先日参加したおんたけ講習会では毎年有形無形のお土産を頂いてきます。その一つにS道範士が揮毫された手拭も入っており、今年の文字は「夢」の一字。S道範士がどういう気持ちで書かれたか、思いをはせています。
そのおんたけ講習会の最終日に試合があり、私も選手として出場しました。お相手は体育教師を勤めておられる高校の先生。お互い良い技が出せずに引き分けになりました。試合後に皆で試合内容を意見しあう試みがあり、そこで私が「お相手に小手を打たれるのではないかと疑心暗鬼になって打っていけませんでした。どうしたら良いですか?」と質問するとS道範士は笑いながら「自分が強いんだ!と自信を持つこと」とアドバイスを受けました。
そんな講習会を終えて自信が深まり、強くなった気持で火曜日の黙行会に参加しました。いつも通りの回り稽古では強くなったはずなのに皆さんから結構打たれてしまい、極めつけはT範士に2分足らずの間に百叩きに遭いました。
失意の中、第2道場で飲んでいるとT範士から「範士に打たれて7段が落ち込むな」とごもっともなアドバイス。しかし、自信満々なところを完膚なきまで打ちのめされたため「夢なら覚めてくれ!」と現実逃避に走りたくなります。S道範士が揮毫された「夢」とはこんな意味でないことは間違いなさそうですが…
さて、次回の黙行会は11月13日(火)です。皆様のご参加をよろしくお願いいたします。