10月に入り、日が暮れるのが早く、朝晩はめっきり冷え込んできました。この地域ではちょうど稲刈りの時期であり、市民大会の審判の先生の中には「この連休で稲刈りをしたかった。」と漏らす先生が何人かいらっしゃいました。市民大会を含め、この3連休は全国各地で剣道大会が開催された模様です。
国体は浅見先生のブログに載っている通り、開催県が優勝あるいは上位を占めたようです。本県代表チームのスコアをある先生からスマホで見せて頂き、この選手でも負けるのか!という結果を目の当たりにしてつくづく全国レベルは高いなぁと思わざるを得ませんでした。
全国と言えば、全日本学生優勝大会では寒稽古で毎年お世話になっているO体大が優勝したとのこと。つい先週お会いしたS道範士は「関西学生では優勝したけれど、そう(全日本学生)は甘くない。」という趣旨の話をされていました。師範という立場上、言葉を選ばれたのかも知れませんが、どうしてどうして、お見事な優勝です。
連休最終日の市民大会は小学生から大人まで幅広い年代で熱い戦いが繰り広げられました。私は審判を務めさせて頂き、日ごろ一緒に稽古している方々を含め、多くの試合を拝見しました。
勝った負けたはあるにせよ、各選手の頑張りを見ているとこちらも負けていられない気持ちになります。連休明けからがんばっていきましょう!
先週末はおんたけ講習会、日曜日には小学生大会の審判とハードスケジュールの剣道行事を体験することになりました。おんたけ講習会の講師はS道範士をはじめとする教士・範士の先生方が80名近くの受講生に対し熱心な講義を繰り広げられました。
金曜日の夜、S道範士に稽古をつけて頂き、頂戴した言葉は「ドタバタしている。スー!パパパッパ!とすること。」言葉の意味は痛い程よく分かります。私に足りないものの一つは素早く反応して、スムーズな足捌きをするということでしょう。技の連続性も重要なのかも知れませんね。
日曜日の小学生大会では審判をさせて頂き、有効打突に素早く反応するという面ではとても勉強になりました。いかに素早く、しかも正確に反応(判断)するか…。
今大会で剣道形の演武を披露したT兄先生の師匠である故岡範士が好んで詠われた句「おくれては 梅も桜に劣るらん 魁(さきがけ)てこそ 色も香もあれ」を思い出しました。有効打突が決まったら自分から率先して反応しなければ意味がない…くらいな気持ちで審判を務めなければダメなんでしょうね~。
玄関にある金木犀が良い匂いを放ち、秋を深呼吸したくなる季節になりました。先週お休みだったためか支部稽古会の参加者はいつもよりやや多いように感じました。
さて、数日前に京都で仕事関係の国際会議があり、13ヶ国から16団体、約700人が集まりました。公用語は当然英語。ヘッドフォンを通じて複数の同時通訳が英語から日本語へ、日本語から英語へとスラスラ通訳していきます。本当は通訳なしに聞き取れるのが理想ですが、今の実力は時折知っている単語が続けば何となく聞き取れる程度。コミュニケーションができるレベルに至るまで相当な時間が必要と痛感しました。
会議に先立ち、基調講演を行った著名な建築家であるA藤氏は「価値をつくる」ことをテーマの一つとして講演をしました。A藤氏によれば「そこでしか見られないもの」の価値が大きいと言います。例えばオブジェや美術館など世界的に有名な人が作った芸術作品や建造物はそこに行かないと見ることができない。すなわち代替がきかないため価値が生まれるというわけです。
なぜ京都が世界的に人気の観光都市になったかと言えば京都にしかない神社仏閣、舞妓さんや芸妓さんのいる伝統文化など魅力があるからに他なりません。
剣道も伝統文化の一つ。外国でも徐々に認知されてきているようです。外国人に見せるために稽古をしている訳ではありませんが、外国人が見た時に美しさを感じさせる剣道ができればいいですね~
日曜日は久しぶりの晴れ間が広がり、いつになく清々しい気分になりました。こんなにも晴れ間が嬉しいと思うのは、それだけ雨降りの日が多かったということでしょうね。
日曜日の朝は小学校が使えるということで中止のはずだった鑽士会が急遽行われました。集まったのは7名。基本打ちを重視しているため色々な技のバリエーションを試すことが出来ます。しかし、応じ技の稽古でさえ思い通りに打てないのですから、技術不足は否めません。
稽古が終わり、午後からあるテストを受けてきました。剣道談義場のカキコを犠牲?にしてまで時間を割いている割にそれほどの手応えはありませんでした。
剣道もテストもいつになったら結果が出るのか?こっちの晴れ間はまだ当分先になりそうです。
20日(火)の黙行会は台風の接近により遠方の先生方の参加はやや少なかったものの、八段の先生お2人から初参加者の方まで30名以上の先生方がお集まりになりました。
