気づけば11月も終わりに近づき、今年も残すところあと一か月となってしまいました。全国審査が終わると年末の準備に取り掛かる方も多いのではないでしょうか。
今年は例年以上に剣道以外でバタバタして落ち着く暇がありません。それでも細々と剣道は続けることができ、先日は仕事の予定が変更になり、急遽鑽士会に参加させて頂きました。数年後に控える審査まで身体が動くかどうか、これからの稽古にかかっています。
今は稽古できるだけでありがたい状況。しかし、こういう時の方が「降りてくるもの」が多くなるのが不思議です。何はともあれ今週も全力でいきましょう!
今月の黙行会は審査前にしてはやや少なめの参加者ではありましたが、イタリアからお越しくださいました先生や遠く関西地区からお見えの先生、専門学校生が初参加して頂くなど、新鮮な稽古会となりました。
関西地区からお見えになった先生はO体大でいつもお世話になっている190㎝を超える大柄な先生。わずかな時間でもこの地に足をお運び頂くのはとても有難いことです。
T八段との体当たり稽古はそこに居た目撃者しか分からない、レアな稽古風景でした。
それもレアではありますが、稽古後にT八段がおっしゃった「出頭は応じ技ではなく、攻め技である」という言葉は印象に残りました。審査を受審される先生方だけでなく、それ以外の先生にも心に残ったはずです。審査に向けて力が注入されましたね。
なお、来月12月13日(火)の黙行会は開始時刻が30分早まり、18時30分からスタートします。忘年会も兼ねて懇親会も行う予定ですので皆様のご参加よろしくお願い致します。
先日の大統領選の決定により、政策の不確実性から日本の株価は乱高下しました。今後、日本経済の先行きにどう影響するか、興味のあるところです。
大統領選とは全く関係ないはずの木曜日の支部稽古会は過去最多人数に匹敵する大変な賑わいの稽古会となりました。大統領選の影響ではなく、全国審査会や地区の大会が間近に迫ってきた影響だとは思いますが…。
元立ちの先生方もそれなりにいらっしゃいましたが、掛り手がかなりの数に上ったため、元立ちの先生に対してそれぞれ長い列になりました。私は元立ちに立たせてもらったので中高生から大人の先生まで大勢の方と稽古ができた反面、審査前の調整にお見えになった先生にとっては見取り稽古(待つ時間)が長く、ちょっとお気の毒でした。
稽古の参加者は多い方が活気があるし、得るものは大きい気がします。アメリカの人口はまだ増えているようですが、日本は人口減少の局面に入っています。取りあえず、まだ人がいるうちに剣道しておきましょう!
25日の黙行会は元J大教授のK先生ご一行様をお迎えした上、多数の先生方の参加も頂き、盛況に行われました。
残念ながらK先生にお願いすることは出来ませんでしたが、K原先生やT八段との立合いを拝見させて頂きました。大学の同窓生ということもあり、打った打たれただけでなく、傍で見ている者には分からない心のやり取りを感じました。
また、大学の教え子のU兄弟先生との稽古は目を見張るものがあり、厳しくも師弟愛を感じる稽古ぶりは稽古を見守る先生方の心にも残ったのではないでしょうか?
第2道場ではK先生から剣道の伝統文化継承に対する熱い想いだったり、心根の問題だったり、格の問題だったり、ためになるお話を多数伺うことができ、たいへん有意義な時間となりました。また、一刀流のお話は奥が深く、現代剣道とは一線を画す興味深い話題でした。
さて、11月の黙行会は15日(火)と決定しました。審査前の調整も含め、先生方のご参加、よろしくお願い申し上げます。
玄関にある金木犀が良い匂いを放ち、秋を深呼吸したくなる季節になりました。先週お休みだったためか支部稽古会の参加者はいつもよりやや多いように感じました。
さて、数日前に京都で仕事関係の国際会議があり、13ヶ国から16団体、約700人が集まりました。公用語は当然英語。ヘッドフォンを通じて複数の同時通訳が英語から日本語へ、日本語から英語へとスラスラ通訳していきます。本当は通訳なしに聞き取れるのが理想ですが、今の実力は時折知っている単語が続けば何となく聞き取れる程度。コミュニケーションができるレベルに至るまで相当な時間が必要と痛感しました。
会議に先立ち、基調講演を行った著名な建築家であるA藤氏は「価値をつくる」ことをテーマの一つとして講演をしました。A藤氏によれば「そこでしか見られないもの」の価値が大きいと言います。例えばオブジェや美術館など世界的に有名な人が作った芸術作品や建造物はそこに行かないと見ることができない。すなわち代替がきかないため価値が生まれるというわけです。
なぜ京都が世界的に人気の観光都市になったかと言えば京都にしかない神社仏閣、舞妓さんや芸妓さんのいる伝統文化など魅力があるからに他なりません。
