先週は久しぶりに1週間で5回稽古が出来ました。一般人の量とすればまあまあ。
でも、週最後の5日(土)にライバル視している同世代の先生に百叩きになったとあっては次回リベンジしないわけにはいきません。量より質が大事なんじゃない?って言われたような気がしました。
話は変わって、5日は二十四節気のひとつ啓蟄。虫が穴から出てくる頃と言われています。今月の黙行会写真は虫が穴から出てくる古墳をイメージしました。
本当は上野三碑を今月の写真にしたかったのですが、現地に行ってみたら世界記憶遺産と言うにはあまりにも地味。なのでその隣にある特別史跡の古墳を取り上げたという訳です。発想を変えればがっかりするほどの地味さはどこにもない個性(質)と言えるかもしれません。
その地味さ加減は剣道と相通づるところもありそうです。来年には世界記憶遺産になる可能性がある上野三碑、既知の方もそうでない方もどうぞ、「命のビザ」で有名な杉原千畝ともどもご記憶に留めおきください。https://www.city.takasaki.gunma.jp/info/sanpi/index.html
http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2016012000011/
国体予選・女子都道府県予選・ねんりんピック予選の案内がありました。要項等は高崎支部のホームページhttp://www.kendo-takasakishibu.com/にアップしてありますので詳細はそちらからダウンロードして所定の期限までにお申込みください。
国体・女子都道県の〆切は、3月15日(火)、ねんりんピック〆切は3月27日(日)、書籍の申込は3月10日(木)です。
日曜日の朝、久しぶりの鑽士会にお邪魔しました。その日は大人6名の回り稽古。回り稽古と言っても切り返しから基本打ち、その後に地稽古となります。
休みなしということもあり、結構息が上がります。それでも稽古が終わると「今度は打ち込みとか掛稽古を取り入れようか?」と前向きな発言をする人がいます。色々な都合で休日の朝しか稽古できないという人もいて、限られた時間で最大の効果を上げるにはどうしたらいいか、会長を中心に案を練っているようです。
稽古後には休日ということもあり、本屋に行って剣道雑誌(JandN)を購入したところ、雑誌Nには見慣れた人が集合写真に写っていました。よく見ると見覚えのある中学生の姿も…。真冬の道場は如何にも寒そうな気配ながら空調バッチリとか。
記事を読むと、強くなるために独自の工夫をされているとのこと。不規則な勤務時間の仕事についているChiさんがわざわざ遠方まで足を延ばすのも分かる気がします。各団体、各道場がそれぞれの想いを持って取り組まれているのですね。
ところで、今回の八段審査、合格人数だけ見ると過去最低かも知れません。徐々に意識が遠のいていくのは私だけでしょうか?
2月もはや下旬。春の足音が確実に聞こえてきます。今週は仕事でよく行く役所が一時閉鎖の憂き目に遭っていました。何事かと周囲を車でぐるぐる回っていたら私服警官と思われる鋭い眼の方に声を掛けられそうになったので一目散に帰りました。後から事件だったという話を聞いてひょっとして不審者?と思われて職質にあうところだったかも…。平穏な日常とは一味違った1週間でした。
さて、試合の疲れが取れてきた木曜日の支部稽古会では試合の反省を抱きながらT八段にお願いしました。頂いたアドバイスとしては技術的なことよりも心の問題。勝負に拘るからこそ打ちたい、打たれたくない気持ちが強くなり、守りに入り、捨て切れない状態が生まれてくる…。
試合で捨てられるか?もちろん討ち死にしないで。心の葛藤は続きます。でも、この歳になっても試合が身近にあることで気持ちが若くいられるという勝手な思い込みで前向きに葛藤したいと思います。
月末の日曜日は八段審査会があります。受審される先生方のご武運をお祈りいたします。
