土曜日に行われた全国審査会において黙行会に参加されている「S玉N西先生(女性)が見事七段に合格されました」と近しい先生からご連絡を頂きました。おめでとうございます!
早速、審査速報を見ると合格率は13.8%。男女差を設けない審査会において女性が合格するのは至難の業です。
N西先生は遠方にも関わらず、毎回のように黙行会に参加されていらっしゃいます。また、N西先生はS玉N岸先生が教員に採用されてまだ間もなかった時代の教え子とのことでN岸先生もさぞお喜びのことでしょう。
HPでの氏名発表が18日なので黙行会に参加されている先生で合格された方はご面倒でも5月17日(黙行会)までにご連絡頂ければ幸いです。

演武大会から一週間以上経つのについ昨日のことのように思い出されます。現実逃避でしょうか?
木曜日の支部稽古会は中高生をはじめ、他支部の先生方や黙行会に参加されている県外の先生方も複数参加され、盛況に行われました。わざわざ他支部や他県から時間をかけて稽古に来て頂けることは有難いことです。
気温が高くなり、息が上がるのが早くなります。5月からこの調子では梅雨場が心配です。
さて、週末は高校春季総体、六・七段審査会が予定されています。出場される選手、受審される先生方のご武運をお祈りいたします。

演武大会最終日、八段及び範士の立合いです。近年の演武大会は最終日が大盛況で武徳殿の中は押すな押すなのすし詰め状態になります。八段位は剣道を目指す人達の憧れであり、間近でしかも無料ということもあってそうなるのは当然と言えば当然かもしれません。
練度のある立合いは魅了され、他の観客もほとんど固唾を飲んで見守っています。張りつめた空気感は武徳殿の立合いならでは。有名選手同士の立合いや八段取得後間もない先生の立合いは特に関心が高かったように思います。本県のN山先生が面を見事に捉えたシーンは印象的でした。
大トリを務められたT﨑範士の立合いも相変わらず素晴らしかったです。93歳を超えてまだまだ大丈夫という意気込みが伝わってきました。
厚労省による平成25年発表の男性の「健康寿命」は71.1歳だそうです(平均寿命は80.2歳)。剣道家は健康な方が多いので仮に剣道人生を80歳とすれば私の剣道人生は既に折り返し地点を過ぎています。
帰りの新幹線では八段の先生方の立合いを思い出しながら「限られた時間、悔いのないように一日一日を精一杯取り組まなければならないなぁ」と心新たにしつつ、いつもより大きめのビールと缶チューハイを何本か空けて帰ってきました。

4日は私の立合いの日。朝稽古から一旦宿に戻り、戦闘態勢を整えていざ出陣。お相手は6年前に一度対戦しているO先生。実はこの先生、本県のT原先生と大学同期かつ、全日本実業団高壮年の部で優勝経験を持つ強者。6年前には実業団優勝者という輝かしい実績に相当な意識を持って臨んだ記憶があります。しかし、前回負けてからは「強いものは強い」という認識に変わり、今回はあまり気負わずに臨めた気がします。
構えに進む前から気持ちが伝わってきます。始め!の合図でさぁ立合い。お互い気持ちの攻め合いをしながら徐々に間合いが詰まっていきます。自分としては平然としているつもりでもお相手のスピードに負けまいと身体が勝手に反応するのか、次第に自分の足幅が広がっていきます。
ここからどうしよう?と少し迷ったところで出足のよい小手面が襲ってきます。何とか凌ぎ、お相手が息が切れかかったところを今度はこちらから小手面にいきました。タイミング的にはまあまあ、しかし打突部位を逃してしまい、決まらず。
ややあって、こちらが小手の打ち気を見せたところで逆に相小手面に乗られてしまいました。タイミング的にはバッチリで「やられたか?」とドキッとしましたが、一本にならず。その直後、お相手が面に飛び込んでくるのを出小手に合わせるも不十分で決まらず…。
結局、双方有効打突がないまま時間切れの引き分け。しかし今回の方が前回より気持ちのやり取りが出来たように思います。終わってから多くの先生方に「相手が強かったね~」という言葉を頂戴しました。「ご覧になっても分かりましたか?」と聞き返したいところでしたが、そこは内心だけに留めておきました。
I田八段やT八段にも自分の良い点、悪い点等をご教示頂き、特に悪いクセを如何に直すかが今後の課題。でも、身体が勝手に反応するクセを直せるのか?しばらくは自問自答する日々になりそうです。つづく

