訃報20170207

高崎支部事務局次長の植木勇一郎先生の御尊父 植木勇夫 様(享年80歳)がご逝去されました。謹んで哀悼の意を表し、下記お知らせ致します。


通 夜:平成30年2月8日(木) 18時から
告別式:平成30年2月9日(金) 10時から
喪主:植木勇一郎 (ご長男)様

場 所:メモリアルホールしんまち(通夜、告別式共に)
〒370-1301 群馬県高崎市新町2346-1
TEL:0274-43-1245

 

J大寒稽古2018

日曜日はT八段、U兄弟先生と私でJ大寒稽古に参加してきました。行きの車の中で赤っぽい色をした月を見たU弟先生が「不吉な予感」とボソッとつぶやいていましたが、私には全くピンときませんでした。

朝5時半から開始の寒稽古は年齢も年齢なので元立ちの立場での参加です。切り返しが約30分の後に打ち込み掛稽古が行われました。切り返しはやや軽めか?と思ったところ打ち込み掛稽古になって事件は起こりました。

打ち込み掛稽古になっていつもの通り、大学生に打たせたり、捌いたり、体当たりしたりしていたところ、身長185㎝、体重90kgを超えると思われる大学生が掛かってきました。最初はいつもどおりに受けていましたが、途中から大柄な体格を武器に強烈な体当たりを出し始め、軽く3m位後ろに飛ばされました。

1度のみならず何度も繰り出される体当たりの衝撃は凄まじく、U兄先生曰く「車と衝突した衝撃に等しい」くらい。しかし、ここは大学の寒稽古の場。元立ちとして怯むわけにもいかず、圧倒的な馬力と体格差で左右に振られても後ろに飛ばされてもこちらは相手に向かっていくしかありません。後半はどちらが元立ちか掛手か分からないほど異様な光景に映ったのではないでしょうか。

立っているのがやっとの状態になってきた頃、見かねたT八段が「助っ人」として参戦して頂き、何とか2人がかりで「制圧」することができました。後で聞くとその大学生は全国的に有名な剣道名門高校出身でまだ1年生とのこと。末恐ろしい逸材です。少なくともあと3年間はあの体当たりがあると思うと「不吉な予感」はある意味当たっていたかも知れません。来年は4人がかりで鬼退治かな~

首から足先、指先に至るまで稽古後からあちこちに痛みが生じ始め、翌日はそれを上回る痛みが襲っていますが、充実感や達成感は何とも言えません。全部含めて今年も満足感の高いJ大寒稽古となりました。

笑ってコラえて!ギリシャ後編

先週放送された「笑ってコラえて!」のギリシャのコーナーは思いのほか尺が長く、面白く見ることができました。奥さんはじめ出演者の皆さんもいい味を出していましたね。

実は黙行会に参加されたギリシャ在住のA井先生はS玉県屈指の進学校出身とのこと。「ということは浅見先生の高校・大学の後輩ということですか?」と尋ねると「ハイ」とのご返事。

「U高校→TB大学」=「crazy」and 「love Europe」?

上記の式がすぐに頭に浮かびました。もちろん「crazy」は既成の枠に囚われないというポジティブな意味ですよ。

先週に引き続き1月31日(水)19:56~日本テレビ「笑ってコラえて!」でギリシャ後編が放送される予定です。是非ご覧ください。

ナイスファイト!

日曜日は広域地区の中学校剣道大会が行われ、男子女子それぞれの団体・個人戦で白熱した試合が展開されました。

個人的に最も印象深かったのは男子個人の準々決勝。お互い一歩も譲らず延長戦へ。それでもなかなか決着がつかず、要項に従い延長戦の所定時間を過ぎたので「水入り」の指示が出されました。しかし、その後も延々と試合は続き、2度目の「水入り」の指示。

まさに死闘の様相を呈し、会場がシンと静まり返って2人の試合に釘付けになっていました。まさにどちらが勝ってもおかしくない一進一退の状況。ところが残念なことに、2度目の「水入り」の際、一方の選手の足に疲労が原因と思われる不具合が生じました。棄権することも選択肢の一つと考えられましたが、「やります」とのこと。

しかし、試合が続行してしばらく経った頃、足に不具合の出た選手がとうとう力尽き、その場に崩れ落ちてしまいました。

2度目の「水入り」の時点で棄権した方が良かったのか、どうなのか色々な意見はあるでしょうが、私は最後まで戦った選手の勇気を称えたいと思います。まぁ、実力のある選手なのでしばらくしたら鍛え直して再起することでしょう。

「ファイト!冷たい水の中をふるえながらのぼってゆけ~♪(引用:ファイト・作詞作曲:中島みゆき)」

お互いが力を出し切ったナイスな試合でした。

笑ってコラえて!

1月24日(水)19:56~日本テレビ「笑ってコラえて!」に黙行会に参加されたギリシャ在住の剣道関係者が出演します。是非ともご覧ください。

2月の黙行会は13日(火)となりました。次回は大雪になりませんように!

