子供を通わせている元指名選手の先生が「後半(大人の部)は人数が凄いですね!」と驚いていました。
私も薄々は感じてはいましたが、小学生より多い人数ですから、最近来た人にはそう映るのは当然です。どういう理由かは別にして閑散としているより盛況の方が励みになります。
私はI田八段に2番目にお願いすることができ、いつも通りに掛ろうとしましたが、打ち急ぐ自分がいて、最後までコントロールできないまま終了してしまいました。
I田八段曰く、「何の攻めもないまま、ただ打っているだけ」と、至極ごもっともなご指導を賜りました。自分でも気持ちの作り方やイメージトレーニング不足が一因と反省しきり。上手(うわて)の先生にはすぐに見破られてしまいます。
こういう心(情熱)のこもったご指導ゆえに人も集まってくるのかも知れませんね。
土曜日の午前中は小学生大会の審判を仰せつかり、午後からは社会人大会の打ち合わせ会議に出席。大会の準備作業の確認を行いました。
今年の社会人大会も例年どおり、冷房が効かない酷暑の体育館で行われる予定です。熱中症に十分ご留意され、まだ申し込みをされていない方は奮ってご参加ください。
日曜日の朝は鑽士会に参加。少人数ながらも早朝に稽古するのはとても気持ちが良いものです。
家に帰り用事を済ませると、徐々に睡魔が襲ってきて、気がついたら掛布団を取り出してしばしの昼寝。カーテン越しの柔らかい風が心地よく、「しばし」以上の惰眠を貪ることになりました。
これで今夜、剣道選手を取り上げたTV番組を観る準備は万端です!
水曜日の夜から木曜日にかけてかなり強い風。窓を少し開けただけでも砂埃が部屋に入ってくるくらい猛烈な風でした。
さて、木曜日の支部稽古会は市内で部員数の多い高校2校の参加があったため、史上最高の参加人数になったのではないでしょうか。下座が3列になったのを見たことがありません。普段とは違う多くの高校生と稽古をさせてもらいましたので、刺激を頂きました。
話は火曜日に遡りますが、M署稽古会ではI田八段にお願いした後、大人の先生を中心に厳しい稽古をつけて頂きました。
徐々に暑くなる時期に思わぬ息切れを感じることがあり、最後まで全力で立ち切ることが難しくなります。更に稽古後、風呂に入っても深夜まで寝つきが悪く身体が火照る状態。これを自分では「プチ熱中症」と称しています。
しかし、症状は翌日に持ち越すことがなく、次の日になるとケロリとしているから不思議なもの。このプチ熱中症を何度か繰り返すことで真夏の暑さに耐えうる身体に変化していくのだと思い込ませています。
世界大会を観戦していたのは夢を見ていたかのようです。現実の世界(稽古)は厳しいですね~。
大会や審査の多かった5月ももう終わり。今月は梅雨前だというのに気温が連日30度近くにまでなる日が多かったように思います。
今週は月曜日に空調万全なI島道場で稽古をさせて頂き、火曜日のM署では階層が高いからか風通しがよく、熱中症の心配が全くありませんでした。湿度や気温がこれ以上高くなってくると徐々に熱中症の心配が出てきます。水分補給に気をつけなければなりませんね。
さて、今週末から世界大会が行われます。日本開催ということでTV放送もされるそうで、その期待の高さがうかがわれます。
全日本選手権大会等のような見慣れた試合とは勝手が違うようですので、どういう展開になるのかも見物です。
私も大会最終日に観戦してきます。ただ、大きな国旗を振ったり、顔にペイントしたり、サムライブルーのユニフォームを着たりはしませんけどね。
先週の木曜日、支部稽古会には新入生と思わしき顔ぶれも含め、大変多くの参加者で賑わいました。フレッシュな人と稽古をするとタイミングが違い、かなりの確率で打たれてしまいます。打たれることで新たな発見や昔を思い出すこともありますが、稽古後に打たれながら何かしらアドバイスするのは気恥ずかしさがあります。
さて、少し前の話ですが、平成27年5月10日頃に黙行会HP来場者数が23万人を突破していました。
振り返ると平成16年に黙行会HPをリニューアルするまでの延来場者数は9000人、それ以降、平成17年5月18,000人、平成22年7月12万人、平成24年1月15万人、平成26年1月20万人、平成27年5月23万人と推移しています。
ということは近年では年間延約2万人以上の方が黙行会HPをご覧頂いていることになります。ありがたいことです。今後ともご贔屓にお願い致します。
火曜日の黙行会、やや湿度が高かったものの気温はそれほど高くなかったので「まぁ何とかなるかなぁ」と楽観していました。
ところが、回り稽古が20回目に差し掛かる頃にはかなり汗が吹き出て、最後の方になると足の張りも感じるようになりました。会場校の先生によれば「途中でクーラーを入れたと」話されていましたが、もしクーラーが入らなかったらもっと大変なことになっていたでしょう。
まだ5月だというのに…。これからの梅雨時期にかけて暑さに慣れるまで稽古がきつくなりそうです。
来月の黙行会は6月23日(火)と決定しました。皆様のご参加よろしくお願い申し上げます。
木曜日支部稽古会は先週に引き続き、市武道館隣にある高校をお借りして2回目の稽古会が行われました。
