土曜日はM澤道場の落成式典にお招き頂きました。翌日の地元紙によれば出席者は約130人。その中には範士・八段の先生のほか、テレビでしか見られないような県外の有名な先生もいて、豪華な式典となりました。
神主さんの修祓式から始まり、館長挨拶、来賓祝辞それに床を施工した業者さんの挨拶までありました。施工者の話によれば全国の武徳殿を回って研究を重ね、剣道をするのに最適な施工をしたとのこと。剣道形の披露は県を代表する七段の先生が打たれ、流麗かつ迫力のある演武で式典に華を添えました。
その後、3部制の稽古会が行われ、1部には選手権大会等で活躍したT鍋選手、Y屋選手、M夏選手など…超有名選手がズラリ。思わずカメラを取り出して撮影をしてしまう程見惚れてしまいました。
私は2部に参加させて頂き、M崎史先生、K野先生、K田先生など若手八段の先生方に稽古をお願いすることが出来ました。各先生、それぞれ独特の剣風を持っておられ、それを体験しただけでも来た甲斐があったというもの。杉板の床も踏み込みがしやすく、抜けやすい。さすが施工者が自信をもってスピーチするだけのある床材を味わいました。
場所が変わっての祝宴は普通の披露宴を軽く凌駕する規模。T崎範士が揮毫された道場の看板が披露され、思わずT崎範士にお話しを伺うとただ一言「頑張るしかないよ」とスマートなお言葉。例えるなら肩に力が入った面をさりげなくかわされた感じ。それはさておき、祝宴は終始お祝いムードで進行され、歓談の際には剣道家らしく、円卓のあちらこちらで剣道談義に花が咲いていました。
同席された方の中には駐車場係やテント張、氷の入った飲料水の提供してくださった先生方、席次表の準備、引き出物の詰め込み作業などの裏方作業を黙々とされた先生もいらっしゃいました。色々な方の献身的な協力を拝見したり司会者の心のこもった語り口を聞いたりすると、「M澤先生、何か持っている?(ちょっと古いか!)」と今度会った時に伺ってみたいと思います。
「機会があれば是非稽古にご参加ください。」という社交辞令を真に受けて厚かましく稽古にお邪魔するかも知れません。今後ますますのご発展を心よりお祈りいたします。