実りある講習会と23日の黙行会

1月にも関わらず温かい陽気に包まれた日曜日、広瀬川で有名な杜の都からE藤範士をお迎えして県剣連主催の講習会が行われました。

剣道形に入る前の所作に重点を置かれたり、少年指導の視点だったりと一味ちがった厚みのある講習会となりました。印象深かったのはE藤範士の安定感。ぶれない心身の安定は「調身・調息・調心」とおっしゃっていたお言葉にヒントが隠されているのか?メモを取りながらそんなことを考えていました。

しかし、そこは範士。諭すような優しい言葉とは裏腹に「剣道は一生の修行」や「当地が生んだ剣聖持田盛二先生が基本を習得するのに50歳までかかったのだから凡人は一生の行としなければならない」などサラッと厳しさも示唆しておられました。何はともあれいい勉強になった一日でした。

さて、23日(火)は新年初黙行会となっております。18:50分稽古開始、19:50分稽古終了です。月曜日の午後から雪の予報になっておりますので、無理せず慎重にご判断いただき、お越しの際にはお気をつけてご参加ください。

新年行事があった一週間

今週の日曜日は県連・各支部の役員並びに県内で活躍した中高生とその父兄らが参加した県剣連主催の新年会。とても華やいだ雰囲気でした。お開きになった後、I島先生と仕事の話をしていて、経営にも剣道同様攻めが必要だと感じました。

月曜日はI島道場の道場始め式。神主さんのお祓いなど神事が粛々と執り行われました。お祓いを受けると身が引き締まります。

火曜日はM署。こちらも新年初稽古でI田八段や高段の先生から早々に厳しい稽古をつけて頂きました。I田八段からは相変わらず今一歩の評価。何を意味しているかは分かるものの、その打開策が分からず手探りの状態です。ポジティブに考えれば宝探しのようでもあり、ああでもない、こうでもないと悩んでいる時間が楽しくもあります。

木曜日は支部稽古会。なんの弾みか珍しく若手実力者がたくさん集まり、あちこちで怪獣同士の戦いが行われていたようです。私は高校生らと多くの稽古をさせてもらい、出ばなを打たれました。決して怪獣同士の戦いが気になったわけではありませんが…。

来月上旬にはJ大の寒稽古に参加させて頂く予定になっています。怪獣のような大学生達の強烈な体当たり(一種のお祓いか?)に耐えられるよう、いまから足腰の鍛錬に努めたいと思います。

新年初支部稽古

木曜日は支部の新年初稽古会。いつもの参加者に加え、ご無沙汰の若手K先生が女性を連れて道場に入ってきました。女性はK先生の教え子か?と一瞬頭をよぎりましたが、いらぬ詮索はよそうとすぐに頭の中を消去しました。

稽古は小学生から大人の先生まで幅広い年齢層の方に渡りました。いつもながら難しいのは高校生。ちょっと油断すると一方的に打たれるし、自分本位では気持ちが通わないつまらない稽古になるし…。このどちらでもない微妙なラインを一刻も早く見つけることが今後の課題の一つです。

大人の先生では久しぶりにK先生と稽古ができました。私の攻めが通じず、打ち気がはやって右足に体重が乗った瞬間に打ち切られること数回。打たれるたびに「あぁ~!いつもT八段に指摘されているところだ~」と同じ失敗を何度も繰り返していることに反省です。

稽古後、K先生とお話しする機会があり、お連れの女性剣士は結婚した奥さんで大学の同級生だと紹介を受けました。情報通のM子先生によればK先生の奥さんは県外の強豪高校から名門大学に進学したバリバリの剣道専門家だとか。

「こいつは(新)春から縁起が良いわい!」と歌舞伎のように言い放ちたい気持ちをグッと抑え「お幸せに」とだけK先生に伝えました。ただでさえ人口減少の昨今、若くて有能な人材には地域に貢献してもらえるよう温かく迎えたいものです。

勝負は一瞬

月曜日は何とか仕事が一段落ついたので午後からジムに向かいました。なぜかトレーニングルーム全部のTVが高校サッカーのチャンネルになっていて、否が応でも目に入ります。

サッカーにはあまり興味がなく最初は気にしていませんでしたが、そこには本県代表校が戦っている姿が映し出されていました。そうか!今日は決勝戦だったのかと合点し、ランニングマシンでジョギングしながら徐々にTVに見入ってしまいました。

素人の感想としても、流れるようなパス回し、相手陣内での攻撃時間の長さ、ボールに対する反応の良さなど随所に感心させられる場面がありました。勝てるだろうと何となく安心して見ていた終わり頃、ボールが相手選手の股間を抜いて敵陣ゴールに吸い込まれていくのが目に入りました。イメージしていたゴールシーンより地味で、あっという間に決まったという印象です。

しばらくすると試合が終わり、本県代表高校の優勝が決まりました。お互いのレベルが高く、力を出し切ったナイスゲームだったので、勝利の喜びというよりも両校の健闘を称えたい感情が上回りました。両校の選手たち、ここに至るまで一体どれだけの時間と労力を費やしたのでしょうか?まさに「鍛錬千日、勝負は一瞬」です。

ジムに行くときに見た、冷たい雨の中でもコーチ達に怒鳴られながら校庭でボールを追いかけている近所の小学生たちがこれからのエースストライカーになっていくのでしょうね~。

群馬県内で行われる剣道稽古会の黙行会(もくぎょうかい)