日曜日は広域地区の中学校剣道大会が行われ、男子女子それぞれの団体・個人戦で白熱した試合が展開されました。
個人的に最も印象深かったのは男子個人の準々決勝。お互い一歩も譲らず延長戦へ。それでもなかなか決着がつかず、要項に従い延長戦の所定時間を過ぎたので「水入り」の指示が出されました。しかし、その後も延々と試合は続き、2度目の「水入り」の指示。
まさに死闘の様相を呈し、会場がシンと静まり返って2人の試合に釘付けになっていました。まさにどちらが勝ってもおかしくない一進一退の状況。ところが残念なことに、2度目の「水入り」の際、一方の選手の足に疲労が原因と思われる不具合が生じました。棄権することも選択肢の一つと考えられましたが、「やります」とのこと。
しかし、試合が続行してしばらく経った頃、足に不具合の出た選手がとうとう力尽き、その場に崩れ落ちてしまいました。
2度目の「水入り」の時点で棄権した方が良かったのか、どうなのか色々な意見はあるでしょうが、私は最後まで戦った選手の勇気を称えたいと思います。まぁ、実力のある選手なのでしばらくしたら鍛え直して再起することでしょう。
「ファイト!冷たい水の中をふるえながらのぼってゆけ~♪(引用:ファイト・作詞作曲:中島みゆき)」
お互いが力を出し切ったナイスな試合でした。