土曜日の夜はS道場の稽古に参加してきました。そこでの話題は八段1次審査を通過されたN曽根先生とU山先生のお話。端的に総括すると、1次審査ではお2人とも完璧な立合いだったようです。誰もが期待した2次審査では惜しくも通過なりませんでしたが、受審される全ての先生方を含め次回に期待です。
話は4日の朝稽古に戻ります。3日に直前で終わってしまったK井範士から「明日一番でやろう!」と声を掛けて頂いたこともあり、まずはK井範士にお願いしました。開始から身動きがとれないくらいの大混雑で構えている最中に隣と接触するなど前後に動くだけでも容易でない状況の中、K井範士にはことごとく先を取られて打ち込まれてしまいました。先月行われた八段戦の2回戦でK井範士とT八段が対戦されたのを思い出されたのか、稽古終わりの挨拶で「T八段によろしく!」と一言付け加えられました。多数の掛り手がいるなかでそういった言葉がスッと出ることはスマートで格好がいい。そういうところも勉強になります。
この日の朝稽古は、八段4名の先生にお願いし終了。剣風の違う先生に触れることができ、お願いした全ての先生に合気で稽古をつけて頂いたことは本当にありがたいことです。つづく

GW中の2~5日はいっとき雨に降られたものの概ね天候に恵まれ、剣道をするには絶好のコンディションでした。私は2日の午後、八段審査の見学から始まりました。
八段審査で印象深かったのは「ひげじい」さんのコメントに返信した通り、高齢の先生が素晴らしい立合いをされたことです。出す技全て決まるなど神がかり的な光景を目の当たりにした気がします。
翌日3日の朝稽古はS道範士、S野範士の両範士に掛り、午後からの中堅剣士合同稽古会では八段の先生4名にお願いするなど充実した一日となりました。
午後からの稽古会には全30名中八段戦優勝者2名を含む八段の先生が12名参加。稽古内容は非常に厳しく、そろそろ1時間経ったかなぁと時計を見るとまだ20分程度しか経っておらず、疲労度は通常の3倍増。お蔭で懇親会での最初のビールは最高に美味しい一杯でした。
懇親会では10期上の先生方とも剣道談義に花が咲き、剣道王国九州の熱さ(飲みっぷり・剣道に取り組む姿勢など)を感じる場面が幾度かありました。強い地域にはそれなりの理由があるものですね~。つづく

青少年健全育成剣道大会の案内がありました。
要項等は高崎支部のホームページにアップしてありますので出場希望の道場等関係者はそちらからダウンロードし、エクセルファイルに必要事項を入力の上、所定の期限までにメールにてお申込みください。
締切は5月20日(金)です。
いよいよ演武大会が始まります。私の日程は2日の午後に八段審査2日目を拝見することからスタートです。3日は朝稽古から始まり、中堅剣士同期会稽古、懇親会…等々。最後まで満喫してきたいと思います。いつも何かしらのドラマがあって今年はどんな展開になるか、今からワクワクしています。
3日、4日は黙行会HPリンク集の「あっちゃん(剣道)」が防具職人として武徳殿デビューするとのこと。どこかのテントにいるはずですので是非お声掛けしてみてください。合言葉は「あっちゃん」としておきましょう。きっと喜ぶと思います。
デビューと言えば、隠れ人気になっている「剣道羽織」を黙行会HPでデビューさせて頂きました。生地感はさすが呉服店の品。値段は高めですが、その価値はあります。昇段された方、これから昇段される予定の方は検討してみてはいかがでしょうか?もちろん、剣道用羽織なので剣道関係者のどなたでもお似合いになるはずです!

先日行われた八段選抜の動画が配信されていたので早速再生してみました。当然のことながら決まり手は画面越しに鮮やかに映し出されています。しかし、会場で観戦していたリアリティーが動画では伝わってこない…。別世界で行われていたような錯覚にさえ陥ります。
コンサートや野球観戦と同じように現場に足を運ばないと肝心なものは得られないように感じました。
足を運ぶと言えば、今年も演武大会に出場します。今回は以前お手合わせした先生との再戦となります。6年前に対戦した時には小手の一本負け。その時の印象は今も鮮明に記憶しています。
あれから6年、どのような稽古を積んできたか対戦すれば分かってしまう恐ろしさを感じつつも、強者相手にどこまで自分の剣道を貫けるか、楽しみです。まさに体験型テーマパークですね。

日曜日は所属団体のソフトボール大会。約20年ぶりにボールを握ることになりました。1回もバットに当たらないと恥ずかしいので、バッティングセンター通いをして何とか体裁を整えてその日を迎えました。
結果は3打数3安打。久しぶりにしては上出来です。しかし、我チームのピッチャーが崩れ、急遽私がピッチャーを務めることになったから、さあ大変。四球だけは避けようとストライクを取りに行ったところを各打者の餌食となってしまいました。
やはり、全く準備ないままでは上手くいきません。翌日は身体のあちこちが筋肉痛。特に投げ込んだ肩甲骨周辺がパンパンで、火曜日になってようやく癒えてきたところです。
火曜日のM署稽古会では多くの方と稽古をお願いし、いい汗を掻くことができました。同じ汗でもソフトボールと剣道では全く質が違いますね~。でも、たまにはソフトボールも気分転換にいいものです。

群馬県内で行われる剣道稽古会の黙行会(もくぎょうかい)