このGW、比較的好天に恵まれた中で10年ぶりに審査を受審してきました。
1次審査の1人目は演武大会の朝稽古でよく顔を合わせている先生。こちらが出る所、全ての面が当たり、「神様が降りてきた!」というくらい自分でも信じられないような出来でした。2人目はその出来から見ると残念な立ち合いになり、「これで終わった」と不合格を確信し肩を落として戻ってきました。
1次の発表を見る気もおこらず、観覧席にいると私の近くで双眼鏡で発表をご覧になったT範士から「受かってるよ!」と声を掛けられ、実感が掴めないまま2次審査の準備をしました。
2次審査の1人目の初太刀で左拳が浮いて受けてしまい、その時点で「ダメだ」と思った後はあまり記憶がありません。合格ラインを満たす有効打突が一本もないまま1人目終了。2人目はS風館の稽古でよくお世話になった先生でお互い手の内を知っている部分もありましたが、結局技を決め切れずに終了。今度は自分の確信通り、不合格となりました。
翌日の3日に柳生同期会でT木のO島八段に審査の話をすると「1次は実力で通って、2次で神様が降りてこなけりゃダメだよ、1次で神様が降りてきちゃぁ、そりゃ通らんな~。ジタンの神様ってことだよ!」「はぁ?ジタンの神様って何ですか?」と聞くと「ジタンだよ時短、最近は働き方改革で出勤時間が短いんだよ。」と本気とも冗談ともつかない言葉で大爆笑。
今回の審査では心掛けていた課題ができた部分もあり、少しずつ前に進んでいる気はします。審査後に色々な先生方からアドバイスを頂いたことを励みにまた頑張りたいと思います。