自己満足の世界

土曜日はK察稽古会。稽古前後に色々な先生とお話しするなかで「歯の治療で…」とか「膝の状態が悪くて」、「肩回りの腱に痛みがあって」、「腰の状態が」などなど身体に異常がある先生があちらにもこちらにも。健康で剣道できる有難さを感じます。

若手特練生や特練OBが中心の稽古会では全力を出しても打たれてしまい、ついつい当てに走りたくなります。当たったら当たったで「何をやっているんだろう?」と自己嫌悪に陥ることが繰り返されるので、今回は逸る気持ちを抑えて「調身調息調心」と唱えながら稽古に臨みました。

結果的には打たれてしまうことが多いのですが、気持ちの崩れがなければ参った!というものは少ないように思います。逆に自分が打ったところも相手が崩れていなければ実は参っていないわけで会心の打ちをどこに置くかで稽古内容が変わるように思います。

厳しい稽古でこってりと絞られたためお腹が空き、帰ってから新しく開店した街中のラーメン屋に行ってみました。新規オープンということで初々しさが感じられます。味のこだわりはなかなかのもの。餃子も美味しかったです。

結局のところ、剣道もラーメンもどこに基準を置くかを決めるのは自分次第。自己満足の世界でもあります。他人から評価される審査が近づけばそうも言っていられなくなるので残された今の状況を満喫しておきます。