土曜日は県内某所で国体強化練習会が行われました。近県はもとより前回国体開催県や今回の開催県も遠路遥々本県にいらっしゃいました。
私はお手伝いということで朝からコートの設営やパソコンの設置をしていました。一息ついたところで、K原先生に「試合中のパソコン作業の流れをご指示ください。」と伺うと「かんりにんの名前が選手一覧表にあるぞ」と衝撃の一言。確認すると確かに私の名前があるではありませんか!聞けば本来出場予定だった選手が出場できないことになったそうです。「かんりにんは選手って言えばいつでも喜んで試合するだろ?」ごもっともです。私の性格をよく読んでいらっしゃいます。「ハイ喜んで!」とは言いませんでしたが、その代わり変な汗が出てきました。
その会話から約30分後に第1試合。今年の国体開催県との試合です。前半の若手の活躍により優位なポイントで私に回ってきて、私が勝利すればチームの勝ちが確定します。開始約10秒、お相手の小手が見えたと思って打ち込んでいくと小手抜き面を決められ、開始早々の一本献上。ひょっとして2本負け?という悪い予感を振り払いながら、私にしては珍しく面を取り返すことが出来、引き分けに終わりました。大将のT八段が勝ち、その試合は本県チームが勝利しました。
その後、M澤先生と交代しながら3試合に出場しました。私自身の結果は3戦3引き分けとチームには貢献できませんでしたが、どの試合も持てる精一杯の力を出せました。至らぬ点は多々あるので反省しつつ改善していきたいと思います。
ある選手がぼそっと「結果はどうあれ、この場に居られることが幸せです。」とつぶやきました。全く同感です。元全日本選手権者対八段選抜優勝者の対戦をはじめ、強豪選手同士の試合を拝見したり、超一流の先生に稽古をつけて頂いたりと正に至福のひと時でした。この練習会に関係する全ての皆様に感謝申し上げます。