19日(日)は八段選抜大会があり、いつものように観戦に行ってきました。T八段が欠場のために本県からの応援者はいつもよりも若干少なめ。しかし、本県からお見えになった先生方や黙行会に参加されたこともある地元の先生に会場でご挨拶することができ、私にとって20数年ぶりに偶然お会いした先生との出会いもあり、昔を懐かしむ場面もありました。
1回戦から非常に見応えのある試合が展開され、勝った負けたというだけでなく、会場がどよめくような見事な一本も多くあって本当に心に響きました。
また、1回戦で試合時間が一番長かったであろうと思われる試合(計測した方の話によれば33分)は最後まで緊張感が途切れず、両者の集中力が際立って見えました。最後は片手突きで勝負が決しましたが、拝見している私の方が燃え尽きて、次の試合を見る態勢を整えるのにしばらく時間を要しました。
2回戦からはT八段と共に観戦することになり、実況解説付きの贅沢な時間。昨年まで出場されていらしたので試合者の心境などは手に取るように分かるのでしょうね~。より理解が深まります。
優勝したF先生の遣いっぷりはこれまでとは何か一味違っていましたし、久しぶりに拝見したM崎先生のスピードは現役選手と引けを取らず、上位常連のI先生の圧力も凄まじいものがありました。
残念ながら何時間も試合を観戦したのに「これだ!」という上達のヒントは掴むことが出来ませんでした。ただ、大技が決まった瞬間の感動だけは心に刻まれたのは事実です。そんなことを同乗させて頂いた帰りの車の中でT八段夫妻とおしゃべりしながら楽しく帰ってきました。