剣道も伝統文化の一つ。外国でも徐々に認知されてきているようです。外国人に見せるために稽古をしている訳ではありませんが、外国人が見た時に美しさを感じさせる剣道ができればいいですね~
日曜日は久しぶりの晴れ間が広がり、いつになく清々しい気分になりました。こんなにも晴れ間が嬉しいと思うのは、それだけ雨降りの日が多かったということでしょうね。
日曜日の朝は小学校が使えるということで中止のはずだった鑽士会が急遽行われました。集まったのは7名。基本打ちを重視しているため色々な技のバリエーションを試すことが出来ます。しかし、応じ技の稽古でさえ思い通りに打てないのですから、技術不足は否めません。
稽古が終わり、午後からあるテストを受けてきました。剣道談義場のカキコを犠牲?にしてまで時間を割いている割にそれほどの手応えはありませんでした。
剣道もテストもいつになったら結果が出るのか?こっちの晴れ間はまだ当分先になりそうです。
20日(火)の黙行会は台風の接近により遠方の先生方の参加はやや少なかったものの、八段の先生お2人から初参加者の方まで30名以上の先生方がお集まりになりました。
稽古はいつも通り2分刻みの回り稽古。やや涼しく稽古日和かと思ったのも束の間、5人を過ぎたあたりから徐々に汗が出始め、終わり頃になると汗びっしょりになってしまいました。
稽古内容では「先」を意識したところ、T八段からは「打ち急ぐ」とのご指摘を受けました。「攻め」「溜め」「捨て」はお相手のレベルが上がると途端に難しくなります。私の場合「溜め」が「待ち」になりがちになるため、「先」や「攻め」を意識しすぎると今度は「打ち急ぎがち」になってしまいます。その辺りは難しさであり楽しさでもありますが…。
第2道場ではT八段が出場された東西対抗の話は勉強になりました。動画でT八段の一本に近い打ちがあったように見えたため、手応えを伺うと「打ちが軽かった」とのこと。実際はどうであったか謎だとしても判定に対する一貫した謙虚な姿勢は是非とも見習いたいものです。
土曜日は3か月ぶりにK察稽古会にお邪魔してきました。参加していなかった3か月の間に開始時刻が30分早まったことを知らず、やや遅れての参加。それでも多くの指名選手と稽古をさせてもらい、稽古からわずか30分足らずで疲労困憊状態になりました。
ある選手と稽古でこちらが攻めている気持ちが切れた瞬間に打たれることが多々あり、こちらの動きを完全に読まれている感じです。その辺りどう克服していけばいいか、今後の課題となりそうです。
今年のシルバーウィークは大型とは言えないまでも、休みの多い一週間になります。
剣道界ではこの連休に東西対抗から地元の中高生の大会まで幅広く行われるということで、出場される皆様のご活躍を期待しております。
土曜日はM澤道場にて館長先生が参加された中堅剣士同期・稽古会が行われました。M澤先生の同期の先生はもちろん、県内の八段の先生の他、県内外から多くの方々が参加されました。
私も稽古に参加させて頂き、全国的に有名なE先生に初めてお願いすることが出来ました。構えてすぐオーラというか、圧力におされ、数秒で蛇に睨まれた蛙状態に…。私のあまりの姿にある先生から「どうしちゃったの?」と言われる程。「これが私の実力ですから」とも切り返せず、しばし放心状態。
E先生には「打ち切る、捨て切ること」をアドバイス頂きました。これは県内の八段の先生方にもよく指摘される点でもあり、その部分は未だ進歩が見られないですね。
素晴らしい先生にご指導を頂くとそれなりに得るものが大きいのですが、今回はそれを超えた「ショックが大きい」稽古会となりました。この歳になってもショックを与えてもらえること自体、ありがたいことです。M澤道場関係者の皆様、ご参加の先生方、大変お世話になりました。
木曜日の支部稽古会には夏休み期間中、久しく顔を見ていなかった高校生が多く参加し、盛況な稽古会となりました。
稽古の始まる前にT八段の東西対抗及び国体出場を記念してT支部からお祝いが贈られました。今年の東西対抗は比較的近場で行われることから都合がつけば是非観戦したいものです。
久しぶりの高校生との稽古では思い通りに打たせてもらえる機会が少なく、自分としてはやや不本意に終わりました。なぜなら、元立ちが打って(お相手に)教えることが本来の姿であるならば、それが十分にできなかったからです。自分が弱いことを認めたくない部分(負け惜しみ?)もあるかも知れませんけど…
若い剣士は夏の厳しい稽古を越えると一気に力が上がることがあります。高校生たちもそのパターンなら喜ばしいことですね。
群馬県内で行われる剣道稽古会の黙行会(もくぎょうかい)