先日の連休、毎年お邪魔している「おんたけ講習会」に参加してきました。昨年は9月に講習会があったその一週間後に御嶽山の噴火がありました。一連の報道で周知の通り、多くの方がお亡くなりになったり、負傷されたりして、未だ行方不明の方もいらっしゃるそうです。
主催者のご配慮により、講習会の前にお亡くなりになった方々の慰霊祭が執り行われました。ずっと気になっていながらも何もできなかった自分にとっては、その場で祈ることしかできませんでしたが、祈ることで心のつかえが少し取れたように感じました。心よりご冥福をお祈りいたします。
講習会初日の朝は土砂降りの雨。天気も泣いているようです。その講習会でS道範士に稽古をお願いしました。印象的だったのはS道範士の強烈な体当たり。しかし、決して暴力的ではなく、体が当たる瞬間に腰がぐっと入ってくるため当たった衝撃が足腰にくるのです。何合かしてから後の展開はいつもと同じ、掛稽古で息が上がってからの切り返しです。5分と経っていないのに全てを絞り出されました。こういう稽古をつけて頂くと自分の薄っぺらさがさらけ出てしまいます。でもこういう機会があるからこそ反省できるのかも知れません。
講習会では講話や剣道形でより剣道を深められ、懇親会での剣道談義でご参加の皆様との交流が深められました。今回は都合により短い日程でしたが、大変勉強になりました。お世話になった皆様、大変ありがとうございました。