木曜日は月曜日にお亡くなりになった元群馬県剣道連盟会長で剣道範士八段中島義孝先生の告別式がしめやかに執り行われました。中島先生の選手並びに指導者として数々の実績、またそのお人柄などを偲び、式場には多くの弔問客が訪れました。
生前、中島先生は大会開会式の会長挨拶で幕末の剣豪、島田虎之助の「剣は心なり。心正しからざれば、剣又正しからず。剣を学ばんと欲する者は、まず心より学べ。」のフレーズを好んで使っておられました。県大会に出場した選手でこの言葉を知らない人はいないのでは?と思うくらいです。
私もご縁があって可愛がって頂きました。印象深い話としては国体強化合宿に向かう車中で、40代は特に稽古に励んだこと、4都県に跨って【置き防具】があったこと、素直な心がなければダメだ…等々。ご高齢になってもなお剣道に対する情熱は言葉からも熱く発せられていました。
手拭いに揮毫された「努力無限」の言葉はまさに中島先生を象徴しているのではないでしょうか。中島先生のご冥福を心よりお祈りいたします。
はじめまして、吉井と申します。小学校から高校まで高崎で中島先生に剣の道を教えていただいた者です。まずは中島義孝先生のご冥福をお祈り申し上げます。今でも教えは心に刻まれております。剣道から離れてしまいましたが、不惑の年を越えた今でも常に先生に教えていただいた言葉が反芻しています。本当にありがとうございました。