今月の黙行会トップページの写真は「剣窓」5月号P25の記事からヒントを得て現地に行って撮ってきました。剣窓の記事をお書きになったB先生に県武でお話しを伺ったところ、「碑は色々なご縁があって古里に戻った」とのことでした。ちなみにT支部の手拭「隣有必孤不徳」はB先生の揮毫です。
驚いたのは碑の隣のカルタ。「上毛カルタ」は県内では常識ですが、もっとローカルなカルタがあるとは知りませんでした。その他の地域にもローカルカルタがあるのでしょうか?
さて、16日(火)は黙行会になっております。昇段審査でご昇段された先生は披露のため事前に事務局までご連絡頂ければと存じます。おめでたいことは皆さんでお祝いしたいですからね。逆に審査や試合でいい結果が出なかった先生は何も語らず、黙ってご参加ください。
下川淵カルタの「も」は持田先生の「も」。いつかどこかのカルタに黙行会の「も」が使われないかなぁ~(冗談です)

木曜日支部稽古会には○○時代がT八段の取材に訪れました。もちろん、先月の選抜八段での好成績が無関係ではなさそうです。隣で話を伺っていると、選抜八段大会での心理的な動きや対戦相手とのやり取りなどが中心のようでした。
最近の剣道雑誌では毎月のテーマ毎にいろいろな選手の得意技を取り上げる構成が主流になっています。そのテーマというのは…おっと!ここから先は、出版近くになったらまたお知らせします。
さて、今週末から春季後半の全国審査会が始まります。黙行会参加の先生方も多く受審されると伺っています。今まで積み上げてこられた実力を十分に発揮されるよう、受審される先生方のご武運をお祈りいたします。

GWも終盤を迎え、連休を県外で過ごす方の帰省が始まる頃かも知れません。私も5日まで県外で過ごした後、6日からは溜まった仕事を一つずつ仕上げています。
いつも通り演武大会は3日から。今年の朝稽古は30分繰り下がったせいか、参加者が例年以上に多く感じました。そのため1回に2~3人しか掛れないと予測し、範士の先生に特化してお願いすることにしました。案の定、私が稽古をお願いできたのは1日2人のみ。しかし、それでも得るものは大きかったように思います。
演武大会では勝負に賭ける人、自分の剣道を貫こうとする人など剣道観は様々です。自分の立合いは思い切って面勝負!と決めて臨みましたが、結局、何も決めることが出来ず引き分けに終わりました。平面的な攻めになっていたかも知れません。思い通りにはいきませんね~。
5日の範士の立合いではU家先生とF川先生の立合いが素晴らしかったです。前半の範士の部にしては珍しく会場から拍手喝采が沸き起こりました。S野先生やT﨑先生の立合いも相変わらず冴えており、観客を魅了していました。いずれもビデオを撮らなかったのは残念ですが…
剣道だけに没頭できる幸せな時間が終わり、若干、燃え尽き症候群になっています。早く気持ちをリセットして普段の生活に戻るようにしたいものです。

土曜日の都道府県対抗、残念ながら本県は二勝三敗で一回戦敗退となりました。お相手は来年の国体開催県ということもあり、全体的に強化されているような印象。本県選手も頑張りましたが、一歩及ばずでした。
チームの勝敗とは別に来年以降、自分が予選突破できるか分からないので、これが最後の都道府県対抗になるかも知れないと覚悟を決めて精一杯の力を出そうと試合に臨みました。
試合内容はお相手の攻めに動じてしまった以外、あまり覚えていません。気づいたら自分の方に旗が上がっていたというのが正直なところ。予選からのまぐれが運良く今日まで続いたということです。チームは残念な結果となりましたが、応援して頂いた皆様に心より感謝申し上げます。
これから昇段審査に臨まれる先生方のご武運をお祈りいたします。

水曜日の県武道館では稽古終了後に都道府県対抗選手に向けた激励会が行われました。
監督以下、選手一同が会長から激励を受け、稽古に参加の皆様からも拍手のエールを頂きました。
このようなセレモニーを受けるのは初めて。しかも、その後に新聞記者に取材してもらうおまけ付。こんなにしてもらうと贅沢過ぎて人生が終わってしまうのではないか?と心配するくらいです。
皆様のご配慮を意気に感じ、選手一同、目の前の一戦に集中して頑張ってきます!

