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緊張感の謎

先日の全日本選手権大会は現場に行くことができず、インターネット+TVでの観戦となりましたが、決勝戦はとても見応えのある良い試合でした。特に優勝した選手は決勝であれだけ捨て切れるのは凄いな~と思って見ていました。

近年は動画配信され、オンタイムでなくともインターネットでも見られるため、見逃した本県代表の初戦も遡って見ることができます。県内の試合で見るいつもの感じと若干の違いを感じつつも、大舞台の特別な緊張感ならいつもどおりでなくて当然か~なんて思いながら巻き戻して何回か見直していました。

違和感と言えば、剣道形の最初に正面に歩み寄ってお辞儀をする所作を拝見し、「おやっ!?何だろう、初めての光景」と思ったのは私だけではなかったはず。そのことを剣道形を打たれた当の範士に尋ねると「台覧試合だったから」ということでした。

なるほど。画面越しにでも伝わるいつもと違った緊張感はこれだったのか!謎が全て解消された瞬間でした。皇族のご臨席は70回の記念大会だからなのでしょうか。後から聞いた話によれば女王殿下の「お言葉」は人々の胸に刺さる内容だったそうです。

特別な緊張感が良い方向に働くこともあれば、そうでない方向に動くこともあるということですね。でも、この緊張感を味わえるのは選ばれた人のみ。羨ましいかぎりです。

黙行会の日時等の決定

土曜日は秋らしい晴天に恵まれ、絶好の行楽日和となりました。山間部では紅葉の見ごろを迎え、稲刈りを終えた田には昔ながらの「稲架(はさ)掛け」も見られます。

さて、黙行会の決定事項は下記の通りです。

日時:令和5年1月24日(火)午後7時~
場所:高崎市新町防災アリーナ(詳細はHPに記載)
場所が変更となりました。お間違えのないようお願いします。

また、黙行会休止後(令和2年2月以降)に六段以上に昇段された先生はお手数ですが、事務局までお知らせください。稽古後にお披露目いたします。

なお、11月3日の全日本選手権大会にてT範士が剣道形を打たれます。是非ご覧ください。

黙行会の再開に向けて

ここのところ、すっかり秋めいてきて剣道の稽古がしやすい時期になってきました。

さて、新型コロナの影響で令和2年の初頭以来、中止していた黙行会は、皆様から「黙行会の再開」について多くのご要望を頂いていること並びに群馬県において「社会経済活動再開に向けたガイドライン(改訂版)」に基づき、令和4年10月15日以降、県内35市町村の警戒レベルを「1」へ引き下げることを決定したことなどから再開の準備を進めることになりました。

今のところの方向性として、①再開時期は来年1月を目途としていること、②場所が変わる可能性があること、③感染対策として何かしらの制限を設けさせて頂くことなどを中心に検討することになると思います。詳細については決まり次第お知らせします。

ご意見等がありましたら、事務局までお願い申し上げます。

東西対抗

11日は、予備審査ということで本番と同じ形式で2人の先生と立合いをさせて頂きました。

攻めと溜め、間合い詰め、単純な打ち切りなど多々課題が浮き彫りになりました。次の審査まで全てを完璧にこなそうとしても無理なので、焦点を絞って取り組んでいこうかなと思案しています。

立合いをご覧になったある先生から「T範士にかかるつもりで臨めばいいんだよ」と貴重なアドバイスを頂きました。確かに上手に掛るつもりの方が、捨てられる気がします。

そのT範士、18日の東西対抗に東軍大将として出場されます。会場入りできない場合には動画で見る方法もありますので、T範士をはじめ、東西対抗に出場する選手をイメージしてみましょうか。

