打つなら出ばな

このところ真夏のような暑さが続き、5月の季語が上滑りしている感がありましたが、今日はかろうじて晩春と言えるくらいに戻り一安心。しかし、そろそろ季語の改訂版を出した方がいいかも知れませんね。

先日の「○○時代」のT八段への取材、どうやら5月25日発売の7月号に載ることになったようです。11日に取材して22日頃には刷り上がっているのでしょうから、雑誌記者たちの編集能力は高いのでしょうね~。プロだから当たり前か。

誰に断るでもなく勝手に同席させてもらい、T八段と記者とのやり取りを聞いていると「出ばな技は相手を上手く誘って、引き出したところを打つのでしょうか?」の質問に対して「そのとおり!」と返ってくるであろうという記者の期待とは裏腹に「八段戦でそんな簡単にいくはずがない。」とT八段。記者の思い描いていたストーリーとは違う回答が多かったせいか、取材時間が長くなり、実技撮影が始まったのは取材開始より1時間ほど経った辺りから。

実技が始まると今度はT八段の踏み込み足が強いため、床の振動で三脚に備え付けたカメラがブレブレ。take1で終わることはほとんどなく、take5くらいは当たり前でした。切られ役の私から言わせて頂ければ、多くの場面でtake1が一番打たれた感がありました。カメラさん!撮るなら出ばなですよ。

なんて撮影現場を思い出しながら、出版日を今か今かと心待ちにしています。

20140604000628.1