八段戦の興奮がようやく収まりつつある今日この頃。
八段戦の刺激を受ける形となった今週末の都道府県対抗。試合を意識するとどうしてもオーバーワークになってしまいます。そこを冷静に…なんて考えながら本番にピークを持っていく調整の難しさを今、実感しているところです。
幸い、痛いところもなく、至って普通な状態を保っていられるのは過去の経験が少しは生かされているからなのかも知れませんね。
金曜日の出発に向けて徐々に緊張が高まっています。

火曜日の黙行会は参加人数が多く、最高気温が30度近く上がったこともあり、熱気を帯びた稽古会となりました。
私は選抜八段大会を観戦した影響から、自分がT八段になった錯覚に陥った状態で回り稽古に臨みました。ところが、思い通りに打てません。あれっ!打てない、打たれた、おかしいな~こんなはずじゃないのに…。と焦ることに。
20人近く稽古を終えた頃になって、ようやく、あっ!これが自分の実力なんだ、と遅ればせながら現実の世界に戻ることができました。私が(空想で)強かったのは稽古しなかった日・月の2日間だけ。ある意味、勘違いが長引かなくて良かったかも。
今回も大勢の先生方と稽古ができ、T八段の試合のお話も聞け、第2道場では美味しいお酒も飲めて、自分の勘違いにも気づけたという点において大変有意義な黙行会となりました。
次回の黙行会は5月16日(火)です。どうか、次回も大会や審査会の吉報がお届けできる黙行会となりますように!

日曜日の選抜八段大会、現場で拝見した感想を一言で表現すれば、「シビレました」。T八段の初戦のお相手は気迫十分のH教士。過去、H教士に見られた竹刀を垂直に立てて攻め入る動作は今回見られず、さほどの煽りもありませんでした。そのかわり、一足一刀の間での攻防が凄まじく、乗るか反るか、打つか打たれるかのギリギリの勝負が持続・展開されるという、まさに名勝負が実現されました。
はっきり言って、このような名勝負を見せられると、どちらが勝ってもどうでもいいような気にさえなります。互いに一歩も譲らず、最後の最後にH教士が一瞬下がったところをT八段の捨て身の面が捉え、見事に初戦を突破されました。
その後、決勝戦まで数々のシビレる試合が繰り広げられましたが、全部書き出すと超大作になってしまいますのでこの程度で。続きを知りたい方は18日(火)の黙行会でご本人からお話を伺えると思いますので是非ご参加ください。
なお、選抜八段準優勝のお祝いと年度初めということもあり、集合写真を撮りたいと考えております。

谷勝彦先生が全日本選抜剣道八段優勝大会におきまして、見事、準優勝されました。
水曜日は県武稽古会で都道府県対抗に向けた壮行(練習)試合が行われました。集合可能な5名がチームを組んだ紅白戦。審判が全員八段の先生という豪華な壮行試合でした。
稽古参加の皆さんが試合をご覧になるという状況は全くの想定外。中には「聞いてないよ~」と漏らす選手もいる中、私は大将で出場させて頂きました。相手チームは特練生や国体・都道府県を経験した選手で構成されていたので容易に勝つことはできません。副将までは引き分けで私に回ってきました。
練習試合とは言え、ギャラリーが注目する試合は空気感が違います。何とか捨て切る技を出だそうと機会を伺いますが、その隙を与えてくれません。途中に小手が当たって一本となりましたが、あっという間に5分が経過し、最後まで捨て切る技を出すことができませんでした。
本戦ではもっと緊張することを思うとチームワークも大切に一層心して臨まなければなりませんね。
試合と言えば、いよいよ八段選抜が迫ってきました。観戦して何か一つでも学んできたいと思います。

群馬県内で行われる剣道稽古会の黙行会(もくぎょうかい)