先週の土曜日、隣県のT県において某企業の剣道部創部30周年を記念する行事が行われ、ある先生のお声がかりで私も参加させて頂きました。午前中は小中高生の試合、午後は大人の練習試合と稽古会という内容で、もちろん私は午後からの参加。
一通りの説明が終わるとすぐに試合が始まり、本県の大人6名に本県出身の大学生1名を加えて7人のチーム編成でT県選抜チームと対戦。何故か年齢順という話となり、実年齢が一番上の私が大将を命ぜられました。
先鋒の大学生は動きが良く、幸先よく1勝をもたらしてくれ、これを弾みに副将までに2勝1敗のスコアで私に回ってきました。たとえ、ここで私が2本負けを喫したとしても本数で引き分けになるので気持ちが優位であったことから、何とか勝利を手にすることが出来ました。その後の1試合は本県の若手選手とT木県のベテランで構成された混成チームがS県の実業団チームと対戦し、1勝2敗とこちらは惜しい結果でした。
全試合が終わり、七段以上が元立に立っての地稽古が約30分、お互い稽古が約20分へと移ります。来賓で来ておられた本県のW邉八段曰く「打った打たれたではない、交剣知愛だ。」の言葉通り、多くのお相手にかなり打たれましたがほとんど初めてお手合わせする方ばかりだったので頭はフル回転し新鮮味は抜群。稽古の最後には黙行会に参加して頂いたこともあるT県のS山先生ともお手合わせができ、充実した稽古会となりました。
段位、年齢、男女関係なく稽古が出来るのは剣道の良さでもあり、普段と違うタイミングのお相手に打てない自分の未熟さも認識できるので自分の剣道を高めるきっかけになるかも知れません。機会があったらまた参加したいものです。