4日は私の立合いの日。朝稽古から一旦宿に戻り、戦闘態勢を整えていざ出陣。お相手は6年前に一度対戦しているO先生。実はこの先生、本県のT原先生と大学同期かつ、全日本実業団高壮年の部で優勝経験を持つ強者。6年前には実業団優勝者という輝かしい実績に相当な意識を持って臨んだ記憶があります。しかし、前回負けてからは「強いものは強い」という認識に変わり、今回はあまり気負わずに臨めた気がします。
構えに進む前から気持ちが伝わってきます。始め!の合図でさぁ立合い。お互い気持ちの攻め合いをしながら徐々に間合いが詰まっていきます。自分としては平然としているつもりでもお相手のスピードに負けまいと身体が勝手に反応するのか、次第に自分の足幅が広がっていきます。
ここからどうしよう?と少し迷ったところで出足のよい小手面が襲ってきます。何とか凌ぎ、お相手が息が切れかかったところを今度はこちらから小手面にいきました。タイミング的にはまあまあ、しかし打突部位を逃してしまい、決まらず。
ややあって、こちらが小手の打ち気を見せたところで逆に相小手面に乗られてしまいました。タイミング的にはバッチリで「やられたか?」とドキッとしましたが、一本にならず。その直後、お相手が面に飛び込んでくるのを出小手に合わせるも不十分で決まらず…。
結局、双方有効打突がないまま時間切れの引き分け。しかし今回の方が前回より気持ちのやり取りが出来たように思います。終わってから多くの先生方に「相手が強かったね~」という言葉を頂戴しました。「ご覧になっても分かりましたか?」と聞き返したいところでしたが、そこは内心だけに留めておきました。
I田八段やT八段にも自分の良い点、悪い点等をご教示頂き、特に悪いクセを如何に直すかが今後の課題。でも、身体が勝手に反応するクセを直せるのか?しばらくは自問自答する日々になりそうです。つづく