審査会2022夏

先日行われた社会人大会の結果と写真が支部HPにアップされていますので是非ご参照ください。

さて、例年夏には行われない審査会が行われたため受審してきました。この季節多々ある台風の影響で新幹線が遅れ、受審時間が30分遅れてスタートのオマケつき。

1人目のお相手は一際目立つ長身で面に届くイメージが湧きません。しかし、下手に小手に潜ると墓穴を掘る可能性もあるため慎重を期すことにしました。先を取る意識を継続しつつ、初太刀を繰り出したところ、竹刀と竹刀がぶつかる相面となり、打突部位は捉えませんでしたが、出足としては悪くない感触を得ました。ところが、その後、当たらない相面1回と届かない面の空振りを2回してしまい、総合的な自己採点で合格ラインに届かない立ち合いとなってしまいました。

2人目のお相手には空振りこそありませんでしたが、応じ技を出さなければいけない場面で見てしまうなど「後の先」に課題が残りました。まぁ、これは課題の一部に過ぎず深堀すれば果てしないことは言うまでもありません。

受審回数が増えることをポジティブに捉えるとすれば、良いことの一つは知り合いが増えていくこと。しかも今回は海外の方と知り合いになれたことは大きい財産でした。また次回、反省して挑戦したいと思います。

3年ぶりの社会人大会

8/7、3年ぶりに社会人剣道大会が行われました。多くの先生方が参加され、盛大な大会になりました。

注目のシニア部門では男女問わずのカテゴリーながら、女子チームが優勝し、衝撃と共に大いに盛り上がりました。これだから勝負はやってみないと分からないですね。

コロナ前は大会が主催されるのが当たり前のことで正直、有難みはさほど感じなかったのですが、今大会は格別の感慨がありました。勝っても負けても、来年も是非やりたいですね。

選手・役員・ご来賓の先生方、大変お疲れ様でした。

黙行会は再開に向けて、慎重な議論を重ねております。感染状況を注視しながら判断して参りますので、ご理解の程、よろしくお願いいたします。

番組のお知らせ

群馬県剣道連盟高崎支部より下記の案内がありました。

ラジオ高崎:http://www.takasaki.fm/  http://www.takasaki.fm/info/2022/0517/

NHK: 6月10日(金)のNHKのテレビ放送「ほっとぐんま630」で放送予定です。番組は午後6時30分から、紹介コーナーの「てれラジオ」は午後6時40分以降になります。

2022都道府県予選会

2月26日に県内で都道府県予選会が行われました。直近で試合に出場した昨年の4月上旬から約11か月ぶりの試合になります。

トーナメント表を見たとき、初戦で八段の先生との対戦が分かったので、審査のイメージも念頭に置きながら、胸を借りる気持ちで臨むことができました。

しかし、いざ対戦してみると、応じ技の卓越した選手相手に捨て切る技を出せず、機会でないところで中途半端に打ち出すことが多くなってしまいました。結局は打ち気に逸ったところに出小手をもらい、一回戦敗退。

自分の姿をビデオで見返すと、どっしりとした構えが出来ておらず、歩幅が広くなり、胸の広がりが狭く、身体の重心が前がかりになっていて、イメージしていた姿とはかなりのギャップが映し出されていました。更に、自分で機会を作ることができていないことや打突の弱さも気になります。

5月審査に向けての課題の一つが明確になったという部分では試合に出て収穫があったと思えるところです。今は試行錯誤していることが結構な楽しみ。また頑張ります。

2022年スタートですね。

新年明けましておめでとうございます。
私の稽古始めは支部の元旦稽古でした。コロナ禍の影響で参加者が大学生以上など制限された中でしたが、多くの先生方がお集まりになり、盛況に行われました。

初稽古はT範士にお願いし、急くことなく機を見て打ち出そうとした瞬間、初太刀を範士に見事に打ち抜かれてしまいました。機を見るつもりが、いつの間にか見入ってしまい待ちに繋がったのでしょう。常に先をかけてこちらが主導権を握るくらいの気持ちと身体の備えがないとダメですね。

9日は級審査のお手伝いに行き、中学生を中心とする受審者を見ながら基本の大事さを再認識しました。打ち方の問題、強度や冴えのある打ちが出来ていない自分の基本をもう一度見つめ直して改善しなければ…。しっかりと身体に染み込ませる一年にしたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いします。