出頭は攻め技

今月の黙行会は審査前にしてはやや少なめの参加者ではありましたが、イタリアからお越しくださいました先生や遠く関西地区からお見えの先生、専門学校生が初参加して頂くなど、新鮮な稽古会となりました。

関西地区からお見えになった先生はO体大でいつもお世話になっている190㎝を超える大柄な先生。わずかな時間でもこの地に足をお運び頂くのはとても有難いことです。

T八段との体当たり稽古はそこに居た目撃者しか分からない、レアな稽古風景でした。

それもレアではありますが、稽古後にT八段がおっしゃった「出頭は応じ技ではなく、攻め技である」という言葉は印象に残りました。審査を受審される先生方だけでなく、それ以外の先生にも心に残ったはずです。審査に向けて力が注入されましたね。

なお、来月12月13日(火)の黙行会は開始時刻が30分早まり、18時30分からスタートします。忘年会も兼ねて懇親会も行う予定ですので皆様のご参加よろしくお願い致します。

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「出頭は攻め技」への2件のフィードバック

  1.  審査では出頭を狙ったらダメだよ。なぜって、どちらも出頭を狙っていたら、にらみ合ったまま時間だけが過ぎていく。仕方ないから、理合が無いのにむりやり急かされたように打ち込んでいき、一本にならない。こうした事態になって両者沈没。八段審査はほとんどがコレ。
     試合ならば出頭は狙い所。でも審査では、構えている相手に自分から仕掛けて打ち込んで一本がとれるかどうかがポイント。
     自分から仕掛けていって出頭を打たれるようでは、そもそも力量不足です。
     出頭は狙って打つのでは無く、思わず打ったというのが良いでしょう。

    1. 浅見先生、ご無沙汰しております。今月の黙行会に参加したイタリア剣士が懇親会の席で、以前来日した際、盛岡(浅見先生)やF島(H先生)でお世話になったという話をちょうど聞いたばかりです。

      また、審査前の貴重なアドバイス、ありがとうございました。このブログを見ておられる多くの先生方の参考となることと思います。是非これからもアドバイス、よろしくお願い申し上げます。

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