日曜日は全日本予選会が行われ、結果はどうあれ毎年懲りずに出場する予選会も何年か振りに連続出場が途切れることになってしまいました。若い世代の選手が活躍したと聞き、次回出場するか微妙な感じ…、でも、ある先生から最高齢出場者を伺ったところ、自分と同年の先生が出場していることが判明。その先生が出場しているなら!と勇気を貰いました。
予選会に出場しない代わりと言っては何ですが、同日に行われた2・3級の支部審査会のお手伝いに行ってきました。内容は木刀による基本稽古法で、全体講習会と班に分かれての講習を行った後に続けて審査会。主に中学生初心者が受審します。学校で指導を受けているからか、全く出来ないという生徒はおらず何とか形だけにはなっていました。
休憩時間にある先生から「全く話を聞いていない受講者がいる」とお聞きました。途中休憩があるとは言え、講習会と審査会通して約4時間は中学1~2年生には多少きつかったかも知れません。しかし、そんな時、講習会の全般を仕切る先生が剣道形で使用する模造刀を持ってきて生徒に見せたところ、今まで集中力を欠いていた子も興味津々に見入っていました。
先日も子供達が多く参加している稽古会にT八段らとお邪魔した際、T八段がお手本で小手打ちを実演されたところ、その場の空気が一瞬で変わりました。言葉では理解できない子供達でも違いは感じられるということなのでしょう。
最近ではK久保範士が「リズム剣道」と称して音楽のリズムに合わせて楽しんで剣道をさせる方法や海外での指導経験の長い浅見先生のゲーム的要素を取り入れた指導方法が喜ばれているようです。初心者が剣道を継続していくには、厳しいことと共に遊びなどの楽しいことや興味を持たせる工夫が必要かも知れませんね。