二十四節気のひとつ、雨水を過ぎて春の暖かさを感じる今日この頃。日曜日は都道府県対抗県予選会が行われ、黙行会関係者も多くエントリーされ、中には活躍された先生方もいらっしゃいました。
自分は中盤で敗れ、今年も本戦への出場を果たすことが出来ませんでした。毎年のように反省するべき点は多々あり、突き詰めていくと「そもそも論」になってきます。すなわち、そもそも試合に勝つ剣道に向けて努力を怠っていなかったか?となると勝ち切れるほどの準備をしてこなかったと言うほかありません。特に試合中、咄嗟に出る癖は何年経っても変化ありませんね~。
最近は試合に負けても引きずることが少なくなったのは勝負への執着がなくなったからなのか?年を取ったからなのか?自分ではよく分かりません。その反面、それらを忘れて熟睡できるという意味では健康的に良くなったのかも知れません。
自分の試合後に拝見していて特に印象的だったのは、ほぼ1年前に体調を崩されて、一時生死の境をさまよったS藤先生が見事、大将の部で優勝されたことです。本人は「信じられないくらい、たまたま運よく当たった!」とおっしゃっていましたが、運も味方につけた素晴らしい復活優勝、おめでとうございます。
2月の黙行会は前月の大雪の影響で参加者が少なかった反動からか、今回は大勢の先生方が参加され、途中から「前後に間隔を取ってください。」とpapasさんからアナウンスされる程、盛況な稽古会となりました。
数年ぶりに参加された実力派の先生もいらっしゃり、質量ともに納得された先生は多かったのではないでしょうか。稽古終わりにW辺先生が黙行会参加100回記念(11回/年×9年+1回)ということでT八段に体当たり稽古を所望されていました。あの体当たり稽古を羨ましく思われる方は是非お願いしてみてください。願いはきっと叶うはずです。
かく言う私は寒稽古の成果が全くどこにも見当たらないくらい良い変化が見られませんでした。それなりのイメージはあったとしても高段者の先生相手に形に表すことはちょっとやそっとでは出来ないということですね~。
第2道場は、さながら「寒稽古の反省会」。あの時どうだったとか、あれはどう打ったのですか?等々話は尽きませんでした。でも美味しい日本酒が効いたか、あまり内容を覚えていないのは残念なところ…。まぁ、いつものことですけどね。
来月の黙行会は3月22日(火)と決定しました。皆様のご参加、よろしくお願い申し上げます。
2日目の午後稽古は人数が多かったことから違う場所に移動し、新しく綺麗な体育館で稽古が始まりました。私は早速、K国の監督の先生に稽古をお願することに。日本とは違う部分もありつつもポイントを外さないのはさすが大学の先生だなぁという印象です。
その後K国の大学生数人とお手合わせさせて頂いて、何となくK国の特徴を理解しつつも対応が上手くいかず、かなり打たれました。でも、これも勉強です。
2日目の午後練が終わると懇親会が行われる温泉へGO!OB会主催懇親会は十何年もお世話になっているので知っている人ばかり。またまた懇親が深まりました。途中、M岡先生からの「明日、元立ちのやり方を教えましょか?」というお言葉に甘え、3日目の朝稽古は付きっ切りで切り返しや掛稽古の受け方についてご指導を頂きました。
地稽古では恒例になった一年に一度の本県出身のM原先生ともお手合わせでき、怪我もなく何とか無事終了となりました。
「U兄弟がいないのは片手落ちだな!」という浅見先生の先制口撃から始まった今回の寒稽古、自分の実力の無さを再認識した部分や剣道の本質の部分、指導的立場としてのあり方、掛り手を引き出す捌き方等々多くの先生方から非常に高度な勉強をさせて頂きました。すぐに実践するのは難しいとしてもそれらを心に留めてまた精進したいと思います。関係者の皆様には大変お世話になりました。改めてお礼申し上げます。