稽古はいつも通り2分刻みの回り稽古。やや涼しく稽古日和かと思ったのも束の間、5人を過ぎたあたりから徐々に汗が出始め、終わり頃になると汗びっしょりになってしまいました。
稽古内容では「先」を意識したところ、T八段からは「打ち急ぐ」とのご指摘を受けました。「攻め」「溜め」「捨て」はお相手のレベルが上がると途端に難しくなります。私の場合「溜め」が「待ち」になりがちになるため、「先」や「攻め」を意識しすぎると今度は「打ち急ぎがち」になってしまいます。その辺りは難しさであり楽しさでもありますが…。
第2道場ではT八段が出場された東西対抗の話は勉強になりました。動画でT八段の一本に近い打ちがあったように見えたため、手応えを伺うと「打ちが軽かった」とのこと。実際はどうであったか謎だとしても判定に対する一貫した謙虚な姿勢は是非とも見習いたいものです。
台風16号が近づいております。現時点において今月の黙行会は通常どおり行われる予定ですが、黙行会が行われる時間近くに最も雨量が多いと予想されています。
参加予定だったJ大関係の先生方も今回の参加を見送られています。特に遠方からお出での先生方に関しましては十分ご考慮の上、参加不参加をご決断ください。
3連休の最終日、T支部では中体連の新人戦が行われ、審判を務めて参りました。団体戦ではある中学校が男女アベック優勝。しかし、男女とも団体優勝メンバーが個人戦では決勝戦まで進んでいないという興味深い結果となりました。
試合を見ていて選手と師匠がそっくり!と思う場面があちらこちらで見られました。技の出し方やフェイントのかけ方に特徴がある場合が多いですね。ここまで師匠や指導者に似るのかと思うとちょっと微笑ましく思えます。
さて、火曜日は黙行会となっております。今回はスペシャルゲストとして元J大教授のK先生他3名様が参加されるそうです。K先生の教え子U弟先生は「台風が来る」とおっしゃっていましたが、果たしてその意味は?身をもって体験できるかも知れません。
そうそう、先日の東西対抗、私は都合により観戦できませんでした。観戦した先生にT八段の戦いぶりについて伺うと「T八段を研究し尽したような試合」だったそうです。その辺りは第2道場で…。
本当に台風が近づいてきているようです。皆様お気を付けてご参加ください。
土曜日は3か月ぶりにK察稽古会にお邪魔してきました。参加していなかった3か月の間に開始時刻が30分早まったことを知らず、やや遅れての参加。それでも多くの指名選手と稽古をさせてもらい、稽古からわずか30分足らずで疲労困憊状態になりました。
ある選手と稽古でこちらが攻めている気持ちが切れた瞬間に打たれることが多々あり、こちらの動きを完全に読まれている感じです。その辺りどう克服していけばいいか、今後の課題となりそうです。
今年のシルバーウィークは大型とは言えないまでも、休みの多い一週間になります。
剣道界ではこの連休に東西対抗から地元の中高生の大会まで幅広く行われるということで、出場される皆様のご活躍を期待しております。
土曜日はM澤道場にて館長先生が参加された中堅剣士同期・稽古会が行われました。M澤先生の同期の先生はもちろん、県内の八段の先生の他、県内外から多くの方々が参加されました。
私も稽古に参加させて頂き、全国的に有名なE先生に初めてお願いすることが出来ました。構えてすぐオーラというか、圧力におされ、数秒で蛇に睨まれた蛙状態に…。私のあまりの姿にある先生から「どうしちゃったの?」と言われる程。「これが私の実力ですから」とも切り返せず、しばし放心状態。
E先生には「打ち切る、捨て切ること」をアドバイス頂きました。これは県内の八段の先生方にもよく指摘される点でもあり、その部分は未だ進歩が見られないですね。
素晴らしい先生にご指導を頂くとそれなりに得るものが大きいのですが、今回はそれを超えた「ショックが大きい」稽古会となりました。この歳になってもショックを与えてもらえること自体、ありがたいことです。M澤道場関係者の皆様、ご参加の先生方、大変お世話になりました。
木曜日の支部稽古会には夏休み期間中、久しく顔を見ていなかった高校生が多く参加し、盛況な稽古会となりました。
稽古の始まる前にT八段の東西対抗及び国体出場を記念してT支部からお祝いが贈られました。今年の東西対抗は比較的近場で行われることから都合がつけば是非観戦したいものです。
久しぶりの高校生との稽古では思い通りに打たせてもらえる機会が少なく、自分としてはやや不本意に終わりました。なぜなら、元立ちが打って(お相手に)教えることが本来の姿であるならば、それが十分にできなかったからです。自分が弱いことを認めたくない部分(負け惜しみ?)もあるかも知れませんけど…
若い剣士は夏の厳しい稽古を越えると一気に力が上がることがあります。高校生たちもそのパターンなら喜ばしいことですね。
群馬県内で行われる剣道稽古会の黙行会(もくぎょうかい)