やや遅れて道場に入るとY県の名札の先生がいらっしゃいました。ある先生からその方についてお聞きした記憶があり、ご挨拶しようと思いましたが、すぐに稽古時間になってしまったのでお話する機会に恵まれませんでした。次の機会にお話を伺おうと思います。
稽古はいつも通りでしたが、移って2度目ということでまだ新鮮な雰囲気。市武道館よりもやや奥行が短いため、元立ちと掛り手の距離が短く凝縮感もあります。稽古後の黙想の際、静まり返る道場内にケロケロとカエルの歌声が聞こえてくるのもまた一興。いろいろな場所で稽古をすること自体、良い経験となるはずです。
道場をお借りしている高校の先生方には色々とお世話になります。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
ここのところ、台風で雨だと思ったら快晴になったり、午前中は穏やかだと思えば午後からは強風が吹いたりと天候が安定せず、おまけに地震で揺れたりするので落ち着かない日が続いています。
比較的涼しかった火曜日はM署の稽古会に行ってきました。久しぶりにI田八段にお願いすると、ほんの数合しか打突動作をしていないにも関わらず、顔から汗が滴り落ちます。打ち出す前段の攻防でかなり体力が消耗するのはI田八段の攻めの圧力を受けているからなのでしょうね~。
その後、中学生と大人の先生合わせて7名といい稽古が出来ました。ただ、演武大会で得た経験の成果が出ず、思い通りに打てないどころか、逆に乗られてしまった場面も結構あり、あの経験は何だったのか?と自問したくなりました。(地震じゃなくて)自信が揺らぎます。
そうそう、ここ数日でアクセス数が飛躍的に伸びました。多分、あっちゃんのブログで『「黙行会」で検索!』と書かれていたためと思われますが、その瞬間最大風速、恐るべし。
土曜日はM澤道場の落成式典にお招き頂きました。翌日の地元紙によれば出席者は約130人。その中には範士・八段の先生のほか、テレビでしか見られないような県外の有名な先生もいて、豪華な式典となりました。
神主さんの修祓式から始まり、館長挨拶、来賓祝辞それに床を施工した業者さんの挨拶までありました。施工者の話によれば全国の武徳殿を回って研究を重ね、剣道をするのに最適な施工をしたとのこと。剣道形の披露は県を代表する七段の先生が打たれ、流麗かつ迫力のある演武で式典に華を添えました。
その後、3部制の稽古会が行われ、1部には選手権大会等で活躍したT鍋選手、Y屋選手、M夏選手など…超有名選手がズラリ。思わずカメラを取り出して撮影をしてしまう程見惚れてしまいました。
私は2部に参加させて頂き、M崎史先生、K野先生、K田先生など若手八段の先生方に稽古をお願いすることが出来ました。各先生、それぞれ独特の剣風を持っておられ、それを体験しただけでも来た甲斐があったというもの。杉板の床も踏み込みがしやすく、抜けやすい。さすが施工者が自信をもってスピーチするだけのある床材を味わいました。
場所が変わっての祝宴は普通の披露宴を軽く凌駕する規模。T崎範士が揮毫された道場の看板が披露され、思わずT崎範士にお話しを伺うとただ一言「頑張るしかないよ」とスマートなお言葉。例えるなら肩に力が入った面をさりげなくかわされた感じ。それはさておき、祝宴は終始お祝いムードで進行され、歓談の際には剣道家らしく、円卓のあちらこちらで剣道談義に花が咲いていました。
同席された方の中には駐車場係やテント張、氷の入った飲料水の提供してくださった先生方、席次表の準備、引き出物の詰め込み作業などの裏方作業を黙々とされた先生もいらっしゃいました。色々な方の献身的な協力を拝見したり司会者の心のこもった語り口を聞いたりすると、「M澤先生、何か持っている?(ちょっと古いか!)」と今度会った時に伺ってみたいと思います。
「機会があれば是非稽古にご参加ください。」という社交辞令を真に受けて厚かましく稽古にお邪魔するかも知れません。今後ますますのご発展を心よりお祈りいたします。
5日の朝稽古の参加者は4日までの4割減。この日は教士の先生方にお願いしようと国旗から離れた場所でスタンバイ。
すぐ近くにK崎先生がいらしたのでお願いすることにしました。先生の構えの圧力に対して以前よりは挙動不審にならずに立ち合えたものの、こちらの攻めが通用している感じはまるでなく、最後に小手を頂戴したときには完全に参りました。
今年の朝稽古は人数こそいつもより少なめでしたが、剣を通して自分の欠点をご指摘頂き、実りあるものとなりました。
最終日の八段教士・範士の立合いは一度も席を外さず朝から夕方までタップリ拝見させて頂き、見事な立合いを堪能。その中で滅多にお目にかかれない珍しいことがありました。それはK崎先生がお相手の竹刀を巻き上げると手から離れた竹刀がクルクルと天高く舞い上がり、放物線を描きながら落ちる間際、主審の先生の胸にスッポリ収まってナイスキャッチ。その光景に会場中がどよめき、拍手と笑いが沸き起こりました。
その他にも素晴らしい立合いが随所に見られましたが、残念ながら書き切れません。しっかりと心に刻んでおこうと思います。
今年は質の高い剣道に触れる機会が多く、自分にとって新たな課題も見つかりました。そうありたい姿やあるべき姿をそこに見出せることは幸せなことです。また来年も同じ場所に居たいものですね。(終わり)
群馬県内で行われる剣道稽古会の黙行会(もくぎょうかい)