さてさて、16日の火曜日は黙行会です。寒暖の差が激しい数日になりそうですが、体調にご留意の上、皆様のご参加のほどよろしくお願いいたします。
2日目の朝稽古はランニング「わっしょい」から始まり、準備運動、素振り、座礼から切り返し、掛稽古へと流れます。参加者はいつものようにおちびちゃんからベテランの先生まで幅広い年齢層が集まります。
私は切り返しから元立ちに立ち、掛稽古の中盤まで小学生から大学生まで多くの方を受けさせてもらいました。しかし、今回は前日のS道範士の「いくらでも打たせてやる!」という言葉に従い、掛稽古の途中でお願いすべくS道範士の列に並ぶことにしました。
S道範士の列はこの日も長蛇の列で幸か不幸か掛稽古の時間には回ってこず、私の2人前で地稽古に切り替わりました。しっかり立合うと腹に決め、持てる力を出そうと心掛けました。終盤、ここぞっ!っと出した技が面に当たりました。
剣道には「元立ち力」という言葉があるそうです。如何にして相手の力を引き出せるか?ただ待っていたのでは引き出せない。元立ちが先を掛けるから相手を引き出せる。今回、絶妙なタイミングで引き出して頂いたことで元立ちとして「こうあるべき」というお手本を身をもってご指導頂きました。
このお蔭で若干の自信回復につながったものの、後日、浅見先生のブログに載っていた、何のオーラも発していない自分の立ち姿を見て愕然となったことは言うまでもありません。何でこんなん?これが現実やねん!自問自答を繰り返すばかり…。若干の関西訛りはご愛嬌ということで…。
続く
金曜日の稽古が終わり、夜の懇親会にはS道範士も参加され、隣国大学の師範と監督の先生も同席されました。
この日のスペシャルは浅見先生が持ってこられた最高級ワイン。何本も飲み比べることができ、今まで味わったことのない素晴らしいワインに稽古でのショックは癒されつつありました。
そんな矢先、T八段がS道範士に「かんりにんはK﨑先生や浅見先生に打たれてショックが大きいようですよ!」と癒されつつあった心の傷口に触れてこられます。「じゃぁ、明日の朝、掛ってこい!いくらでも打たせてやる。」というS道範士の一言で一同大爆笑。瞬間的な切り返しもお見事です。
宴席の中盤、K﨑先生とK国の先生方が話されている席にお邪魔しました。師範の先生は範士八段。2013年に行われたコンバットゲームでT八段が準優勝された際、準決勝の主審を務められたご縁があったとか。監督で教授職にある先生は日本語がペラペラで通訳の役割もされています。私が以前K国に行った時のことなどを話しながら楽しい時間を過ごすことができました。
剣道界はこれからますます国際交流の輪が広がるような気がします。
続く
先日のO体大寒稽古はS道範士が退官された後の初寒稽古となりました。我々G玉軍勢は金曜日の午後の稽古から参加。ストレッチや準備運動、素振り、座禅を約1時間した後に地稽古が始まりました。
S道範士が所用でいらっしゃらず、最初にK﨑先生の列に並びました。先に並んでいたG玉軍勢の先鋒、W辺先生がK﨑先生に出足よくいい面技を随所に出していたので私もそれに続こうと息巻いていました。
私の順番になりK﨑先生にお願いすると剣先の圧力があるようなないような…微妙な感覚に陥ります。来るかなぁ~でも来ない、来た!と思っても来ない…その繰り返しの中でいつの間にか分からないうちに初太刀の面を打ち抜かれていました。
いやいや、何かの間違いでしょ?と気を直してもう1回。しかしまたもあっさりと初太刀と同じ攻められ方で2本目も見事に打ち抜かれました。さすがに2本とも同じ軌道で打たれるとショックがデカい。この後、一本もかすることなく戦意喪失感だけが残りました。
K﨑先生のお次は浅見先生。浅見先生にも中心を割られた面を頂き、ショックは傷口に塩を塗られた感じです。その後の稽古のことはあまり覚えておらず、お2人の先生の強烈なインパクトを受けて初日の稽古は終了しました。
続く
群馬県内で行われる剣道稽古会の黙行会(もくぎょうかい)