心躍りました(後編)

3日は全日本選手権大会。複数の先生方からS道範士の剣道形の映像をご所望されるリクエストがあり、撮影する前にはこれから自分の試合か!というほど緊張しました。撮れなかったら責任重大、手の震えを抑えながら何とか最初から最後まで撮影が終わり、試合前にも関わらず既に「本日の業務終了」気分となりました。

1回戦は延長戦が多く、予定よりかなり長引いてお昼でお弁当を食べた後はウトウトと寝てしまうこともありました。しかし、1回戦の最後に本県代表選手が登場する頃には目が覚め、期待をしながら観戦しました。残念ながら本来の持ち味をお相手に封じられた形となりましたが、まずは本選に出場することが大事。普通の人は1回でも出られないのですから。

全般を通して結果通り若い選手の活躍が目を引きました。特に優勝した選手には悲壮感は全く感じられず、背負うものがない「軽さ」が責任感の強い選手の「重さ」を凌駕しているように映りました。

新聞各紙は史上最年少優勝の記事を大きく取り上げて、ニューヒーローの誕生を祝っているかのようです。自分としては最年少出場が出来ない以上、こうなったら最年長出場を目指すしかなくなりました。しかも、理論的には年齢を増す毎に更新できる訳ですから俄然やる気になります。目標に向かって心躍ります(ちょっと無理やりですね)。

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